見出し画像

イベントレポ:クサツハロウィン2022でオタクが高まる回

 10月の週末全てをアニクラに突っ込んでいたおかげで、オタ芸の記事しか書けなくなりつつあります。そろそろまた、誰にも伝わらないようなエッセイだとかコラムの方にも着手しないと魂がインターネットから離れていくような気がする。(間違いなくその方が健全なのですが)

 さて、今回はとりわけ心待ちにしていた滋賀県の草津市が後援するハロウィンイベントに参加してきたので、熱が冷めないうちに纏めてしまおうと思います。

草津ハロウィン2022

 数年に及ぶ例の禍も終息の気配を見せつつあるムードで、「クサツハロウィン」も3年ぶりに開催。ハロウィンだけあってアニクラ単位でもイベがいくつか被っていて悩みましたが、顔見知りの野外勢がこぞってこちらのイベントに参加表明していたので乗っかりました。
 バックに市が絡んでいるだけあって官民一体の雰囲気で、当然ですがオタク以外も多くの人で賑わっていました。

 会場に着くと、早速これまでのイベントで一緒だった馴染みのメンツが固まっていたのでしれっと混ざりに。noteでこそ認知されていたものの、あまりネット上で外見情報を触れ回ってはいないため、(いきなり知らん奴来たな……)と思われてないかやや不安でしたが、まぁノリでなんとかなったのでなんとかなっていたのでしょう。
 当初は朝10時からオープニングDJターンが開始する予定だったのですが、地元の子どもたちが色々と催しを用意しているとの事で急遽お流れに。市長の挨拶なども込みで、オタクのタイムテーブル的には一時間の空白が発生して手持ち無沙汰になるはずだったのですが……、

 特に問題なく(?)地元のお母さま方の合唱にハニパイSOAD→サンスネを打って高まるお兄さんたち。普段より動きが控えめなのが良心の欠片か。
 このあと三歳前後のお子様を交えながら「夢をかなえてドラえもん」が流れてくるのですが、その際にもおじさんたちは隅っこで密かに「タケコプターと合うんじゃない?」などと妄言を吐きながらサビで飛行スネークを打ってハシャいでいました。良いウォーミングアップになったそうです。

サブカル大作戦ハイライト

 ここからは順不同でハイライトを紹介。
 設営の都合上、基本的にはアニソンを流して場繋ぎしながら横で次に控えるバンドが音出しするという状況なので普段のアニクラとはやや勝手が違いますが、特に問題なく高まることが出来ていたと思います。

 フリーソード、略してフリ素が落ちてました。

・タペストリー芸(ごちうさ、けいおん!)

 Daydream cafe(『ご注文はうさぎですか?』 OP)

 備考:あぁ^~こころがぴょんぴょんするんじゃぁ^~
 アニクラ界隈では親の顔より見た光景。このイベントはアニソン中心とはいえサブカルの現場なので持ち合わせはないかと思っていましたが、抜かりなく。全体的に前回の「アニレーク」とは違って一般参加者の衆人環視下でのパフォーマンスになるためか、心なしかいつもより気合いが入っていたような気がします。

 流石に「けいおん!」の方は所有者不在につきやや控えめ。

・コンイマノルマ

 コンプレックス・イマージュ(PS2『ひぐらしのなく頃に祭』 澪尽し編 OP)

 構成:ハニパイSOAD→サンダースネーク→ムラマサ→ロマンス

 備考:今さら改めて書く事もないコンイマですが、やはりギャラリーが居ると脂のノリが違う気がします。昼前なのでちょうど出店に並ぶ人たちが多かったので尚更。
 補足として、単に連続技の一環としてムラマサを組み込む場合、終盤はサンダースネークの動きとさして変わりませんが、2技の尺でサンスネ→ムラマサが定番の場合、クラップの部分は基本的に二回です。(下記の「天武の舞、暁の門」など)

・こんにちは、ありがとう、さよなら、また会いましょう

 さらば(『あたしンち(旧)』 初代OP)

 備考:楽しい仲間がぽぽぽぽーん(あいさつの魔法)
 せっかく呼ばれたのに「帰りたい」をコンセプトにしたバンド「人類帰宅計画」さんによるカバー。帰りたい気持ちのあまりか、この直後のセトリに「魂のルフラン」を流してL.C.L.に還ってしまったほど。
 この曲がアニクラで流れる事はほぼ無いため即興芸。挨拶は大事。古事記にもそう書かれている。

