コラム:2022アニレークvol.10総括(二日目)その③
「アニレークvol.10」のまとめコラムもついに最終回。
前回までの記事はこちら↓からどうぞ。(左上のハート押して頂けると幸いです)
さて前回の続きから……の前に、僕としたことがある意味、初日で最大のハイライトを紹介し忘れてましたので、まずはこちらで代えさせていただきます。(すみません)
初日ハイライト(書き忘れ分)
『PF戦姫絶唱シンフォギア3 黄金絶唱』大当たり音→Synchrogazer(『戦姫絶唱シンフォギア』 OP)
備考:名物の『パチンコフィーバー戦姫絶唱シンフォギア』芸。打ち手はパチンカスになった世界線のオカリン。年々芸が細かくなって再現度が上がっています。今回はついに迫真の紙芝居付きで臨場感が凄い。あと足りないものといえば缶コーヒーとタバコ、それから台パンくらいのモノでしょう。
さて、やり残しも済んだところで、二日目も奏菜さんの素敵なイラストから。
コミュ障を拗らせて初日は一人で泣いて帰った僕ですが、この日はメメメスペシャル直後に書いたオタ芸noteをきっかけにフォローしてくれたキレートレモンニキの仲介で、「創作ダンスお遊戯会」の皆さんを筆頭に多くの方と知り合うことが出来ました。その節は本当にありがとうございました! 今後とも現場が被った暁には対戦よろしくお願いします。
二日目ハイライト2
①せーので跳べって言ってんの!(『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』 イメージソング)
備考:ツーステとジャンプでお馴染み野外アンセム。ツーステクソ親父!
今回はオタクの四次元ポケットからトランポリンが出現。「全力で跳べ!」とはいえそこまでやれとは言ってない。
そして、それとは別に奥の方では座禅したまま空中浮揚が行われていますが……技名は概ねお察しの通りです。ここでは言えません。
②OTAHEN アンセム(夢見りあむ)
備考:今日のアニレークで悲しいことがありました。
夢見りあむからアイマスを守る党。本人ともども実装以来、デレマス界隈を騒然とさせたやべーやつ。あまりにもあまりなので一部では「ライブ出禁」とも噂されていましたが、全然そんなことはなかった。
とはいえリリース後からまもなく禍へと突入してしまったため、実は未だに公式の現場ではコールとオタクソロが実現していません。そのためこうした場で回収できるのは何気にレアだったりします。
末尾になりますが、星希成奏さんのご快復を心よりお祈り申し上げます。
③LOVEドッきゅん❤(CLUB PRINCE)
備考:インターネット老人会。その世代はみんな踊れる枠。
「踊ってみた」文化も過去の隆盛かと思うと居た堪れないものがあります。
④Cat!!してSuperGirls(『東京ミュウミュウ にゅ~♡』 OP)
備考:「いとうあさこスネーク」や「おジャ魔女インドダンス」などで野外アニクラ界隈に革命をもたらしたあの男がまたやった。DJも思わずドン引きするアニクラの特異点、史風・オンステージ。ついてこれるモチくんも凄い。
詳しい経緯は後述しますが、彼はこのアニレークを契機に『甘城ブリリアントパーク』のオープニング「エクストラ・マジック・アワー」の振りコピにも着手し、3日後には完成。その後の「よんはろ」にてお披露目した模様。
⑤百花繚乱花吹雪(Hololive IDOL PROJECT)→Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆(宝鐘マリン)
備考:大手Vtuberの所属するホロライブからオリジナル楽曲繋ぎ。個人的にはあまり馴染みはないんですが、アニクラではよく流れてくるので食わず嫌いも良くないなと痛感する次第。
オタ芸で言うと画面後方でよさ恋スネーク→七本槍→いとうあさこスネーク終段という珍しい構成。よさ恋はPCゲーム『千恋*万花』の「恋ひ恋ふ縁」や、先日まことに遺憾ながらレギュレーション違反が報告された『ハナヤマタ』のオープニングテーマ「花ハ踊レヤいろはにほ」など和系統の曲でそこそこよく見かけますが、七本槍の単体に至っては滋賀県長浜市のご当地ヒーロー主題歌「よいさ!ヒキヤマン!」くらいでしか確認できていません。
⑥シリウス(『キルラキル』 OP)
備考:以前の記事で割愛した「ナマステスネーク・天」がこちら。
その場で横になる涅槃仏の動きまでは通常のナマステスネークと同じですが、この派生では起き上がってすぐにまた寝仏になります。そこから領家や七本槍で見られるのと同様の回転→OAD→ロマンスを挟みつつ、サンダースネーク(印相を混ぜる)→合掌しながら数回振りかぶってナマステ終段に着地の流れ。
