イベントレポ:2023年秋 アニレークvol.12
砂塚ユートです。今回は2023年10月の「アニレーク vol.12」のレポートになります。おかげさまでアニレークのまとめも3回目に突入しました。
過去2回の様子は上記のリンクから。半年に一回のペースですが、今年は6月の「なごうて」が同じ会場だった事もあり、異様なスパンで膳所に通ってるような気がします。
アニレーク vol.12
さて、今回の会場もいつもの湖畔こと滋賀県大津市の「なぎさ公園 サンシャインビーチ」です。前回はあいにくの雨模様でしたが今回は上手く躱して、多少芝が湿ってはいたものの爽やかな秋晴れでの開催となりました。ただし気温の方はというとやや気難しく、日が照っていると暑く、隠れると寒いといった感じでした。
ところで自分は会場へのアクセスは最寄りのJR膳所駅からタクシーで通っているのですが、その場合はちゃんと「サンシャインビーチまで」と言わないと反対側の公園入口にまですっ飛ばされるって事にようやく気が付きました。
オープニングカラオケ
アニレークのオープニングを飾る来場者によるカラオケ大会。事前に応募した組から当日に現地で抽選されます。気恥ずかしいのでいつも見に回っていますが、今回ばかりは僕もECLIPSEの「ギルティ†クロス」で出せばよかったなとほんのちょっぴり後悔しました。
・残酷な天使のテーゼ(『新世紀エヴァンゲリオン』OP)
備考:『東方』はうどんげのコスプレに身を包んで、弁財天こと綾女さんオン・ステージ。歌がお上手。いまや彼女も古参のオタ芸開発者らと毎夜のごとくXのスペースを開いているなど、斜め上の方向で野外アニクラに染まっています。
・よいさ!ヒキヤマン!(滋賀県長浜市 ご当地ヒーロー)
備考:滋賀6連の一角を担う特殊技「七本槍」の課題曲、本当に知る人ぞ知る滋賀県長浜市のご当地ヒーロー「ヒキヤマン」のテーマソングをなんとご本人が熱唱。聞くところによれば、ちゃんと抽選で当たったのだとか。
・花の塔(『リコリス・リコイル』ED)
備考:アニレークの運営スタッフにして個人的に”推し”である奏菜さんが、今回は主人公の錦木千束に扮して「花の塔」を披露。このとき僕はというと満面の笑みを浮かべ、後方で腕を組みながら拝見させていただきました。
ハイライトシーン
以下、例によってイベントの様子を一部抜粋。毎度愉快なアニレークですが、100人以上ものオタクが野外に集うと本当にいろんな事が起こります。
アルティメット…ソング
・LEADING YOUR DREAM(『アイドルマスター SideM』)
備考:「刀剣乱舞」と並んでオタ芸勢から注目を集める『Mマス』のバケモン2技ソング。男性ボーカル楽曲への理解増進が奨励されている昨今の野外ですが、加えて「飛びポ」の有無も関心事。これがラスサビであればあるほど気持ちが良いとされ、夏川椎菜の「アンチテーゼ」などで会場の屋根をふっ飛ばすのがトレンドです。
ミリマス究極の新譜
・Star impression(MILLIONSTARS Team 1st)
備考:プロデューサーが10年待ったアニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』より先出し。MVの公開初日から強すぎるイントロでTLが湧いた。案の定、サビも最強なのでリクエストで出しちゃった。
あっぱれ!「泡沫のアイオーン」
・泡沫のアイオーン(『アイドルマスターシンデレラガールズ』荒木比奈)
備考:ラスサビに飛んで思わず漏れる「アッパレ!!」の聲(こえ)。
昨年の「アニ耐!」以来、アイマスPと兼業の野外オタ芸勢から人気を博す「泡沫のアイオーン」。荒木比奈さんは生粋のオタクキャラなので実にそれっぽく納得の曲調です。
上述の「Star impression」もそうですが、YouTubeのコメント欄には「ひと昔前のアニメ主題歌みたい」と書かれています。つまりはそういう事。
デレマス至高の新譜
・Hardcore Toyworld(『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』My-Style Revo)
備考:ライブキッズ垂涎。1音目から振り上げが確定した、こちらはデレマスの新曲。僕自身も9周年ライブで披露された瞬間に早くもこの光景が頭をよぎりました。サビの「どうなっても構わない」の下がり方は綺麗にいとうあさこスネークが入るタイプ。
僕のオタ芸がああああっ!!