・ステップ三銃士

 Higher's High (『戦翼のシグルドリーヴァ』 OP)

 構成:ツーステップ→ツインドライブ(リフレクトドライブ)

 備考:野外のアニクラ界隈では前回の記事で紹介したおジャ魔女インドダンスなど、バズった動画の最前でいつも踊ってるマッチョ三人を指して「三銃士」と呼んでたりしますが、今回はなんか新しい三銃士が出来たみたいです。たまたま一堂に会した赤、青、黄と原色ばっかで目に負担のかかる三人のステッパーがそれ。
 信号機とほぼ同じ配色で踊る彼らの一部には前日に「ステップ踏会議」という、その名の通りステップを踏ませまくるDJイベントで踏み散らかしていた体力オバケが混じっているので実力も申し分ないでしょう。流行らんとは思いますが……

 ちなみにオタ芸部分の技名は「ツインドライブ」。比較的高めの難易度の割にアニクラでの決め打ちがこの曲くらいなので、通のステッパー以外からはやや敬遠されている雰囲気。

・ルパン三世VS名探偵コナン

 『名探偵コナン』 メインテーマ(劇場版「時計じかけの摩天楼」ver)

 構成:ドラグーンスピア→サンダースネーク→ムラマサ→ロマンス

 ルパン三世のテーマ(2015) (『ルパン三世 Part4』 OP)

 構成:特殊いとうあさこスネーク→(史風式)サンダースネーク

 備考:作曲者の大野克夫繋がりでクロスオーバーした両作が打ちイベでも夢のコラボレーション。いずれも国民的な認知度を誇り、特にルパンの方は時間帯的に一番ギャラリーの多い映えのタイミングだったため、いちパフォーマンス集団としてそれなりに目立っていたような気がします。人が多い時間に打ち曲で固めるDJのほよさんはえらい!

・俺の愛バが!!

 うまぴょい伝説(『ウマ娘 プリティーダービー』)

 備考:ノーマルのあさこも勿論回収。
 ここからは個人的な懺悔。前回のアニレーク記事でイラストをご紹介させていただいた奏菜さんにご挨拶する予定だったのですが、事前に当日のコスプレを伺うのを失念していた事、そして何よりずっと最前で高まっていたのが仇となって確認の機会を逸し、フイにしてしまうという痛恨のやらかしをしてしまいました。その節は申し訳ございませんでした……!

 当日は「ウマ娘」のメジロマックイーンでいらしたとの事。今回も大変よくお似合いでした。……なまじ同じ画面に映っていただけに予後に障るぜ!
 ちなみにテイオーは前回のアニレークでオタクをボコしてた千束ことキャタピマーさんとの事。そもそもコミュ障の自分にとってレイヤーさんにお声掛けすること自体、難易度が天元突破してるんですが、この人の場合は別の意味で恐くて話しかけられません!

 テイオーステップってこんなんだっけ……。 

 なお、打ち上げの解散後に奏菜さんからフォローのリプライを頂いた瞬間、悔恨のあまりに崩れ落ちたはずみで運悪く歩道のポールに直撃、そのまま派手にスっ転んで「限界過ぎる」とその場にいたオタクに笑われました。僕もそう思います。(Twitterに書かないでくれてありがとうね……)(でも戒めとして自分で書くよ)

・ナマステプレス

 Lost my music(『涼宮ハルヒの憂鬱』 12話(2期26話) 劇中歌)

 備考:今日のクサツハロウィンで悲しい事がありました。
 事が起きたのは、サザエさん一家に扮して現れたバンド「こどもぐらし」さんのターン。Bメロあたりから史風さんからこそこそと耳打ちされて伝言ゲームが始まり、サビで打ったのはナマステスネーク。数あるオタ芸の中でも耐性のない人からすれば異質極まりない技でボーカルに詰め寄り圧を掛けて歌わせない。

 オタクは一度ウケると味を占める生き物なので以降も手を変え品を変え、2番サビで滋賀スネークを、ラスサビではアニテラスネークで同様に詰め寄るのでした。

Rising Hope (『魔法科高校の劣等生』 OP)

 こちらはやや耐性がある場合の本家ナマステスネーク。打ち合わせなしの3連打で総合芸術。LiSAのコピーバント「iNiXiA」さん。めちゃくちゃ歌上手くて最高でした。