なに書いてんだか自分でもよくわからないので、動画見て覚えてください! 目下のところ、この曲でしか使いません。(『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』の全体曲「UNION!!」でも打つ人はいる)
⑦極楽浄土(GARNiDELiA)
備考:なぜかみんな踊れる枠。というより「MMDに踊れて人間に出来ない事はない!」みたいな理屈が働いているのだと思う。物理演算にも負けないオタクのパフォーマンス。
⑧青空のラプソディ(『小林さんちのメイドラゴン』 OP)
ハム太郎とっとこうた(『とっとこハム太郎』 OP)
備考:お決まりの。5年間で培われてきたアニレークという場所の懐の大きさをそのまま物語っていて美しい円です。
⑨Give a Reason(『スレイヤーズNEXT』 OP)
備考:\目まぐるしい時間の群れが~! 目まぐるしい時間の群れが~!/
実はここで打たれる技はハニパイSOAD→サンダーカシムラといういずれも18年以上前に開発された超古代のオタ芸。アニクラの無形文化遺産とも言える。
ハニパイとは2003年にカントリー娘。がリリースしたシングル「浮気なハニーパイ」の略であり、同曲の両膝をかくかくさせる振り付けを指します。(他にハニパイ派生がいくつかあるとの事)
そこに腕を上左右に出す「SOAD(ソーエーディー)」が合わさることで、ワカメみたいな気持ち悪い動きになります。
こちらは現在「ロザリオ」と並び、Bメロで手持ち無沙汰な時などにとりあえず打ってることが多いです。
オリジナルのSOADは腰を入れて右腕を伸ばした左腕に向かって打つ動きみたいです。
他方、サンダーカシムラの正確な由来についてはほとんど失伝。調べたところではカシムラ何某が開発した技であるらしく、さらにその源流をたどれば「又吉芸」と呼ばれるものの一環であったとか。
いずれも復興の経緯として、現場の古参(というかサンチェさん)が掘り起こしたものが台湾アニクラに流入するなどして現代にリバイバルした、という∀ガンダムみたいな過程があったみたいです。
⑩Another World(『異世界はスマートフォンとともに。』 OP)
備考:アニレークのレギュラーDJごんぐぃ氏が開発した「スワロウスネーク」の課題曲。お膝元というだけあって今回も観測。
推察するに惜しむらくは2020年に閉店した「京都スワロウテイル」(僕も一度だけ遊びに行ったことがあります)というハコが由来と思われますが、ご本人からは特に何も伺っていないので実際のところは不明。訊いてから書け? それはそう!
この後はアンセムが数珠つなぎに押し寄せてくるんですが、大方我慢できずに先の記事に書いてしまったので(stone coldやHEAVEN'S RAVEなど)今回は飛ばします。\ガマンデキナイ!/
⑪スパッと!スパイ&スパイス(『RELEASE THE SPYCE』 OP)
備考:美しいサークルその2。阿波踊り会館も真っ青な光景。一瞬、マチアソビと会場間違えてるのかと思った。徳島スネークも特殊の中では滋賀と並んでかなり好きな部類なので打てそうな時は隙を見て打ってます。
⑫Cagayake! GIRLS(『けいおん!』 OP)
お ま た せ
い つ も の
実 家 の よ う な 安 心 感
備考:正味70秒の間に行われる設営から撤収の一部始終。倍速再生した働きアリみたい いつ見ても芸術的。まさしく大盤振る舞いされている布は大方、「京アニスネーク」の開発者であるゲンドゥさんの私物である模様。
⑬リライト(『鋼の錬金術師』第4期OP)
備考:滲んだおも…消してェ~ッ!(フライング)
これが書きたかった。メメメスペシャルでも観測。
オタクは早漏なので消すのを我慢できない。そのくせサビ前に満足しちゃって本番では消さない。消してェ~ッ!
⑭夢のつぼみ(水瀬いのり)
備考:「ナラステ」とは大仏のイメージが根強い奈良のご当地技「奈良スネーク」と、仏教の本場であるインドっぽい動きの「ナマステスネーク」を連続で打つ技。僕が知る限りでこの曲に奈良の要素は一切ありませんが、つまるところ尺さえ合って入ればなんでもいいのです。
⑮ユメ語るよりユメ歌おう(『ラブライブ!サンシャイン!!』 1期ED)
備考:二日目もいよいよ佳境。Aqoursのぬいぐるみがパンパンに入った専用ワゴンに詰められて運ばれるオタクと、桜内梨子のぬいを御神体のように崇めてひれ伏す終戦間際のラブライバーなど体力以外も限界の様相を呈しています。
シークレットゲスト
アニレークvol.10もいよいよ終盤に差し掛かった頃、シークレットゲストの来訪が告知されました。そのゲストとは……
AKINO with bless4
AKINO with bless4!
