【翻訳文学試食会】#3 アニー・エルノー「シンプルな情熱」 2022年度ノーベル文学賞記念企画「♪制服の胸のボタンを」 の感想
※これはポッドキャスト番組「翻訳文学試食会」の感想です
今回の本
今回のキーワード
小林明子とテレサ・テンが頭の中で流れる
高級な姦通小説、すごく読ませる訳、読後感悪くない
ありふれた不倫、普通すぎて渡辺淳一なら許さない
恋愛小説の見本帖のような小説
他者に欲望する、欲望される究極の形、純愛の極北
ルソー『告白』、フローベール『ボヴァリー夫人』フランス文学の正当な流れの中で書かれている
社会が書かれていない、物足りない、必然性が描かれていない、感情のスイッチ