・The Everlasting Guilty Crown(『ギルティクラウン』後期OP)
備考:放送当時は典型的な主題歌アニメとして叩かれたものの、パチンコになった事で一定の好評を博するようになったギルクラ後半のオープニングテーマ。Bメロから3技で打ち始めるのが定番。耳ではなんとなくそれが一番気持ちいいというメカニズムはわかるんですが、これを音的に理論立てて説明できないのがやや悔しいところ。
野外に与えてはいけなかった玩具
・Chase the Light!(『逆境無頼カイジ 破戒録篇』OP)
備考:もはやお馴染みの高速BPM。お歳を召したオタ芸マンからは「この曲で打つのがしんどくなってきた」と嘆きの声が。
なお僕は突如として転がってきた大玉にふっ飛ばされて横転。人が真面目に打ってるのによ!!
雑草魂なめんなよ!
・winning the soul『ウマ娘 プリティーダービー』
果てしなく続く
winning…
雑草
(その辺の草を抜きながら)
ド!ド!ド!(オタクが突っ込んでくる音)
・ド!ド!ド!(『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』 みらくるぱーく!)
備考:『ラブライブ!』系列の最新コンテンツにして初のバーチャル路線でもある蓮ノ空から。お恥ずかしながら自分はまだちゃんと追えていませんが、特に10代後半から20代前半のオタクはこれでドカ湧きしてる印象。
エロゲーのオタ芸
・fly away t.p.s(PCゲーム『T.P.さくら 〜タイムパラディンさくら〜』OP)
備考:エロゲアーティストアニソンシンガー 佐咲紗花の比較的初期のオタ芸曲。関西のイベントではそもそもエロゲ曲を拾う機会自体が少ないですが、関東でもこれが野外で流れることはあまり無いとのこと。
走れ!走れ!走れ!
・覚醒フィラメント(茅原実里)
備考:僕の青春は常に茅原実里と共にありましたが、その最盛期にリリースされたのがこの「覚醒フィラメント」です。これを流していたDJの4Nno-SK(シンノスケ)さんは同世代なので必然的に刺されてしまった。ノータイムで走り出すのは本物のオタ芸マンの証。
アラサー ドカ湧き老人会
・乙女のポリシー(『美少女戦士セーラームーンR』ED)
備考:『セーラームーン』は第2シリーズのエンディングというこれまた露骨に世代がバレる選曲。特にゆとり世代は物心が付いた頃にVHSで擦り切れるほど見ていたはず。
お気に入りだったのにフェアリーテイル
・ガールズ・イン・ザ・フロンティア(『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』)
→永久のキズナ(『FAIRY TAIL』9代目OP)
→手綱と絆(『ウマ娘プリティーダービー』ビワハヤヒデ)
備考:お気に入りだったフェアリーテ~……おい!俺のお気に入りを返せ。という野外アンセムの美味しいところ取り。
ちなみにこの動画では希少な、「手綱と絆」のイントロに合わせてわざわざ指パッチンしにくるオタクが観測できます。
Won(*3*)Chu KissMe! 特別な(パァンッ
・Won(*3*)Chu KissMe!(『桜Trick』OP)
kiss kiss kiss…wow wow wow…(幻聴)
備考:「Won(*3*)Chu KissMe!」といえばオープニングの振りコピとサンダースネイクを併せた独自の打ち方で知られますが、一方でいつの間にか流行っていたのは女性陣によるビンタ芸。この日は滋賀のキャタピマーさんが実演。僕もイントロで襲われて複数発もらいましたが、それですら後述に比べるとまだまだ優しさが籠もっていたと言えるでしょう。
このネタはどういう経緯か「コンイマナイト」でお馴染みのDJタマキさん発の文化みたいですが、彼女の繰り出すビンタは異様なまでに腰が入っており、爆音が鳴るクラブイベントの最中なのに破裂音がします。
「こういうのって普通フリじゃないんですか?」とやんわり訊いたところ、「何事にもガチだよ私は」と実に目の据わった回答を頂きました。喰らう方も覚悟して目を閉じている……。
椅子Drum'n'Bass
・Magic carpet(Bou · Mc Spyda)
備考:どこ発のなに。可能な限り自力で探ってみたところ、どうやら椅子を後ろに引いた時のギィ…というSEを音ハメするミームがあるらしい。クラブカルチャーに野外ならではのアンサーは、一周回って正しい「野外アニクラ」かもしれない。
ロマンス耐久!地獄「サドンデス」
・サドンデス(私立恵比寿中学)
備考:4Nno-SKさんが野外で擦るのは地獄のロマンスサドンデス。「これから1分半近くロマンスをさせ続ける」という、うちはイタチの月読でもそうそうやらない悪夢のような時間が続きます。
中には過酷さのあまりに発狂してしまったのか、自ら進んでガンダムエピオンでサドンデスを始めるオタクも。
起きて戦え!
