
【ケントモリ×武田双雲】対談「宇宙と繋がる力」新時代の努力論【神回】
ケントモリ×武田双雲さんの対談の後半となります。
前半はこちら
努力について 練習やトレーニングは必須ではない
ケント)体が実は固い。前屈も地面に着いたことが無い。腕立ても10回できないかもしれない(やってないから分からない)。そういったことに一切興味が無い
これに関しては、自分の中では当たり前に生きているだけなので、逆に「トレーニングみたいなことをしていると思われているのだな」と思う。
トレーニングは ‘しようがない’ ものと思っている
双雲)世界的ダンサーが腕立てできないって 笑
ケント)双雲さんも人より書を書くことは多いかもしれないが、例えば、夢という文字を書くとき100回、1000回、1万回書いている気がしない
最初の話で出た『祈り』のように、チャンネルを宇宙に合わせて宇宙に書かさないといけない
お笑いや話すことは好きだけど、走ったりトレーニングしたり、音楽も無いのに踊るとか、体を動かすのは絶対に無理。身体能力も突出したものは無い。小学校の中であれば運動神経は一番良かったと思うが、県大会、全国大会といったレベルの何かは無い
練習とかが好きではない。体もツアーでいつのまにか絞れてくるということはあるが、基本的に意図して絞ったりはしない。着替える時に、それほど筋肉質ではない体を見た人が驚くことがある
双雲)ケントさんが話していること分かる。自身のことを天才と言いたいわけではないが、1000本、1万本と書を書きこんだところで神に近づかないと思っている
ケント)伊勢神宮の奉納であっても練習もウォームアップもしていない。どんなに大きい舞台でもウオームアップしない。本番も寝起きのまま出る
寝て起きてトイレ行くのに練習します?という話と同じと思っている。ダンスをすることは生理現象だと思っていて、分かりやすく言うと、トイレ行くためにトレーニングする人はいないということと同じように、ダンスをするためにトレーニングはしない
努力よりも大事な宇宙(神)と繋がること
双雲)日本人の努力論を根底から覆す話。自分たちが話していることは、努力という同じ言葉を使っていたとしても概念として違うかもしれない。日本人は努力することにこだわるが、本当は神と繋がることが大事。実は簡単なこと
ケント)人と人とが惹かれあう。それに理由などない。それと同じことだと。この景色が好き、この場所が好き、この人が好きというのもスピリットで感じるもの
双雲さんに惹かれた経緯も、双雲さんが有名だからということも知らず、まず書を先に見せられて、字よりももっとそこから見える精神的なものに惹かれた。書自体に惹かれた。ブレの無い書。それは体幹を鍛えたから書けたとかではなく、書く際の精神によるブレの無さだと思う
だから結局『宇宙』ですねということ
双雲)2回目の対談で高いエネルギーでお互いを分析してこれほど話せているがこれは努力ではない。ただエネルギーが流れているだけ
自分の力を使うために全てを解放する
ダンスやエンターテイメントを目指すというときに知っておいて欲しいこと
ケント)自分は毎日が本番だと思っているから、練習が無い。リハーサルという言葉を使ったとしても実際は本番だと思っている
と、同時にマインドも含めて全て解放してほしい。解放しないでストップしていると自分の力をほとんど使えていない。ストップしたまま、めちゃくちゃ努力したところで結局良いものにならない
双雲さんが子供の筆を取って、子供の童心でパンパンパーンと一発で「天地人」を書く、そうでないとあの「天地人」は書けない
すごくシンプルなこと。だからトイレに行くようなもの。考えて「いつトイレに行くのだっけ」「どうやってやるんだっけ」と思う人はいない
(思考せずに生理現象のようにするということの意)
マイケルのTHIS IS IT のオーディションの時、母から気負っている感を察して「オーディション行くとき朝起きてコンビニに朝刊買いにいく、そういう感じで行かないとダメだよ」と、言われた
いよいよマイケルに会える段階になり、もうミスできないとなった時、自分をぶれないようにするためにこの言葉を蜘蛛の糸のように辿った
幸せの秘訣
「今」を味わうこと
双雲)頑張ることでも、何か補うことでも地位や名誉を追いかけるでもなく『ただ、今を味わうこと』だけが幸せの秘訣 神に近づくためにはあるがまま(自己受容)でいる
賞賛されるような人でも神と繋がれず、感謝もできずに家族崩壊、精神崩壊する人がいる。成功と神と繋がるはイコールではない。そのルートには神様いない
ケント)
瞬間、瞬間の波動関数でしかない。体を痛めつけても神様は喜ばない
全てが必要であること 一つになること
ケント)One For All、All For One
一つになってでしか次の一つは生まれない
全てのものが必要で地球ができている
いらない競争(優劣をつけるなど)をしても意味が無い。
