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ポッドキャスト番組「本そばポッドキャスト休憩室」と「翻訳文学試食会」の感想などを投稿しています。 ブログはこちら https://em-em000.hatenablog.com/

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マガジン

  • 「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想

    ポッドキャスト番組【本そば ポッドキャスト休憩室】の感想まとめです https://open.spotify.com/show/4zvpAGWZBnaSkm3i6kOvt3

  • 「翻訳文学試食会」の感想

    ポッドキャスト番組【翻訳文学試食会】の感想まとめです https://open.spotify.com/show/2HHp4JBHtqBf6ziqgKo6Rj

最近の記事

#07 思い出の書店、行きたい書店 の感想

※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード 思い出深い書店、2021年ここは見とけ書店 名古屋のTOUTEN BOOKSTORE、高久書店、ひばりブックス 閉店して安楽亭に変わった川口の書店 進駸堂中久喜店(※すずきさんが記事中に!) タミヤのラジコンカーの本を客注で取り寄せようとしたんですけど、入荷しなかった小学生時代のトラウマ イトーヨーカドーのポッポの粉ものはおいしい 店主にたこ焼きをお使いで行って、その後

    • #06 常備の話 の感想

      ※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード 書店員歴50年じゃねーよ 出版社によって月が違うので、毎月常備の置いてある書店さんの多いところは、毎月常備の入れ替えがあるというのが現状 売れたレジ通って売れてった本は補充をしなければいけない義務がある オープンしたお店における常備の比率っていうのは高いイメージ 学研のムーブックス。ある意味学参と言ってもいいムーブックス 入れ替えが大変。入ってきた商品と同じ商品を抜いて返

      • 【質問】ポッドキャストリスナー同士のコミュニティってどうやって作るの?

        ポッドキャスト番組『翻訳文学試食会』を聞き始め、番組の感想を不定期にnoteに記録しています。他にもXで番組の感想をつぶやいたりしているうちに、だんだん他のリスナーさんのお名前なんかもわかるようになってきたところです。 つい先日、番組ホストの大東先生と干場さんが参加されているシンポジウムにZoom参加したのですが、後日他のリスナーさんもやはり参加されていたということがわかりました。 そこで以前から思っているものの、まだ実行できていないのが表題の「同じ番組を聞いているリスナー同

        • #136 ノーベル文学賞のこと/近況報告 の感想

          ※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード スペシャル番組的な。忘れた頃にドリフやるというね ブックメーカーの情報が漏れていたことがあった カズオ・イシグロの受賞のときは早川書房では100万部以上刷った 韓国ではハン・ガンの受賞で200万部以上刷った ガンガン出しても売れなかったら返品になる。「ベストセラー倒産」「重版倒産」 他の出版社があまり翻訳ものをやらなくなった 地道にいい本を探してしっかりと翻訳していた出

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        • 「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想
          13本
        • 「翻訳文学試食会」の感想
          21本

        記事

          日本比較文学会 第60回関西大会プログラムでの「翻訳文学試食会」

          ※ポッドキャスト番組「翻訳文学試食会」内で告知されていた「日本比較文学会 第60回関西大会プログラム」にZoomで参加。その際の感想です。 2024年11月9日(土)14時にZoomに入ろうと思ったらまさかのアップデートを要求されて焦る。Zoomプライベートであんまり使わないから、何かの折に久々に使おうとするといつもこれなんだよなぁ。で無事ログインできたものの始まらないな?と思っていたら14:00開始じゃなくて14:15開始だった。良かった。 わくわくしながら待っていると、

          日本比較文学会 第60回関西大会プログラムでの「翻訳文学試食会」

          #05 コンセプト書店 の感想

          ※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード 本のそばに……なんだっけ? 「自分がお客様として行きたいと思えるコンセプト系書店はどういうお店ですか?」 りょうくんでしょ?そうですね 配本がある総合系書店とは違う仕入れ、店主が本を選び、並べる。セレクトショップ。これが独立系書店 コンセプト書店は「文喫」や「16の小さな専門書店」のようなもの 自分がまずはピンと来た上で仕入れないと、お店の品揃いが成立しない 小さすぎる

          #05 コンセプト書店 の感想

          #04 引っ越し の感想

          ※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード 蔵書がそれなりにあり、引越しも多い人へのアドバイス 一人暮らしだと思って見に来た業者が「これファミリータイプじゃないと無理ですね」 友人二人に回転寿司を奢ると騙して2トントラックで栃木ー東京2往復 出版社の引越しは大変、本と雑誌の仕分けるごとに読みたくなっちゃう 箱詰めしている間にパトレイバーを全巻読んでしまう 紙の束は重い、本は重い、膝で持たないとダメ 引越し自体を諦

          #04 引っ越し の感想

          #03 ヘイト本について の感想

          ※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード 社会的な事件が起こると、その本を置く・置かないの書店の葛藤がある 独立系書店は品揃えはお店の個性なので「置かない」という個性を強く出したほうが良い チェーン店:ただ並べている、という状態が問題 反対の意見を載せた上でコーナーを作り、対する本も置く 本屋だから本も置くことによってやっぱりメッセージをしなきゃいけない メンタリストな感じの人のときですよね。メンタリスト的な

          #03 ヘイト本について の感想

          #134 児童文庫の表紙の話 の感想

          ※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード 古典名作を選ぶと福音館と岩波になる→買い切りになるジレンマ 角川の中の人に聞いてみた! 読者のニーズとしてイラストのウケがいい=売れる つばさ文庫から角川文庫へと読者が成長していくことを想定 集英社でもキャラクター表紙は売れる、とのこと 江戸川乱歩の少年探偵団は怖い表紙 漫画もアニメもバラエティ番組も、親が子供に与えたくないものっていうのが、次には大きな市場になる 角

