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「翻訳文学試食会」の感想

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ポッドキャスト番組【翻訳文学試食会】の感想まとめです https://open.spotify.com/show/2HHp4JBHtqBf6ziqgKo6Rj
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#アニー・エルノー

【翻訳文学試食会】#3 アニー・エルノー「シンプルな情熱」 2022年度ノーベル文学賞記念企画「♪制服の胸のボタンを」 の感想

※これはポッドキャスト番組「翻訳文学試食会」の感想です 今回の本 今回のキーワード 小林明子とテレサ・テンが頭の中で流れる 高級な姦通小説、すごく読ませる訳、読後感悪くない ありふれた不倫、普通すぎて渡辺淳一なら許さない 恋愛小説の見本帖のような小説 他者に欲望する、欲望される究極の形、純愛の極北 ルソー『告白』、フローベール『ボヴァリー夫人』フランス文学の正当な流れの中で書かれている 社会が書かれていない、物足りない、必然性が描かれていない、感情のスイッチ