AKINO with bless4!?
「そんな事ある!?」と思わず叫んでしまいました。アニレーク5年間のひとつの結実、それは「創聖のアクエリオン」や『艦隊これくしょん -艦これ-』のオープニングテーマ「海色」を担当した、アニソン界隈で知らぬものはいないAKINO with bless4の召喚でした。
今期限りでオーガナイザーを勇退されるだぜさんの、「これが"僕のありがとうの気持ち"です」……しかと受け取ったぜ!
披露されたアニソンのセットリストは以下の通り。
本人の生歌を背にして打つ「魚雷スネーク」や「領家大明神召喚の儀」は背徳感が堪らず、味わい深いものがありました。
最初はみんなやや恐る恐るでしたが、主にお兄ちゃん(AKASHIさん)のノリとファンサが良すぎるあまり次第に遠慮がなくなっていきました。Golden Lifeの際にオタ芸指南役として壇上に立った史風さんも、最初はサンダースネークで様子を見ていたものの、二番では血迷った末に「いとうあさこスネーク」を選択。
〆の創聖のアクエリオンに至っては、
率先してオタクピラミッドの上に乗ったお兄ちゃんが孔雀を持って暴れ出す始末。もう何も、だれにも止められない!
出演後もチラシを本人自ら手渡ししてくださったり、希望者全員に一人ずつ記念撮影に応じてくださるなど神の如きファンサを見せてくださいました。AKINO with bless4の皆さん、本当にありがとうございました。僕も一緒に写真撮っていただいたので家宝とさせていただきます。
あと直に「『君の神話~アクエリオン第二章』が好きです」とお伝えできる機会に恵まれてよかったです。
はえーのよ。
二日目ハイライト3
①翼(『アルスラーン戦記 風塵乱舞』 OP)
future gazer(『とある科学の超電磁砲(OVA)』 OP)
備考:陽も傾き始めて宴もたけなわ。定番のサンダースネークも明らかに人数が増え始めています。「翼」は個人的にかなり好き。
②キズナミュージック♪(Poppin'Party)
備考:バンドリの曲だー!!
ナナシスの「Sparkle☆Time!!」、アイカツ!の「ダイヤモンドハッピー」と繋いでここに行き着くのはある種の必然を感じます。この頃にもなると光害勢もちらほらと出現。
③徒花ネクロマンシー(『ゾンビランドサガ』 OP)
備考:琵琶湖を望みながらの滋賀スネーク。流石に壮観なり。
特殊スネークの起源を遡って感じたのは、特に開発ツイート自体が伸びてる訳でもないのに、技そのものは着実に広まってこの規模まで定着するという特異な伝播性。僕のnoteが想定していた以上にリーチしていたのもそうですが、地下技と呼ばれるだけあって、この界隈のミームは単に画面の数字だけでは推し量れないものがあります。それにしても一期一会でこんなに揃うのって凄いな。
④Rising hope(『魔法科高校の劣等生』 OP)
備考:アニレークオーガナイザー、そのラストターンの大トリは「Rising hope」のフル掛け。野外アニクラでは流れない方がおかしいくらいの曲ですが、意外にもだぜさんは今まで流したことがなかったとの事。
会場面積とほぼ半径が同じ規模のナマステスネーク、そして直線距離ではもはや計り知れない長さになった直立ナマステスネーク。これらすべてアニレークが築いてきた人の繋がりと同じであると思うと目の奥からアツいものが……。
これ以上にない締め括りだったと思います。だぜさん、5年間お疲れ様でした。
終わりに
あらためて「アニレークvol.10」、本当にお疲れ様でした!
このイベントを通じて新たな交友や視野の広がりを実感させていただき、個人的にもとても有意義な時間だったと感じています。
主催のだぜさんはご卒業でしたが、これからもアニレークというイベントそのものは継続していくとの事なので、また機会があればお邪魔させていただこうと思います。
そして、ここまでお読みいただいた皆様にもお礼申し上げます。
もしこの記事をきっかけにアニクラに興味を持ってくださる方がいらっしゃるとしたら、それは僕にとって望外の喜びです。
オマケ
史風さんがどうしてもやりたいと激推ししていた『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』の前期オープニング「太陽の楽園~Promised Land」でのひと幕。マーメイドプリンセスの色紙で周囲を取り囲んだかと思えば、おもむろに半裸になる男性ふたり。当然、何も起きないはずがなく……。
(こんなシーンあるんですか?)
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