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イベントレポ:漢の祭典 男性演者オンリーDJイベント「漢祭DJ」

 あけましておめでとうございます。砂塚ユートです。(読む人をほんのりと嫌な気持ちにさせるエッセイを除けば)今回が2024年最初の更新になります。
 さて、今年はおよそ日本在住の万人にとって最悪に近い年明けになったと思われますが、その煽りを受けてか個人的にもかなり厳しめのスタートを切る羽目になり、アニクラにもひと月以上顔を出せない状況が続いていました。(単純に年末年始でイベントそのものが減ったというのもありますが)楽しみにしてくださってる方がいるのかどうかわかりませんが、noteの方で音沙汰がなかったのはそういう次第です。X(Twitter)では毎日元気にピキってます。冬は野外現場もちょうどオフシーズンなので今後もしばらくは更新が滞る恐れが大ですが、何卒ご容赦ください。

 閑話休題。今回のレポートは珍しく箱イベなのですが、最初にひと言言わせてください。

……。

書きたくない  書かせないで

 始めに断っておくと今回はいつものようなレポートにはなりません。というのも本イベントはほぼ全面撮影禁止の上、令和のコンプライアンスにはおよそそぐわない内容が多分に含まれているため、言語化するのにも自ずと限界があるからです。じゃあなぜ書くのかと言うと、かつて僕が贔屓にしていた今は亡き酒場「ポニテとアフロ」のアフロ担当こと、かざふさんから薦められたため。僕もいちおう大人なので当初は社交辞令的に受け取っていたのですが、イベントの終わり際にもう一度「記事楽しみにしてます」と圧を掛けられた念を押されたため、とりあえず書いてみることにしました。武士たるもの、漢の誠を疑う心は持たぬ…… 。
 つまるところ完全に見切り発車な訳ですが、まぁ逆に今までのレポートは人様の動画頼みだったのでこれを機に一皮剥けるのもありかなと。……ふ、ふん。だから別にあんたの為に書くんじゃないの!勘違いしないでよね!

真の男の祭典

 「漢祭」……それは真の漢の為の祭典。大阪・心斎橋にあるbar兼ライブハウス、「心斎橋HOTLIP」(いつもお世話になっております)主催の男性演者オンリーのオールジャンルDJイベントです。今回で二度目の開催ですが、概要はこんな具合。

 出演者には大阪を中心に関西のパーティーで名を馳せる男性DJを片っ端からかき集めたようなメンツが揃い踏み。告知からして既にただならぬ雰囲気ですが、特に目に入る異様さは女性の入場料は5万円(+1D)という色んな意味で強気の設定。これはイベントの趣旨が説明するまでもなくアレな事から設けられている責任回避の詭弁予防策なのですが、昨今の風潮から言えばあからさまに逆行した内容だったために、初回開催の告知はX(Twitter)でガチめの怒られが発生するほど。

(なお本当に5万円払って入場した猛者もいた模様)

ひろがる阿鼻叫喚

 開催にあたっては少しでも内容が外部に漏れると大変険しい事になるため、この日の為だけに全面壁貼りで隠匿。もはや非合法の匂いすら立ち込めていますが、外から見えない限りは法に触れないのでご安心です。中でなにが行われているかについて、誰が何をしたとかあまり仔細を書くと出禁にされる恐れがある事やそもそもnoteのキャパシティがどれだけ堪えられるのかが未知数なので、ひとまず初回開催時の実況を一部抜粋してご紹介します。

  んー、記憶から消したいかも。
  まだまだいきます。

見せられないよ!

 正直こんなのは序の口で、とにかく4階については見せられないモノや聴かせられないプレイだけで構成されていたと言っても過言ではありません。とても纏められないし、纏めたとしても怒られる。ただ、これではあまりにもただの男性裸祭りの無体な紹介なので、もう少し具体的にどのような楽曲が流れるのかについても触れられる範囲で触れていこうと思います。オールジャンルなのでアニソンは勿論、各々が持ち寄った漢の楽曲です。

・角田信朗のよっしゃあ漢唄

 備考:これぞ漢祭DJ。この1曲にコンセプトが詰まっています。

・グランブルーファンタジーの三羽烏漢唄(instrumental・ソイヤVer.)

 備考:いかにもな絵面ですが、漢祭では褌の存在さえも女々(めめ)なので当然これは全裸で再現

・青森最後の詩人ひろやーの新町

 備考:漢祭で必ず流れるアンセム。この曲の主張と唯一比肩しうるのは精神崩壊したカミーユ・ビダンくらいのものでしょう。やめないか!

