通勤日記9/11 どうしても一緒に遊びたいのに相手が寝てしまったらどうするか
通勤電車がしんどいので日記を書くことにしました
もうすぐ2歳になる息子がどうしても寝ない。
20時になったら一緒に寝室に行くことにしているのだが、どうしても遊びたいらしく、ベッドの上を走り回り、カーテンを引っ張り、壁やベッドをどんどん叩く。
唯一静かになってくれるのは、「大きな古時計」と「赤い屋根の家」を歌っているあいだなのだが、何度リピートしても歌い終えるとまた覚醒する。
もうどうしようもなく、こちらは黙って寝たフリを決め込む。
何かしらの反応をするとテンションはさらに上がってしまうし、仕事とお迎えと食事洗濯風呂でへとへとだし、寝るまでにたくさん一緒に遊んだでしょう、と思う。
しかし、息子はどうしても遊びたい。一人だとあまり面白くない。彼なりの手段を繰り出してくる。
1. 最新のボキャブラリーを披露
息子は言葉が遅いほうだった。
一歳半でもほぼ話さなかったのが、ここ数ヶ月でやっと単語を発するようになってきた。
だから、新しい単語を口にすると、母はとても嬉しい。
ということを、息子に見抜かれている。
だから、寝かしつけで無視を決め込んでいるときに限って、「えいっ、あい、じぇー、けー、える、えむ、えぬ!」とか言ってくる。息子は、街中にあふれる数字とアルファベットを愛しているのだ。
ええっ、Kまでしか言えなかったじゃん…。
うちの子天才かしら…。チラシでMとか見つけても、しれっと指さして「ママ読んで」的な目線を送ってきたくせに…。
意志が弱い日は、この時点で負ける。
寝たフリを決め込んでいたのに、
思わず「えー!える、えむ、えぬまで言えるようになったの!」とか言ってしまう。
息子、ニヤリとして一段と大きい声で「える、えむ、えんぬ!!!」と大興奮。
失敗だ。
2. 笑う
「あはははは!」と笑う。
最近、息子は笑う練習をしているような感じがあって、楽しくて笑いまくっているときとは別に、笑ってみよう!と笑うときがある。
こっちとしては「いや、無理して笑わなくてもいいんだよ…なにかつらいことでもあったのかい」という気持ちになるんだけど、本人がやりたくてやっているようなので、暖かく見守ることにしている。
しかし、幼児が壁に向かって「あはははは!」と笑いつづける横で、寝たフリを続けるのは簡単なことではない。
それでも放っておくと、
私の足の裏をさわりながら、
「ち!(あし!) あはははは!」とか、
私の口を指で突き刺しながら、
「ち!(くち!)あはははは!」とかなるので、
こっちも「ぷっ、くちだねえ、そうだねえ、おもしろいねえ…」と笑ってつい反応してしまう。またしても失敗だ。
3. なめる
負けてばかりの私だが、意思が強固な日もある。最新のボキャブラリーにも笑い声にも負けずに寝たフリをつづける。
そうなるともう、息子は実力行使しかない。
私のお腹を蹴ったり踏んだりしまくってくるのだが、ムスッと「痛いからやめて」と伝えると、なんとニコニコとした笑顔になって、私の顔中をなめまくるのである。
これがもう、めちゃくちゃくすぐったくて笑っちゃうし、それで目を開けるとニコニコ笑顔が目の前にあって、ものすごくかわいいので完全敗北である。
「ちょ、ちょっと、やめてよっ」とか言いつつにやけてしまう30過ぎ女性がひとり。つらい。そしてかわいい。
というわけで、なんというか、息子なりにいろいろ考えてこちらにアプローチできるようになったんだなぁと感慨深いものがある。
人の気持ちを敏感に察知しようとする感覚は、言葉が話せない分、子どもの方があるのかしら。私も見習わなくてはいけないなと思う今日このごろ。
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