マンインザミラー、鏡の前で自分がこの世界をどう見るかで過去も現在も未来も変わってくる。プライスレスなフィーリング、ワクワク感はとんでもないビリオネアに勝ってしまう
双雲)ワクワク感、筆がどう動くかが楽しみ。毎回違う。それでしかない
自分の体・精神・宇宙を一体にするだけ
ケント)自然界のリズム・鼓動を聞かなくて何を聞く必要があるのか。知識をいくら入れたところでE=mc2にならない。 本来愛は E=mc2 エネルギーを継ぎ足さなくても一回の核爆発で高速を超えて愛は広がっていく。時間は存在しているのか。という世界で生きている
そのエネルギーをもって自分というフィルターを通して皆とつながるために踊っている。皆が繋がってよい。全てが繋がってこの世ができている。踊ることで自分が愛されて生きてきたひとつの証拠としてシェアしたい
皆が愛されていい、皆が繋がっていい。皆が繋がってこの世界ができているから
双雲)目指す場所間違っている。ステイタスや輝きを目指しがちだが、未来にそれは無くて、この瞬間にどう筆や踊りで地球と戯れるか
ケント)一つになってでしか次の1つは生まれない。We are the world 自然から生まれたのだから、自然と1つとならなければ何が生まれるの?この愛の形を受け入れなかったら次の1つは生まれない。友達にならなかったら一つになれない。愛が生まれない
愛の結晶を生むためには、宇宙のリズムや宇宙が何をもたらしているのかマインドをオープンにしないと、開かないと見失う。神眼。宇宙は心にもある
双雲)皆苦しみ過ぎなところがある
◼️自分を大事にするとは
『何かに向かう』ことでも『努力する』ことでもなくただ、自分の体・精神・宇宙が一体になるだけでいい
◼️自分の価値とは
勉強や努力量・地位・名誉では決まらない
このインスタライブ自体に意味はなく、愛で繋がっているということ
ケント)自分の目が、どう世の中・宇宙を見るかで全ては変わる。今の時代で歴史に名を残すような人たちと世代や、国境を越えてスピリットの掛け算をしないと駄目な時が来たと思っている、言わされている
【まとめ】対談で語られていたポイント
◼️日本的祈りのスピリットが世界に必要とされている
◼️日本的スピリットを持ったケントさんが欧米人に感動を与えてきた。そのルーツを掘り下げることで生きるうえでのヒントを学ぶ
◼️マイケルとはピュアの結晶であり感覚的に宇宙を感じる存在だった
◼️マイケルから感じるピュアさは書道を書くうえでも必要なもの
◼️伊勢神宮の奉納で宇宙(神)との繋がりを実感し人生に大きな変化が起きた
◼️同じスピリットを持つもの同士は意図を超えて繋がる。出会いとシンクロと共鳴。自然にそういうことになってしまう
◼️アーティストは宇宙と繋がるミッショを持っている
◼️楽しいという言葉はエンジョイとリラックス、宇宙と繋がりやすいあり方でもある
◼️努力においては練習やトレーニングは必須ではなく、それよりも宇宙(神)と繋がることが大事
◼️自分の力を出すためには作意や思考を手放し意識を解放する。そうすると宇宙(神)と繋がりやすくなる
【まとめ】生きるうえで大事な要素
(1)ただ今を味わうことだけが幸せの秘訣
頑張ることでも何か補うことでも地位や名誉を追いかけるでもなく、リラックスして楽しむ
(2)一つになってでしか次の一つは生まれない
全てのものが必要で地球ができている
(3)自分を大事にするとは
『何かに向かう』ことでも『努力する』ことでもなくただ、自分の体・精神・宇宙が一体になるだけでいい
(4)自分の価値
勉強や努力量・地位・名誉では決まらない
最後に
この対談を聞くと、
アーティストの方はその感覚の鋭さを使い
「宇宙から受け取ったものを表現」し、それを
「見るものに伝える」という役割を果たす存在であることをあらためて感じる
お二人とも言語化能力が高く、話が超絶面白いので、感覚的な内容の話であっても具体的に、かつ、楽しく聞けるというにまさに神対談
何よりも、聞いていて明るくて無邪気なところがこちらにも伝わり、元気がもらえる。まさにリラックスとエンジョイを体現されている
風の時代においては、今までの根性論ではなく、自身のわくわくすることを楽しんで行っていくことが大事と言われているが、その価値観が世間に広がる遥か前に、お二人ともその感覚を自身で掴まれ、自分の本心に忠実に進んでこられてきた
ダンスを子供の頃からストイックにやってきたわけでない中、直感に従って大学を中退し、渡米してダンサーになること、NTTという安定を捨てて書道家になること、自分の内なる感覚に忠実でないとできないことである。しかし、その選択があったからこそ今があるのだ
お二人の生き様とその実績から学ぶことは、
ただシンプルに、宇宙からの直観を受け取れるよう自分のマインドを開き、楽しくリラックスすることが幸せの秘訣。いつもここに戻れるように生きたい
おわり
【関連動画】ケントさんの活動や人柄の分かるトーク