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AI画像生成を始めたらゲームをやらなくなった話

AI画像生成という深い沼

Midjourneyが登場したあたりから、継続的にAI画像生成で遊んでいる。
ボクはエンジニアの類ではなく、コーディングや機械学習の知識があるわけでもないので、まさしく”遊んでいる”といった程度のスタンスである。
AIの未来や倫理と公益の天秤は一旦脇に置いて、最先端の玩具の話だと思って聞いてほしい。
ボクにとってAI画像生成は頻繁にアップデートが入るハック&スラッシュゲームなのだ。

ローカル(SD)で初めて生成したエルフ。沼の始まり。

ゲームに何を求めているのか

ゲームとAI画像生成は別腹だろうと思われるかもしれないが、AI画像生成はボクがゲームに求める要素を十分に備えていた。
以下、簡単にボクにとって重要な体験を与えてくれたゲームと、その要素を列記する。

①ぷよぷよ
座学による定石の学習と反復練習による定石の定着
学習と練習が結果に結び付き、実力が向上することの快感を覚えた

②Magic The Gathering
デッキ構築とプレイングという二種の意思決定要素も持つ
多種のカードと毎回異なる盤面が意思決定の楽しさを教えてくれた

③ネトゲ各種(主にUltima Online)
アップデートにより未知の要素が尽きず、知的探究心を満たしてくれる
他プレイヤーの介入によりドラマティックな体験が発生する

④Skyrim
キャラクター作成という深い沼
MOD収集&自作でより沼が深くなっていく、ここは底なし沼だ

つまり座学と検証で知的探究心を満たしつつ実力を向上させて、良い意思決定を行うことで良いリターンを得たい(美少女歓迎)ということになる。

AI画像生成の要素

AI画像生成に必要な要素は人によって大きく違うが、ボクの手の届く範囲は下記のようなものである。

①Promptを練る
より良い生成結果を得るためにはより良い指示を出す必要がある。
Promptの書き方(定石)は現在までに二転三転(どころではない)しており、使用モデル等の環境によっても差が生まれるため、座学も大事。

②生成方法を探る
t2i、t2iした画像をi2i、t2iした画像に加筆修正、手描きをi2i、3Dモデルからi2i、etc…と生成方法も多岐に渡る。

③リソースを掘る
モデル、追加機能、学習結果リソース等、生成を助けるリソースが日々追加され続ける。
収集&検証したい未知の宝が山のようにある。

④追加学習させる
HyperNetwork、DreamBooth、TextualInversion等、そこまで専門的な知識やマシンスペックを要求されない要素。
でも学習のやり方も検証も手探りで未知のジャングル(沼)

⑤最後は運
Seedとかいう運ゲーも完備。うっかりPrompt間違えたらすごい生成結果出たんだけどみたいな現象もある。

つまり座学と検証で知的探究心を満たしつつ実力を向上させて、良い意思決定を行うことで、運が良ければ至高の美少女が生成される。

ここが沼の底。かと思いきや次の層の沼が現れる。

だからボクはゲームを辞めた

AI画像生成はボクがゲームに求める要素を十分に備えていた。
学ぶべき知識は際限なく存在し、学んだ以上の未知が日々積み重なっていく。
文字通り最先端の分野であり、そこには宝の埋まった未踏の地が広がっている。
そして得られる宝はボクが求めてやまない金髪美少女エルフである。
AI画像生成はイデアを探究する知的な旅路なのだ。いつか肉体の牢獄を抜け出し、レテ河を超えた先に待つ天上のエルフに出会うまで、この旅路は続くだろう。

ところで、来週はFF14のアップデートとブループロトコルのβテストが始まるのである、終わりのない旅路、ちょっとくらい寄り道したっていいだろう。

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