エマノン

バーチャルネットエルフ 趣味は脳内エルフの具現化 Noteにはゲームの考察などを書くは…

エマノン

バーチャルネットエルフ 趣味は脳内エルフの具現化 Noteにはゲームの考察などを書くはずだったが、stable diffusion関連(主にLoRAの作成)の記事で埋まった

マガジン

  • LoRAのHow to

    LoRAの作成に関する手順、主に3Dモデルを使用した手法についてのまとめ

最近の記事

モデルにバイアスをかけて追加学習する

はじめにflux.1が公開されてしばらく経ちましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。 ボクは学習をチラッと試したりしましたが、生成自体が重すぎンゴwwwとかうめきながらSDXLに帰ってきました。 そういえば、SD3もさることながらstable cascadeってどうなったんですかね…。とか言ってたらSD3.5が来ましたね。 今回は改めて日頃使っているLoRAの作成手法について整理したいと思います。 スライダーも3Dモデルからキャラクターを学習させるのも、生成モデルの出力を制限

    • SDXL環境のメモ

      はじめにSD3が公開されてしばらく経ちましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。 ボクはちょろっと試しましたが、すごすごとSDXLに出戻りしました。賢い人達が庶民に使いやすくしてくれるまでは寝て待ちます。 SDXLも最初は「こんなの使い物にならんぜ」という評価でしたが、色々あった末にSDXL最高だぜ!という感じになりました。 色々ありすぎて前に書いたLoRAの記事などは完全に風化したので、現在の環境をざっくり振り返りたいと思います。 なお、いつも通り技術的な内容は無いようです。

      • VRAM 8GBでもXLのLoRAが作りたい

        皆さんANIMAGINE XL 3.0は触りましたか? 従来のXL系モデルは特に二次イラストについて(NAI v3を除いて)promptの指示を結構な割合で無視してくる感じでしたが、ANIMAGINE XL 3.0はpromptの効きが良いどころか、1.x系では表現できなかったpromptがバシバシ出てとても面白いです。 個人的にはviewfinderがしっかり出てくれるのが好きです(1.xでLoRA作ろうとして挫折していた為) ただ悲しいことにボクのグラボ(3070)はV

        • コピー機学習法で作るスライダーLoRA

          キャラクターを作れるタイプのゲームはスライダーを左右に動かすだけで、お好みの体型に出来ますよね? それなのにstable diffusionはちょっとlarge breastsとかPromptに書くと、勝手に年齢を上げたり全体の肉付きを増やしてきたりします、許せませんね。 今回はあのスライダーみたいな調整が出来るLoRAを作ってみようという話と見せかけて、コピー機学習法ってすげー!とかそういう話です。 はじめに(成果物の提示)先に成果を出しておく。その方が説明しやすいので。

        モデルにバイアスをかけて追加学習する

        マガジン

        • LoRAのHow to
          11本

        記事

          3Dモデルを使ったキャラクターLoRA作成フロー

          それは7月14日のことでした。 矢木に 電流走る――! 過去の記事でも散々『ハニセレ2』『コイカツ』を買えとダイレクトマーケティングを繰り返してきましたが、改めて言っておきます、買いましょう、今のうちだぞ!(本当に) 今回はILLUSIONに哀悼の意を表するために、ILLUSION製品を使ったキャラクターLoRAの作成方法を具体的に説明します。 作業面の説明のみに絞るので、考え方の部分は過去の記事を見てください。 はじめに現在の作成フローを図に表したものがこちら。

          3Dモデルを使ったキャラクターLoRA作成フロー

          キャラLoRAとLECOが両方そなわり最強に見える

          それほどでもない(謙虚なナイト) 脳内キャラクターの学習にピリオドを打ったと言ったな、あれは嘘だ。 LECOの登場によって、キャプショニングの考え方が大きく変わりました。 この記事にはLECOとの併用を前提としたキャプショニングについてのみ書くので、基本的な考え方は前の記事を読んでください。 時間が無い人向けの3行まとめキャプションに髪型や目の色などの学習させたい要素を全部タグとして残してLoRAを作る キャプションに入れたタグを1girlにenhanceしたLECO

          キャラLoRAとLECOが両方そなわり最強に見える

          Today's recommend is LECO

          LECOという新しいLoRAの作成方法が出たので色々遊んでみた話。 正確にはLoRAの作成方法という括り方はよろしくないと思うけど、使用感だけで言うと「教師データの用意が必要なく、不要な影響が発生しない代わりに、学習対象モデルが知らない要素は出せないLoRA」といった感じ。 ともかく、新しい技術とVRAM 8GBで使える実装をしてくれたことに感謝いたします。 環境構築基本的に公式の記事に従って必要なものを落とせばよいのだが、Pythonわからん故につまづいた箇所をメモ書き程

          Today's recommend is LECO

          今宵われらキャラを学ぶ<脳内キャラクターLoRA総集編>

          海外SFの邦題ってなんとも言えぬ魅力がありますよね(内容と一切関係のない前置き) コピー機学習や差分抽出を一通り実践した結果、3Dモデルを使用した脳内キャラクターの学習に一つのピリオドを打てた実感があるので、現在までの振り返りと最新の手法を記載します。 前提脳内の(教師データが存在しない)キャラクターをLoRAで再現したい、かつ、何らかの手段で対象キャラクターを3Dモデルで作成できる環境が必要。 目標はWeight1.0で使用しても3Dっぽさが無く、キャラクターの特徴のみ

          今宵われらキャラを学ぶ<脳内キャラクターLoRA総集編>

          結局コピー機学習ってなんなの?

