#134 児童文庫の表紙の話 の感想
※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。
この回のキーワード
古典名作を選ぶと福音館と岩波になる→買い切りになるジレンマ
角川の中の人に聞いてみた!
読者のニーズとしてイラストのウケがいい=売れる
つばさ文庫から角川文庫へと読者が成長していくことを想定
集英社でもキャラクター表紙は売れる、とのこと
江戸川乱歩の少年探偵団は怖い表紙
漫画もアニメもバラエティ番組も、親が子供に与えたくないものっていうのが、次には大きな市場になる
角川つばさ文庫の「ふしぎの国のアリス」
リライトノベルを読ませた先にどこに行くのか?
読みやすくて入りやすければまあいいんじゃないか
わたなべさんによる川口解説
児童書コーナーへ行き、景色のアップデートをしてみる
「明日からすぐ使える本の言葉、本屋さんや図書室で使いたくなる用語集」
感想
なんと私が投稿した質問に対して、角川の中の人に聞いてくださったとのこと!嬉しい・・・!
結論から言うと「キャラクター表紙は子どもにとってとっつきやすい。求められているので売れる」ということだった。そうかぁ。予想はしていたけどやはりそうなのね。「昔の表紙が良かった」というのは、一種のノスタルジーであり、実際の児童文学の読者層の子どもが喜ぶならそれでいい。納得。
一番腑に落ちたのは「つばさ文庫から角川文庫へと読者が成長していくことを想定している」という角川の方のお話。そこまで考えられているんだなぁ。出版社のマーケティングのお話、もっと聞きたいなと思った。国道16号線のこととか。
現在の景色のアップデートという話が出たが、私は図書館に行くとしょっちゅう児童書コーナーに立ち寄るが、図書館だとまだ古い版の表紙のままのことが多いからなぁ。今度は書店に行ってみようと思う。
「明日からすぐに使える用語集」もすごい気になる。「店の在庫は全部で8,000万くらいか。だったらこの本屋の月の値段が1,000万くらいだな」という用例、面白すぎる。
今回のハイライト
読みやすくて入りやすければまあいいんじゃないか