・眠れる森に行きたいな(『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』近江彼方)→TEMPEST(『魔王様、リトライ!』OP)
備考:お昼時という事でチルくやっていくような事を言っていたDJのTAICHI君。宣言通りに低BPMを流してすっかりおやすみモード……でしたが、セットしておいた石原夏織に叩き起こされて絶望の起床。ここからギアが上がってオタ芸のターンが続きます。
すき家のオタ芸
・すき家のうた(dela)
備考:どうやらフルコーラスが存在したらしい大手牛丼チェーン「すき家」のテーマソング。今に始まったことではありませんが、もうアニソンでもなんでもない。
ただ、「あまりにもオタ芸」とリクエストによって発掘されたらしい。
結果、公式にリーチしました。
サンダーカシムラ
・Give a reason(『スレイヤーズNEXT』OP)
備考:個人的にいま「名前のない怪物」に加えたい芸トップのサンダーカシムラ。最近はこの曲以外でも林原めぐみ曲で打つ人が増えている傾向。由来は「樫村」なるオタクが酔っ払って多動したのを真似ただけの代物らしく、概ねガンダムエピオンと似たりよったりの経緯。
アルティメット…ソング2
・刀剣乱舞(刀剣男士 team三条 with加州清光)
備考:オタ芸現場での注目が集まる男性ボーカルの筆頭コンテンツ、『刀剣乱舞』。いわゆる2.5次元のミュージカル曲ですが、オタ芸マンいわく掘り下げるほどに強い曲が眠っているとの事。最近のイベント終わりは専ら『ミュージカル刀剣乱舞』で見つけた打ち曲をシェアする会になっています。
ところでブースから出てオタ芸する野外DJは信用できますね。
オレ達から貴方への鎮魂曲です
・粛聖!! ロリ神レクイエム☆(しぐれうい)
備考:MVの公開からひと月足らずで世間を震撼させた「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」。TLにいる腕組みオタクたちが一斉に「音源は一年前に出てるのに世間は今ごろ気付いたか」と鳴き始めて面白かったです。
ただまぁ、アニクラ界隈でもその楽曲ポテンシャルにいち早く気付いていたイベントはあって……。
また お前ら(さぶクル) か
・美少女無罪♡パイレーツ(宝鐘マリン)
備考:ロリ神の方が流れたらこれも流れなきゃ嘘ではある。という事で最近のVtuber2強音源の片割れ。
やはりアニメMVの訴求力は直接、資本で殴られてるような感覚が堪りません。好き嫌いを置いてもこういう金のかかったコンテンツには適度に触れておいた方が、感性を養う上では大事な気がします。
大人の大運動会
・Gamble Rumble(『頭文字D』)
備考:嬉々として始まる大玉転がし。まぁ運動会シーズンですしね……。
来場者には間違いなく、この日の思い出MVPとなった巨大なボール風船。多くは語りませんが、曲が流れる裏で多くのドラマを生んでいました。アニクラにこんなモノ持ち込んだのは誰!?と責任を追求したい場面も散見されましたが、主催の持ち物だったので何も言えません。
儚い一生でした。このあと、割った本人は簀巻きにされて琵琶湖に撒かれたそうです。
・JUNGLE FIRE(『MFゴースト』OP)
備考:『頭文字D』の後継作として2023年秋クールから放送されている最新作『MFゴースト』のオープニング。曲調も継承されていますが、こちらは”2023年秋クールの3大オタ芸曲”として普通にサンスネが主流の様子。3大とは言うものの、残り2曲を僕は知りません。
\(・ω・\)サンチェ!(╱・ω・)╱ピンチ!