          #134 児童文庫の表紙の話 の感想

          #68 ケヴィン・ウィルソン「地球の中心までトンネルを掘る」〜モラトリアムはどんな味わいかね? の感想

          ※これはポッドキャスト番組「翻訳文学試食会」の感想です 今回の本 今回のキーワード モラトリアム「結構なご身分ですなぁ」 大学まではお客さん、社会に出たらお客さんの相手をせなあかん お金を稼ぐことに対する嫌悪感、その気持はどこから来ているのか? 「奇妙な味わい」、アイディア一発、ユーモア、リリシズム HSP、傷つけられる心配がない小説に慰められる どんなおとぎ話も荒々しさにたどり着く、さなぎにくるまったままではいられない、いつかは出ていかなくてはならない

          #68 ケヴィン・ウィルソン「地球の中心までトンネルを掘る」〜モラトリアムはどんな味わいかね? の感想

          #31 ディミトリ・フェルフルスト「美しい子ども」〜少女が酒を飲み、道端で用を足す問題作 の感想

          ※これはポッドキャスト番組「翻訳文学試食会」の感想です 今回の本 今回のキーワード かつては周りの人がどんどん死んでいった。50まで生きるとは思わなかった 昔といまの人生観、健康意識が全然違う この小説の衛生観念について 誇りをもつような暮らしぶりなのか・・・? 家族と土地に対する誇り、寅さんにつながる誇り 関西弁、方言の翻訳について(じゃりン子チエのような) アメリカ文学の黒人ことばは東北弁?? 下町の美人・ロージー叔母 ふと「中学時代のヤンキーの美人

          #31 ディミトリ・フェルフルスト「美しい子ども」〜少女が酒を飲み、道端で用を足す問題作 の感想

          #76 ジーン・リース「あいつらにはジャズって呼ばせておけ」〜迷惑おばさんの怒りと悲しみ の感想

          ※これはポッドキャスト番組「翻訳文学試食会」の感想です 今回の本 今回のキーワード いつ頃の話かよくわからない 若いか歳をとっているかもわからない 若い女の人とは思わなかった、「若い女の子と一緒になった」という記述があるから(主人公は)はあまり若くないはず 典型的な中年女性。行為だけを切り取ったら「迷惑おばさん」でしかない 助けてもらえる才能、甘えられる才能 完全なアルイー 熊本の水道水と東京の水道水はどっちかわからない イギリス版林芙美子 滲み出るよう

          #76 ジーン・リース「あいつらにはジャズって呼ばせておけ」〜迷惑おばさんの怒りと悲しみ の感想

          #130 書店員の転職とセカンドキャリア【ゲスト 鈴木正太郎さん】 の感想

          ※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード 自分のタイミングで引っ越しできる生活がしたい 21年で6回引っ越し セコムのカギ、自販機強盗、雪で誰も来られない 渓流で釣りしてる最中に電話かかってきた 書店の給料、版元の給料 給料が安くても心地よい場所で好きな仕事をする、給料は半ば諦め 仕事が楽しいか、給料が良いかの二者択一 「延勘(のべかん)」を読める人はあまりいない アイデンティティとしての書店員 敬われて

          #130 書店員の転職とセカンドキャリア【ゲスト 鈴木正太郎さん】 の感想

          #131 教科書の思い出と学参のはなし の感想

          ※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。 この回のキーワード 不安定なモチベーションでやっている配信 たーぼーとなべやん 卒業アルバムに『三笘の1ミリ』が載る時代 マンスリー・ムー is my best wife やっぱり学びは紙 武者小路実篤『友情』の三角関係にクラス中がざわつく 世界史の教科書ばかり読んで偏差値が78に 偏差値40からの大学受験 歴史は通史でも知っておくと物事の解像度が上がる 学参買いに行くっていう大義名

          #131 教科書の思い出と学参のはなし の感想

          #16 イーユン・リー「千年の祈り」 〜この不自然な中国人像はアリか の感想

          ※これはポッドキャスト番組「翻訳文学試食会」の感想です 今回の本 今回のキーワード べらべら喋ることは社会主義国家では命取り。かなりうっかりなお父さん 職場はひとつの単位なので、お父さんが下働きになったことを知られていないわけがない 娘に濡れ落ち葉、なぜ娘がアメリカで働いているか理解していない、善意の押し付け 典型的なモラハラな構図。誰々のために、と言い出すやつには近づくな 娘の最初の夫は中国語を話す人なのでは? 伝わっていないのに、伝わっていると思う=祈り

          #16 イーユン・リー「千年の祈り」 〜この不自然な中国人像はアリか の感想

          #12 キム・エラン「立冬」 日本人は「セウォル号以後文学」をどう読むか の感想

          ※これはポッドキャスト番組「翻訳文学試食会」の感想です 今回の本 今回のキーワード 夜中になにかがあると怪しい、やばそう 殺人事件かと思ったら木イチゴ、大そそう ヨンウは息子か娘か? 自分も泣きながら醒めた目で書いている 外国の小説という感じがしない、違和感がない 韓国の家賃システム(※チョンセのこと) セウォル号以後文学と社会的トラウマ 窒息するような空気感 時間の経過が蓄積されている感覚があった、それが止まってしまう 「この小説は私のことを書いてい

          #12 キム・エラン「立冬」 日本人は「セウォル号以後文学」をどう読むか の感想