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2022年に作った本の装丁まとめ

装丁まとめ記事も、気がつくと5年目になりました。

そんなに続けているのだと思うと不思議な感慨があります。サークル活動自体は7年かな?

2022年後半は諸事情で趣味の活動ができず、作った本は2冊でした。長く続けていると色んな年が出てくるなという感じです。

そんなわけで、数は少ないですが今年のまとめです。

きみを世界の敵にする

表紙:OK特アートポスト180K
本文:淡クリームキンマリ70K
加工:マットPP、小口染めオレンジ
印刷所:STARBOOKS
表紙デザイン:ヱレキテルワークス
イラスト:510

個人的に小口に加工することがブームだったので、オレンジ色に小口を塗っています。小口加工は表紙のPP加工必須だったので、紙はシンプルなアートポストにして、マットPPをかけています。

小口の色は、表紙デザインで上がってきたものを見て、オレンジ色が使われていたのでそれに合わせてのチョイスです。デザイナーさんとの調整はしていないですが、表紙と小口のオレンジがとても似ていてぴったりでした。

初めて疑似でない小口塗をしてみましたが、ぱきっと目立つ色合いで面白いです。

どちらかというと色が淡くて繊細なものが好みなのですが、自分の好みと違ったものを作ってみるのも面白いな~と思えた初めての本です。

王女様がメイドに監禁される話 エメリの結婚

表紙:エンボス布目 135kg
本文:淡クリームキンマリ 62kg
加工:なし
印刷所:ブロス
イラスト:香川悠作

3部作の完結編です。
シリーズ作品ということで、使っている紙など3冊の装丁は完全にそろえてあります。デザインも自分で担当しているのでやりやすかったです。

イラスの香川さんにもご尽力頂き、イラスト上で二人の関係性の変化がわかるようにこだわりました。
並べて楽しめるのがシリーズ物ならではの面白さだなと思います。

背景のカラーは紺色から始まり、だんだん淡くなっていくようにしました。ちょうど3巻目が結婚というテーマだったので、白に近づいていくのがぴったりだったかなと思います。

特殊加工なし・自分でデザインも担当という、比較的予算が抑えられた作品だったこともあり、完結巻では挿絵を頼むこともできました。

続き物のお話を出すのは初めてだったので、無事に完結できてほっとしています。

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上記の本含め、発行した本は下記で通販しています。

二次創作から活動を始めたので、1年に複数のイベントに出て毎回本を出すのが当たり前の感覚があるのですが、ずーっとそのまま同じように活動はできないなと実感した年でした。

ただ、趣味だからこそ1年に1冊を時間をかけて作ってもいいし、無理せず本を出さない年があってもいいし、好きなように時間がかけられる活動でもあるわけなので、引き続きあり方を模索していきたいです。


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