・幼女先輩

 adrenaline!!!(『エロマンガ先生』 ED)

 備考:今回はアニクラではなく外イベなので当然、お子様連れのご家族もいらっしゃいます。中には踊ってるのを見て楽しんでくれるキッズもいますが、舞ってるオタクはアニメの歌を聴くと反射で暴れること以外は基本的に親切なのでご安心です。こちらは混ざりに来てくれた幼女先輩を中心に一緒に回る微笑ましい画。ただ、肝心の本編タイトルは子どもにはとても聞かせられません。ハイ、おしまい!(UMR)

 ワイズマンのテーマ(『ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-』 ED)

 構成:奈良スネーク

 桃色タイフーン(『ゆらぎ荘の幽奈さん』 OP)

 備考:こちらの幼女先輩はオタ芸がいたくお気に召したようで、一曲ごとに「みんな力を合わせてがんばって~!」、「もっと踊って~!」と暖かい声援を送ってくれました。その期待に応えてなのか、流れてくる曲も特殊スネークの課題曲ばかりで何を打ってもキャッキャッと喜んでくれます。
 しかし宴もたけなわ、特殊スネークの手札も尽き、次のバンドターンが始まる間際、「もう終わっちゃうの?」と寂しげな幼女先輩。そんな彼女に史風さんは「新しいの作ってきたよ~」と優しく微笑みかける。そうして繰り出す技は……

 DREAM SOLISTER(『響け!ユーフォニアム』 OP)

 最低の絵面じゃねーか!(教育に悪すぎ)

・小ネタ

 Wind Climbing ~風にあそばれて~(『魔法陣グルグル』 前期ED)

 備考:初っ端のバンド「でゐどり〜む横丁」さんのターンにて。来たギターを囲ってオタク魔法陣でグルグル。

 サマカニ!!(スマートフォンゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』)

 縮めてdistance \ソーシャルディスタンス!/

 SHINY DAYS(『ゆるキャン△』 OP)

 備考:オタクの野クル部発足。なぜ用意周到に寝袋があるのかと言うと、多分この前夜に「ユズリハ」というガチで山奥のキャンプアニクラがあったからと思われます。

 空色デイズ(『天元突破グレンラガン』 OP)

 備考:その場に居合わせたゆるキャラに対戦を申し込むオタク。

 徒花ネクロマンシー(『ゾンビランドサガ』 OP)

 備考:小ネタというには偉大に過ぎるんですが、過去記事で擦り過ぎて書くことが無くなってしまった。滋賀の草津で滋賀スネーク。もうみんな見飽きた? 俺はまだまだ擦るぜ!

・サイリウム勢

 狂乱 Hey Kids!!(『ノラガミ ARAGOTO』 OP)

 備考:いつか挑戦したいとは思うものの、違う系統樹であるような気がしてならないサイリウム芸。そっち方面のオタクと少し話してみたらわりとルールが厳格であったりするらしくて未だに及び腰。
 逆に向こうは向こうで地下の動きを取り入れてみたいとも言っていたので、架け橋になれるようなポテンシャルの人材がいれば即戦力、即英雄待ったなし。

・〆はいつものアレ

 おジャ魔女カーニバル‼(『おジャ魔女どれみ』 OP)

 備考:今日はもう流れないまま終わる……そういう日もある。
 野外勢の誰もがそう思った刹那、最後の最後でまさかのインドダンス。しかも生歌フル尺。「野外といえばこれ!」というリサーチがないと流れてこないのでオーガナイザーは”わかってる”人だと思います。素晴らしい!

 今回は背伸びしてプリキュアダンスや「エクストラ・マジック・アワー」にも挑んでみたんですが、やはり練度不足を痛感し、付け焼き刃で史風さんに並ぼうというのは到底おこがましい事だったと反省いたしております。

お疲れ様でした

 クサツハロウィン終了後に残ったオタク11人で近場のロイホに押しかけて打ち上げをしました。アニレークの時にはたどたどしい挨拶しか出来ず多少気に病んでいたんですが、良い感じに打ち解けられたような気がします。お付き合いいただいた皆様、対戦ありがとうございました!


 ちょうど”最悪の世代”と人数が同じなのでこのメンバーで新世界を目指そうと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?