          コピー機という言葉がひとり歩きしている気がするので、ふわっとした理解の人間がふわっとした表現で書きます。 嘘を書くつもりはないですが、正確性を欠く可能性はあるので、大目に見てください。 通常のLoRAにおける"差分"胸のサイズを小さくするLoRAを作成すると仮定する。 この場合、「胸のサイズが小さい絵」を素材として用意して学習させることになる。 よくあるパターンとして、キャラクターのみを切り抜いて背景を白にした素材を用意したとする。 キャプショニング(タグ付け)は「1gir

          結局コピー機学習ってなんなの?

          【LoRA配布】Specular増加LoRA

          Twitterに書いてもフィードバックもらえない気がするのでnoteにも書きます。 バズる必要は無いけどフィードバックは欲しいので、ええ感じ!とか何も効果ねえよクソが!とか伝えてほしい。 長く書くつもりは無いので目次はない。 わかりやすく言うとキャラクターの肌のテカリと肉感を増加させるLoRAです。 普通に適用すると肌がテカテカしつつ陰影が強まって肉がムチッとします。 マイナス適用するとシルキーな質感でふわっとした感じになります。 リンク先にLoRAとサンプル画像が置いて

          【LoRA配布】Specular増加LoRA

          脳内キャラクターのLoRAを簡単に作りたい(切実)

          今回は、前回の手法をより具体的に(主に画像データの用意とキャプショニング)説明します。 一部、前回の手法と関係のない話もあるので、そちらは番外として下にぶら下げておきます。 前回の手法は下記の記事をご覧ください。 スクリーンショット撮影の手間を低減する従来はHoney Select 2のスタジオモードを起動してから手動でキャラクターを回転させていたが、Honey Select 2にはVNGEというモーションやカメラ制御を保存して紙芝居を作れるMODが存在するので、一度撮影用

          脳内キャラクターのLoRAを簡単に作りたい(切実)

          LoRAで脳内キャラクターを学習する、たったひとつの冴えたやりかた

          全然ひとつじゃないんですけどね。 突如ひらめいたキャラクターLoRAの作成手順が有効そうなのでまとめます。 LoRA作成の基本的な手順は理解しているものとして話を進めます。 また、3Dモデルが作れるツール(ここではHoney Select2)を使用して脳内キャラクターを学習する場合の話なので、既存のキャラクターであるとか、そもそもキャラクター以外を学ばせる場合はあまり役に立たないと思われます。 ただ、特定の画風しか出ないモデルに学習させることで、画風の影響を抑えたLoRAが

          LoRAで脳内キャラクターを学習する、たったひとつの冴えたやりかた

          【予告】1ヶ月でアップデートされた追加学習(LoRA)のノウハウ

          一度こういう煽りまくったタイトル画像作ってみたかっただけなんだ、許してほしい。 noteちゃんからおめー今月なにも書いてないぞと言われたので、とりあえず次回予告だけしておきます。 正直、この1ヶ月LoRAを作っては壊しを繰り返して大した成果が出なかったので、この世の終わりみたいな顔してたんだけど、昨日すさまじい成果が出たのでセオリーを確立してからまとめようと思います。 概ねこのツイートの通りなんだけど、正則化画像が初めて効力発揮したっぽい結果が出たので。 ウソテクにならな

          【予告】1ヶ月でアップデートされた追加学習(LoRA)のノウハウ

          ハクスラゲーム『画像生成AI』大型DLC:RoLA

          前回の記事が結構読んで頂いているようで、味をしめたやはり自分が熱中しているものについて書くのはよいことだなあと思ったので続編です。 前回の記事は↓ はじめに技術の解説記事ではありません。ボクは雰囲気で追加学習をしている 素晴らしいツールを作成してくれたkohya氏に感謝を 運ゲーはクソゲーボクは運ゲー、より正確に言えばゲームにおける不確定な未来を極力避けるタイプである。 命中率90%は重要な局面で外れるし、ましてや70%なんて戦略に組み込むべきではないとすら思っている(

          ハクスラゲーム『画像生成AI』大型DLC:RoLA

          AI画像生成を始めたらゲームをやらなくなった話

          AI画像生成という深い沼Midjourneyが登場したあたりから、継続的にAI画像生成で遊んでいる。 ボクはエンジニアの類ではなく、コーディングや機械学習の知識があるわけでもないので、まさしく”遊んでいる”といった程度のスタンスである。 AIの未来や倫理と公益の天秤は一旦脇に置いて、最先端の玩具の話だと思って聞いてほしい。 ボクにとってAI画像生成は頻繁にアップデートが入るハック&スラッシュゲームなのだ。 ゲームに何を求めているのかゲームとAI画像生成は別腹だろうと思われる

          AI画像生成を始めたらゲームをやらなくなった話

          【ゲームのツボ! #1】なりチャでやれ

          ゲームの本質について考えていることをその時の気分で書くシリーズ。 本質と言うとどこか賢そうで良い。 シリーズ名は下記の名著から。電子書籍化待ってます。 自由帳遊戯自由帳というものをご存知だろうか。無地の紙をノートのように装丁した、早い話が罫線の引かれていないノートである。 小学生の時に流行った遊びに、自由帳で『ドラゴンクエスト』をやるというものがあった。その実態は以下のようなものである。 絵心のある者が自由帳に『ドラゴンクエスト』の敵のイラストを描く 参加者は「こうげき

          【ゲームのツボ! #1】なりチャでやれ