夢を叶えるために脳はある_読書記録
最近読んだ面白かった本「夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす」を紹介、と自分の考えを整理する。
概要
脳科学者の池谷裕二氏が、高校生に向けて脳の働きやその可能性について語る書籍。題名が非常に気になって買ってみた。
正直、非常に長い上に難しい話も多く、まだ自分の中で消化できていないので正直なところ。本に出てくる学生頭良すぎだろ。。。
面白かった部分について言及してみる。
夢を叶えるために脳はある
気になっていた題名に対する答えはこれ。
本を読んでいない人はさっぱり意味がわからないと思う。読み終わった私も他人に説明しろと言われたらうまくできる気がしない。
著者の研究室↓
でかでかと「夢を叶えるために脳はある」と書いてある。
その文言の下の文章が面白い
これは本当にそうだなと思う。今の時代に合っているかどうか、が重要である。人殺しすることが大得意なサイコパスも戦国時代に生まれたら英雄になれる可能性がある。でも、現代だったら精神障害者になりかねない。
人間が生きる意味
人間が生きる意味は宇宙の老化の手助けだという。これは自分の中になかった考えだった。今の時代、SDGs、環境保全、地球温暖化対策など地球を守る方法に動いているが、それは実は地球のためになっていない。環境を破壊することが地球レベルでの人間の生きる意味。ある意味救いになる。何したっていいんだ。
命題の根拠は「散逸構造論」。説明は本を読むかぐぐってください。
脳がある意味
人間よりも脳を持たない生き物が多く、彼らが数的に多く、地球の覇者である。脳は燃費が悪く非常に多くのエネルギーを消費する。脳がある意味ってなんだ?結局、地球を老化させることにつながる。
寝ている時が人間の本来の姿
睡眠中、特にレム睡眠中には、脳が非常に活発に活動し、この期間中に脳は昼間に得た情報を整理し、記憶を形成し、感情を処理する重要な役割を果たしている。夢を見ることで、脳は新しい情報や経験を既存の記憶と統合したり、問題解決のためのシミュレーションを行う。夢の中でのシナリオは現実とは異なり、自由で創造的な思考が可能。無意識な状態で自己整理やリフレクションを行なっている。また、自己修復や成長をも行なっている。
猫などの動物は寝ている時間が非常に長いが、人間に比べて本来の姿で生きているわけだ。何が成長しているかはよくわからないが。
効率的な学習方法
「困難学習」「地形学習」「交互学習」という種類があり、それぞれ簡単にいうとこうなる。
「困難学習」:面倒な方法で学習した方が身に付く。
「地形学習」:複数の距離から練習する方法。
「交互学習」:勉強する順番をばらばらに。いろんな時代をいったりきたりなど。
これらの性質から、苦労した方が学習効果は高いという。
ラーニングピラミッドという学習にモデルがある。
これとの対応はどうだろうか。上から下に向かってアクティブラーニングになる方が困難があるようには見える。
おわりに
また、2年後くらいに読んでみたい本だった。今より楽しめるかもしれないし、そうではないかもしれない。
自分は進化しているか、退化しているか。