#04 引っ越し の感想

※これはポッドキャスト番組「本そば ポッドキャスト休憩室」の感想です。


この回のキーワード

  • 蔵書がそれなりにあり、引越しも多い人へのアドバイス

  • 一人暮らしだと思って見に来た業者が「これファミリータイプじゃないと無理ですね」

  • 友人二人に回転寿司を奢ると騙して2トントラックで栃木ー東京2往復

  • 出版社の引越しは大変、本と雑誌の仕分けるごとに読みたくなっちゃう

  • 箱詰めしている間にパトレイバーを全巻読んでしまう

  • 紙の束は重い、本は重い、膝で持たないとダメ

  • 引越し自体を諦める、実家を倉庫代わりにする

  • 『これを買わないで、これを貯金してたら、あんた』by実家

  • 電子書籍を一冊も持っていないすずきさん

  • 本棚に自分の本を並べると圧倒的な安堵感に包まれる

  • 仕事を辞めたら段ボールが簡単に手に入らない

  • Amazonで段ボールを検索すると本を縦に入れている。わかってない。四隅はきっちりと積まないと。6個積むと崩れてくる。

  • どのインテリア雑誌の部屋主の部屋には本棚がない。あれは許せない

感想

紙は重い。ひいては本はものすごく重い。私は蔵書(というほどないが)がたまってくると定期的に自宅に引き取りに来てくれる買取業者に売るようにしている。目安としては持っている棚の本置き場を決めて「ここから溢れるなら売る」という感じ。
ただ、こうやって気軽に売れるようになったのには理由がある。「買い戻しがしやすくなった」からだ。
Amazonがなかった頃、本はそんなに簡単に入手できなかったし、必然的に一度手放した本を再度入手するのも困難だった。したがって一度入手した本はなるべく手元に置いていた。いわば保険である。
しかしAmazonがある今、「あ、あれまた手元に置いておきたいな」と思ったらよっぽどの希少本でなければ中古本が入手できるようになった。(そもそもものすごく入手が困難な本は最初から手放さない)
そうなると「また読みたくなったらその時に買えばいいや」となり、売るのにもそんなに抵抗がなくなった。そして再度買い戻すものは実はほとんどない。読みたい本は日々増えていくので、そんなに過去のものを読み返すことがなくなったのだ。
私は電子書籍(Kindle)も愛用しており、特に『開高健 電子全集』はありがたかった。これ紙で揃えるとなるとずいぶん大変だと思う。それでなくても首都圏の住宅事情を考えると、なかなか本にスペースを割くわけにもいかず。
ただ今回すずきさんが言っていた『引越した新しい部屋とかを落ち着く自分の部屋にするためには、本棚に自分の本を並べると圧倒的な安堵感に包まれる』というのはとても良いことばだと思う。どんなに新しい部屋でも読み慣れた本がそこにあればそこはいつでも自分の部屋になる。
本とインテリアということで言えば、『推理作家の家: 名作のうまれた書斎を訪ねて』が海外ミステリ好きの私にはたまらない本。
未読だけど『絶景本棚』っていうのも面白そう。京極夏彦さんの書斎は以前何かのサイトで見たがあれは圧巻。

今回のハイライト

そしたらですね、自家用車を2トントラックにしましょう。
それ、積みっぱなしで日々暮らすってことですかね。
うん、いいんじゃないですか、それで。
車中泊じゃないですけども、それで移動古本販売みたいな。
売っちゃうの?売っちゃダメでしょ。蔵書だから。
蔵書だからダメか。

アドバイス:蔵書が多い人は2トントラックを買え!


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