・恋は混沌の隸也(『這いよれ!ニャル子さんW』OP)
備考:直前まで持参したお弁当をドカ食いして気絶していたお遊戯会のボス・サンチェさんを叩き起こしてスタート。若い世代が生まれるより以前からオタ芸をしていた19年間の結実がここに。しかし実際、齢40を過ぎてド気部してたら血管がピンチです。
ココロノツバサオタ芸部
・ココロノツバサ(『みなみけ~おかわり~』OP)
備考:黒歴史アニメのオープニング。特殊技の開発者や10年以上現場に来ているベテラン、現役のキレキレオタ芸マンなどが一同に会した瞬間。この曲でこんなに盛り上がっているのは、かつて「ココロノツバサ争奪戦」というオタ芸練習会が存在したことに因む……のか?
starlogやんばる部
・starlog(『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』OP)
備考:アストロドライブの代表格。最近はこの曲で打つのはやんばるドライブだと強硬に主張する派閥も見受けられるので、今回はそちらに忖度して合わせてみました。アストロ尺の時には入れてみてもいいんじゃないでしょうか。
ライブアクト:愛未莉叶
今回のライブアクトは「なごうて」にレギュラー参加されているアニソンシンガーの愛未莉叶さん。
・ロマンスの先へ(愛未莉叶 feat.Akky-卍)
備考:「なごうて」の公式テーマソング。1番のサビは2技尺。なごうてのイベント中、撮影を兼ねた楽曲披露が行われ、そのターンでのオタ芸の様子が一部、本楽曲のPVに採用されています。
・アンリアルワールド(愛未莉叶)
備考:愛未莉叶さんのオリジナル曲。これもサビの尺は2技です。リフレクトドライブでも、インドダンスでも、いとうあさこスネークでも入れ放題。
琵琶湖DASH 2023秋
・DAYS of DASH(『さくら荘のペットな彼女』ED)
備考:DAYS of DASH。近ごろの野外では拾う機会も減ってきましたが、ことアニレークに関しては、立地上マストで流れ続ける宿命にあります。この日の特に夕方以降は先日までの酷暑が嘘だったかのような冷え込みを見せていましたが、飛び込むオタクは後を絶たず……。なお、主催のごんぐぃさんに至ってはスーツ着用の上で入水していました。ゲストの歌を聞きなさいよ
神様が生まれた日
・レッツゴー!陰陽師(PS2『新・豪血寺一族 煩悩解放』)
備考:領家大明神と綾女弁財天の揃い踏み。神々しさ故かご来光が差し込んで有り難い光景に。最近この二人はあまりにも一緒にいるので、いよいよ年の差婚の夫婦にしか見えなくなってきました。
フシギダネ 今の気持ち
・ポケモン言えるかな?→Snow halation(『ラブライブ!』μ's)
備考:もう表題で全部バレてますが、そういう繋ぎ。予言者もいた。
インドダンス改
・おジャ魔女でBAN2(『も~っと!おジャ魔女どれみ』OP)
備考:アニレークのクレイジーピエロこと、ごんぐぃさんがおジャ魔女インドダンスを踏襲して独自の色に組み直した「インドダンス改」の哀れな被検体課題曲。代表的な「おジャ魔女カーニバル!!」も含めて、他のおジャ魔女関連曲はオリジナルのインドダンスが入る一方、この曲だけは尺が合わないというので上手い具合に棲み分けができている。
締めの挨拶でも告知はそこそこにインドダンス改をやたらとPRしていたのでどうあってもやらせたいみたいです。
消し…た~!
・リライト(『鋼の錬金術師』OP)
備考:音源で思いつく限り遊び倒している三重県の「さぶクル」発祥、「リライト」のサビを延々とフライングし続ける「フライングリライト」はいまや野外を飛び越えてアニクラ界隈全般でお馴染みの文化になりました。
……が、この日はついにお客の要望に答えて、消してしまった。
(リライトしてぇー!!)
陰キャならガンダムエピオンをやれ!
