10年前のわたしへの手紙
過去のじぶんへの手紙なんて
照れくさいから
じぶんのことを「キミ」と呼ぶことにするよ
キミはいまとても苦しんでいるよね
キミの大切な人たちが
過去にも
いまにもうつになって
良くなったと思えば
また落ち込む日々
そんな中でキミまでもが
うつになりかけているようなメンタルの状態
いや
なにも起きてないのに涙が出るなんて
うつだよね
キミが気づいてないだけでさ
ある時は
出かけるための支度をしていて
クローゼットの中の洋服を選んではいたけど
何を着たらいいのか?
決められなくて
結局出かけずに
ただただボーッとして
そこで一日を過ごしていたよね
またある時はさ
朝起きてメイクをして
朝食を作り
食器を洗って
洗濯して
その間に掃除機をかけて
元旦那さんを見送り
そのまま
イスに座って
とらさん(当時飼っていた犬の名前)を
ひざに乗せて
なでなでしながら
録画していた映画を
延々と観て
あまり内容も覚えていなかったよね
イスから動かずに
とらさんのお散歩にも行かずに
ずっと過ごしていた日もあったよね
夕方になって
元旦那さんが帰って来た時
朝と変わらないわたしの状態を観てさ
「今日は何にもしなかったの?」
という問いに
キミは
”何にもしていなかったじぶんを
責められていると思っていたよね”
元旦那さんからしたら
じぶんは仕事で外回りをして
忙しく働いていたのに
キミは
「何もしないでずっと映画を観ていたんだね」
と、、、言われている様にしか受け取れなかった
そんなつもりで言った訳ではないかもしれないのにさ
キミの受け取り方が
ネガティブなだけだったのかも知れないって
振り返ると
今ならそう思えることもあるよ
でもね、、、
キミだって仕事をしているのだし
家事だって
毎日怠けてやらないわけではなかったし
キミと元旦那さんの家をキレイに保つ様に
努めていたよね
キミの整理整頓・清潔に対する考え方と
元旦那さんのその考え方には
ズレがあり過ぎたんだよね
潔癖な元旦那さんには
キミのやり方だと
元旦那さんの基準には合わなくてさ
他にもいろいろと
ズレ(違和感)を感じることは
多々あったんだよ
それは結婚する前からさ
その違和感を無視してしまったから
別れる結果となったのだけど
別れを選んでからのキミは
ずっとキミ自身を責めていたからね
元旦那さんに対して罪悪感を抱いてさ
とらさんに対しても
キミがいなくなったことで
動揺しただろうし
元旦那さんにはそこに対しても
申し訳ない気持ちでいっぱいだったものね
数年後とらさんが亡くなる時に
家に呼んでもらったことで
とらさんからも
元旦那さんからも
赦してもらえた様な気がした
10年後のキミは
”わたしらしさ”を出せる様になっているからね
少しずつだけどね
まだまだ職場のオーナーさんたちには
”スピリチュアル”のことを話題にすると
興味、関心を持つわたしのことを
宗教と同じ
あやしいと思われるからやめた方がいいと
笑われてしまうから
オーナーさんたちには
その様な世界の話は届かない
キミの元旦那さんも
スピリチュアルを仕事にして
お金をいただくことは良くないと言っていたよね
見えない世界を否定してはいないけど
理解し合えなかっただけ
今のわたしはね
キミに対して自信をもって
言えることがあるよ
大抵の人は
身体が病気になったらお医者さん(病院)に行って診察代としてお金という対価を支払うのに
なぜ
心が病気になって、悩みを相談しに来た人からお金を受け取ることはおかしいことなの?
病院の先生(心療内科・精神科)には受診の際にお金を支払うのに、なぜスピリチュアル(見えないエネルギーでもって心と身体を癒す)カウンセラーやヒーラーに対してお金を払うことはおかしいことなの?
不思議だよね
でもね
10年後のわたしは
それをやっていくことを決めたんだよ
わたしにはできない
そんなことをする自信がない
そんな風に思っていたキミ
元旦那さんや職場のオーナーさんが
わたしやキミに言ってきた言葉は
わたし自身やキミ自身が思っていること
(ブロックしていること)を
ストレートに表現して来ただけなんだよね
ほらねやっぱり否定される
分かってもらえない
と。。。
それをやらないことの理由にしていたんだよ
わたしがそのことを理解したから
今そこにいて
ずっと動けずにウジウジしているキミにも
大丈夫よ!と言えるんだ
キミの体験して来たこと
弟、母、元旦那さんのうつ
キミのうつだって
それがきっかけで
スピリチュアルというものに興味を持ったことも
すべてが10年後のキミにとって
必然の体験だったのだから
あとはそれをやるだけ
ただそれだけ
そうそう!
そこにいるキミはまだ気づいていないけど
キミは10年近く経過して
今の職場のオーナーさんからの言葉で
発達障害だと気づかされる体験をするんだ
キミが過去に
歯科の仕事でいくら頑張っても
ついていけないことや出来なかったことも
人との距離の保ち方が
分からなかったりしたことも
いろいろと腑に落ちたんだよ
それはキミにとって
とても心が軽くなる気づきとなって
わたしはこれでいいのだと
思えたんだよ
だから大丈夫
うつうつとして
落ち込む日々も
家から出たくない日も
そんなキミを
赦してあげればいいんだよ
今日はここまでにしよう
じゃあ、またね!