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卒業研究進捗(5月2週目)

調査が始まりました

今週の卒業研究は、実験群の1校目の授業と調査をしました。
月曜に「職業を知る」授業、水曜に「自分について考える」授業を行い、1コマ目の始めと2コマ目の終わりに調査シートに取り組んでもらいました。
その後にHRで担任の先生にお願いしたアンケートに記述してもらい、それはレターパックで届きました。
とりあえず1校目は無事に調査シートを回収できて、ちょっとホッとしました。

ただ、想定外のことも・・・

準備の段階でいろいろと考えてはいましたが、実際に調査をやってみると、あちこちに「穴」が見つかる感じです。
・まず「失敗した〜」と思ったのは、調査への同意です。調査シートに同意についての説明をつけて最初に読み上げてから実施しました。その際に、「同意できなければ記入しないでください。白紙で提出してもいいです。」と言いましたが、「同意しない」というチェック欄を作っておけばよかったということです。
なぜかというと、一度書いたものを消しゴムで消した白紙があったからで、同意しなくて白紙なのか、やってみたけどわからなくて一つも書けなかったのかの区別ができないなあ〜と思いました。
・調査シートは20答法「Who am I」テストですが、授業の中の時間を使って行うため、使える時間に制限があります。今回は3分間にしたので、2回目の調査では(予想はしていたけど)ちょっと違う方向になっている感じがありました。何かというと、とにかく早く書かなくちゃ!な感じです。なので、「私は」に続いて記入した言葉に、意味不明語が増えたことが目につきます。(まだ集計していませんが、私は犬とか私は猫とか・・・)
・もう一点は、生徒さんたちはとても集中して取り組んでくれましたが、その集中を疎外する要因があったということです。具体的にいうと、実施中に担任の先生が生徒さんの書いているものを覗き込んだり、話しかけたりしたことです。これは1回目の調査の時には無かったので油断していました。次のクラスでは実施前に注意事項で離れてもらうようにお願いしましたが、そうなると笑いが生まれてしまって、それもまたどうかな〜などと思っています。次の実験群の学校では気をつけよっと😊

想定外はいろいろありますが、

それでも1回目と2回目で明らかに変化したことは、書いた言葉が「長くなった」ように見えます。これもまた検定しないと判断できませんが、1語文から2語文になったくらいの変化が見えています。
それと、統制群もお願いしましたので、そちらが戻ってくるのが楽しみです。

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