・ギターと孤独と蒼い惑星(『ぼっち・ざ・ろっく!』第5話劇中歌)
ギターと孤独と蒼い惑星(ZAQ)
備考:先月の「アニメメメスペシャル」以来、ついにモッシュ化してしまったガンダムエピオン。当然そんな面白い光景をアニレークのマッドピエロこと、ごんぐぃさんが見逃すはずもなく……。
こんなとはいえ、DJとしては、通常のバージョンに加えて先日発表された作曲のZAQが歌唱した音源を器用に織り交ぜていく巧みさ。ちなみに涼しい顔してひっくり返ってるオタクですが、この前日は雨降ってた影響で芝はしとどに濡れそぼっていました。
エンドレスハム太郎サークル
・五等分の気持ち(『五等分の花嫁』OP)
→ハム太郎 とっとこうた(『とっとこハム太郎』OP)
→ハム太郎 とっとこうた つづきでちゅ(『とっとこハム太郎』OP)
→ハム太郎 とっとこうた またつづきでちゅ!(『とっとこハム太郎』OP)
備考:とんでもねぇ繋ぎから野外の名物、ハム太郎サークル。
とはいえ「アニレーク」が今さらこんなヌルいノリで素直に帰してくれるはずもなく。ハムスターの一生を追体験させられました。
関東打ち(せきあずまだち)
・Shining Ray(『ガールフレンド(仮)』 フローラ・フローレ)
備考:「関東打ちといえばこの曲」という事で野外ではかなり昔から親しまれています。
最近は音訓を入れ替えて関東打ちを「せきあずまだち」と呼ぶのが身内の間で流行っていますが、正しい読みは「かんとううち」です。
アラサーオタク合唱部
アニレークの旧オーガナイザー、だぜさんのターン。年季の入ったセトリですがそれだけに刺さる世代は多く、オタ芸そっちのけであの頃の少年たちが大合唱。
・Meteor -ミーティア-(『機動戦士ガンダムSEED』挿入歌)
備考:ガンダムSEED終盤の挿入歌。本当に良いシーンなので本編見てほしい。
・渇いた叫び(東映版『遊☆戯☆王』OP)
備考:90年代の名曲。本編は半ば黒歴史扱いですが、今も昔もニコニコ動画を中心にわりと擦られ続けているため知っている人は多そう。
・Flying In The Sky(『機動武闘伝Gガンダム』OP1)
備考:Gガンダムのオープニング。本編はもちろんながら結構オタ芸なのでおすすめ。
・真赤な誓い(『武装錬金』OP)
備考:『組曲』に入ってたのでニコニコ世代は絶対に全員歌えます。歌えない人はインターネットを最初からやり直してください。
本日のらふぃん劇場
・KICK BACK(『チェンソーマン』OP)→死んだ!(『勇者が死んだ!』OP)
備考:前回のアニレークで「KICK BACK」を擦り倒して大暴れしたレギュラーDJにして「さぶクル」主催のらふぃんさん。(その模様は前回の記事をご参照ください)
車に轢かれて今日も米津が 死んだ~~~
オタクナイトハロウィン
・Everybody(BACKSTREET BOYS)→Thriller(Michael Jackson)
備考:バックスからマイケルに繋がるアニクラ、それがアニレーク。ちょうどハロウィンシーズンだったためセトリがそっちに寄っているのはいいとして、亀甲縛りの仮装ってなに?
テーマパークに来たみたいだぜ
・唱(Ado)
・Rat-tat-tat(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)
備考:いずれもUSJハロウィンのコラボ楽曲。「ゾンビ・デ・ダンス」がそれなりに膾炙している様子。オタ芸ではない。
らふぃんさんとはターンの直前にお話したところ、この日のセトリに関して「KICK BACK」を軸にどの秘孔から試すか考えているアミバみたいな事を仰っていたので、内心は戦々恐々としていましたが、ちゃんと旬のDJをしていて安心しました。
・THE VILLAIN'S NIGHT(『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』)
備考:オタクのハロウィンはこっち。「追想のディスペア」以外で見かけることはあまり無いキャンプファイヤー芸ことファイヤーピット。
アイドルやアニクラなどの界隈で見かける変な動きは大抵の場合、現場のひらめきが擦られた上で浸透していったもの。それらは基本的に身内ノリの延長にある都合上、SNS全盛の現在でさえ積極的にインターネットで共有されたりするわけでもないため、現場ひとつ穴を開けるだけでも翌週には知らない技が出来ているなんてことはザラにあります。
ごちうさ難民キャンプ
・天空カフェテリア(『ご注文はうさぎですか? BLOOM』OP)