・MEN'S5のとってもウマナミ

 備考:何とは言いませんが「馬並み」は男のステータス。2フロアのイベントですが、奇跡的というか必然というか(前後こそ異なるものの)この曲と「ラッキーマンの歌」の繋ぎが丸被りしていました。突いて突いて突きまくるゥ~

・おっぱいず★のおっぱいは世界を救うのだ☆彡

 備考:実はこれオタ芸でいうと3技曲なので、打ちイベでも結構頻繁に流れます。

・影山ヒロノブのCHA-LA HEAD-CHA-LA

 備考:男の子はいくつになってもドラゴンボールが大好き。これが流れた時、フロアには一糸まとわぬ輩が目算で7、8人は居たのでドラゴンボールが2回くらい使えてお得。

・遠藤会の健全ロボ ダイミダラー

 備考:これぞ男のロマン。日本が誇る最高のロボットアニメーションです。

・回レ!雪月花

 備考:ここは漢祭。回るのは竿と玉です。この日一番の地獄絵図でした。\逆回転!/

・MAHO堂のおジャ魔女カーニバル!!

 備考:インドダンスなんて軟弱な事はしません。真の漢はただ、サンダースネイクあるのみ。

・Kaoriの天武の舞、暁の門

 備考:野外アニクラにおけるオタ芸のアンセムですが、もとを辿ればエロゲの曲。ゆえにイベントアンバサダーの魔羅は本能のもとに怒張ついに漢祭が一線を越えた瞬間です。

・Hentai - S3RL

 備考:3階はかざふさんのターンで拾ったハードコアMIX。正直ジャンルは全然分からないけどDJが上手いことはわかりました。なおサンプリングされてる音声は真の男であれば誰もが知る伝説のエロアニメ「鬼父」のもの。

 ちなみにこの時、4階では次回の出演オファーを懸けた「ガリガリ君早食い対決」が実施されていた模様。夏休みの小学生男子じみて牧歌的な響きですが、闘いそのものは熾烈を極めたらしく、直後には体調不良を訴える修羅が続出。

・SUSHIBOYSの木にしない

 備考:前貼りが印象的なMVで、主催側からもきちんと再現用の物が用意されていたのですが、肝心のモノが収まらず終始ぶらんぶらんしてました。映像編集の尊さに思いを馳せて落涙。

・2plus1のSingapore

 備考:昨年の「Deva Mahadeva」に続き、おそらくは2024年の野外アニクラを牽引していくことになるであろう珍曲「Singapore」がここで初お披露目。翌日のイベントも含め、2日に渡ってこの曲を浴びた店長は数分ごとにフレーズを口遊さまずにはいられない狂気に犯され、急遽、口にした者に対して1回につき制裁のイェーガーマイスターのショットをレギュレーションとして設定してしまうまでに。会場はスマホのライトを照らして大合唱。

 なおこの音源の採掘元は、千葉の何処かで密かに催されるとだけ語られる伝説の「あごげマウンテン」が由来らしい。

 他にもイベントアンバサダーのちろる君のDJデビューや練習のために店へと通いつめた彼の姿を見て男泣きする店員、ジンジャーエールに浸かって使い物にならなくなった陰茎など終始、男の涙と汚物に塗れていました。

 出展フードも美味しかったです。「ポニテとアフロ」の閉店以来、懐かしのかざふ飯に実家のような安心感。

 そして載せられませんが、コジーナ邸さんのお◯ん◯んまぜそばも見た目とは裏腹に濃い濃いにんにくの味がたまらず完飲。載せられませんが。

https://tabelog.com/osaka/A2701/A270105/27102970/

 大阪の阿波座にあるお店です。僕も近いうちにここにイキたい♂

でも良いパーティーなんです

 ここまで一応、世間様の風潮に合わせてやれ表に出せないだとかコンプラが〜などという体で紹介してきましたが、実際のところ漢と生まれしは一度は足を運ぶべきクラブイベント、それが漢祭です。閉塞感の漂う昨今、こんなイベントが怒られもせずに(怒られてたけど)存在できること自体が奇跡に近く、またそれに見合うだけの熱気と演者の力量が伴った破格の体験となる事間違いなしです。ホモソ上等、ここにはケダモノしかいません。一度アホになって己の枷を解き放ち、何もかもをリセットしてもいいのではないでしょうか。次回の本編は8月頃に予定されているとか。
 女性の方に置かれましては……5万払えば男の痴態が心ゆくまで楽しめます。4月には「とびっこナイト」なる漢祭の番外編が開催予定で、そちらは女性の出入りにも特に制限は無いそうなので遊びに行ってみてください。どういう内容なのかは僕も知りません。

 なお、漢祭以外のイベントや通常営業の「心斎橋HOTLIP」はもちろん性別に関係なく楽しめますので、そこは誤解の無きようよろしくお願いします。幸か不幸か、イベントのある週末は僕に会える可能性がわりと高めです。

 



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