#131 教科書の思い出と学参のはなし の感想
※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。
この回のキーワード
不安定なモチベーションでやっている配信
たーぼーとなべやん
卒業アルバムに『三笘の1ミリ』が載る時代
マンスリー・ムー is my best wife
やっぱり学びは紙
武者小路実篤『友情』の三角関係にクラス中がざわつく
世界史の教科書ばかり読んで偏差値が78に
偏差値40からの大学受験
歴史は通史でも知っておくと物事の解像度が上がる
学参買いに行くっていう大義名分で漫画買ってもいいしね
大宮アルシェの書店の思い出
学参に絡め取られているワタナベさん
学参は大人でも楽しめる見どころのひとつ
感想
◆教科書掲載作品の思い出
光村図書のサイト素晴らしいな!思わず読み込んでしまった。(私、わたなべさんと同学年であると判明。「チクタクバンバン」持ってた!)
我々世代の人は最初に触れたドイツ文学って言ったら、ヘッセの「少年の日の思い出」だと思うわ。(「そうかそうか、君はそんなやつなんだな」)
あと覚えてるのは三浦哲郎の「盆土産」(えんびフライ!!)。あれ東北の話だったのか。
狼が農家のおじさんが食べているおにぎりが美味しそうなのでそれをもらおうとして米作りの大変さを知る・・・というのもあった。「おにぎり ぱくりん」という作品ということが判明。こうして見ると食べ物の作品ばっかりだな。
戦争に関する作品も記憶にあって、「おとなになれなかった弟たちに…」とか「木琴」(詩)とか。
高校はみんな大好き「山月記」かな。
◆教科書販売のノウハウ
10年以上前になるが、いわゆるナショナルチェーンと言われる書店の地方営業所の外商部に勤務していたことがあり、在職中にとある大学と短大に教科書販売に行ったことがある。
配信内でも触れられていたが、教科書販売って本当に大変なのだ。まず各教員からの使用教科書の取りまとめを大学事務局とやりとりして、搬入して仕分けして釣り銭用意して現場で長蛇の列を捌き、その間にも「この授業はどの本買えば良いですか?」「これ間違えて買っちゃったんですけど」「必修って買わないといけないですか?」(学生)、「なぜ私の授業の本が置いてないんだ?」(教員)などの質問に回答し……。
学参専門取次があるのは今回初めて知った。スペシャリストっぽくてかっこいいな。
◆教科書を買いに行く、という経験
私は岩手県の公立高校に通っていたので、盛岡市の東山堂書店肴町本店に買いに行った記憶あり。今だったらWEB発注して自宅配送なんかしてくれるんだろうか。数学のガイドなんかみんなこぞって買いに行くから市内の書店ハシゴした覚えがある。非公認の教科書ガイド。なんか禁酒法時代の酒みたいな扱い。
◆いま読みたい教科書
配信を聞いて、今更ながら教科書処分しなければ良かったと実感。ネットで有象無象の細切れ情報にまみれている現在、あんなに厳選されたコンテンツが凝縮されたものってなかなかないし、日本史の資料集とか国語の便覧とかいま無性に読みたい。掲載された内容自体はもちろん検索すればヒットするんだろうけど、そうじゃないんだ。バーっと網羅された情報を体系的に読みたいんだー!
今回のハイライト
蝿 横光利一
今回紹介された作品・本・参考書など
チックとタック
ごんぎつね
モチモチの木
蠅
友情
Z会の速読英単語
黒本
マドンナ古文
もえたん
ゴロゴ
DUO3.0
※「チックとタック」は↑の第1巻に収録