備考:「アニレーク」オーガナイザーの片割れであるDJほよさんの十八番、ごちうさタペストリーの展覧会。初期の海馬瀬人かと思うくらい大きなケースに収められた、総額いくらなのか及びもつかない程のごちうさグッズが飛び出してご覧のような有り様に。なんかマムシの海堂もいるけど……。
ご当地技「島根スネーク」
・今日に恋色(『いなり、こんこん、恋いろは。』OP)
備考:「ナマステスネーク」や「領家大明神召喚の儀式」などを筆頭に多くの特殊芸を世に羽ばたかせた特殊スネークの総本山、滋賀勢の薫陶を受けて開発されたご当地スネークのひとつ「島根スネーク」の現場初お披露目。
奏菜さんによる開発という事で2023年10月現在はご当地芸における紅一点的なポジション。そのため当記事にあっては世界一可愛いオタ芸と言っても過言ではない(主観的絶対評価)とも。
・SUPER∞STREAM(『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』ED)
備考:止まらない~
ご当地技「鹿児島スネーク」の課題曲……なのですが、残念ながら開発者が不在のため従来どおりエンディングで走るネタの再現。ひと度定着したネタを上書きするのは容易ではない事が伺えます。
ご当地技「福岡スネーク」
・IGNITE(『ソードアート・オンラインⅡ』OP)
備考:同じく直近の蔵出しである最新のご当地芸「福岡スネーク」もこの日初めて現場で解放された様子。技の詳細は別途、ご当地スネークを纏めた記事を設けているのでそちらを参照してください。
余談ですが、開発者の世界ぃの社長ぅさんは九州から全国津々浦々の野外現場を飛び回っておられ、その結果、関西在住の僕ですらどの現場にいても月に三回程度は顔を合わせているような状態に。どんなバイタリティしてるんだ。
名前のない怪物
・名前のない怪物(『PSYCHO-PASS』ED)
備考:ひとまずこれを見れば、最新の野外トレンドをひと目で把握できるオタ芸万博の「名前のない怪物」。とはいえ、流石に毎週のようにやっているため前回の記事分から内容に大きな変化はなし。(そのため構成は割愛)
ちなみに画面の奥で滋賀勢がやっている技を粘り強く観察した末、概ね名称と内容を把握しましたが、どうやら門外秘という事らしいのでおそらく今後も記事では取り上げません。
同人最強オタ芸曲「Horizon」
・Horizon(川名唯)
備考:個人的にこの日一番のビッグサプライズ。東海・関東方面の野外オタ芸勢をして「同人オタ芸曲でも三本の指に入る」とされながらも、現状、同人そのものに馴染みの薄い関西のイベントではまず流れることのないのがこの「Horizon」という楽曲の立ち位置だからです。(正規音源の入手もやや困難であるらしい)
ラスサビ前提で相当特殊な打ち方ですが、これは「あにおん」で鍛えられたオタ芸マンには馴染みの打ち方っぽい。ダダダン!が気持ちいい。
2023年夏クール最強オタ芸曲「眩惑Desire」
・眩惑Desire(『SYNDUALITY Noir』第7話 挿入歌)
備考:破滅的にオタ芸であることが話題となってリリースと同時に「眩惑Desireヲタ芸部」のタグが爆誕し、その日のうちに擦られすぎた結果、現場で拾うより前にオタクを食傷へと追い込んだ2023年夏クール最強のオタ芸曲。
「眩惑デザイ……ア~!!」で溜めるのはラスサビの特権であるためやはり飛ぶ。三銃士は衝動駆け巡って(服を)脱ぎ去ってしまいました。
ちなみにこちらは2023年夏クールの『SYNDUALITY Noir』というアニメの劇中歌なのですが、Disney+という、加入しているオタクがこの地球上に存在しないサブスクの独占配信なので肝心の本編を視聴する手段はごく限られています。
アニレークのアンセム「Q&A リサイタル!」
・Q&A リサイタル!(『となりの怪物くん』OP)
備考:アニクラに通い始めて以来、なんとなくどのイベントにもその色合いを象徴するような一曲がある事に気付きました。「アニレーク」の場合はそれがこの「Q&A リサイタル!」なのだろうと思います。優に100人を超える人数が制限なく音浴びて駆け回れる空間に思いを馳せて、記事を書く度にしみじみとしていたり。
終わり
そんなわけで無事に2023年の「アニレーク」も完走です。個人的にもレポートという体裁を取り始めて以来、ちょうど一年の節目なので感慨深いものがあります。
参加された方の振り返りはもちろん、より多くの人に野外のアニクラはこういう事やってるよ~というのがなんとなくでも伝わればいいなと思って書き始めてきたことなので、何かの参考になればいいかなと思います。
良ければ記事に「スキ」を押していただけると励みになります。