2022年10月18日

「今日俺ポークピカタめちゃくちゃ上手く作れたんだよ。ポークピカタの〇〇って呼んでくれてもいいよ。」

「分かったよピカタン。」

「ピカタン?!?!」

下味の塩コショウを振って小麦粉をまぶして卵につけて炒めるだけでこんなに美味しくなるのかというポークピカタ。小麦粉、卵という洗い物が面倒になる材料を使うもののまな板包丁要らずなのでガサツな僕には有難い一品。しかし誰も僕のことをピカタンと呼ぶ訳もなく。


「機動戦士ガンダム 水星の魔女」を見始めた。ガンダムとはあまり縁がなく、昨年公開の「閃光のハサウェイ」を観て面白いと感じたほどだった。歴史あるシリーズなのでもっと上の世代のものだと思っていて、ハサウェイが流行るまであまり関心を持っていなかった。ところが水星の魔女はテレビ放送直後からずっとSNSで話題になっており、さすがに情報が入りすぎていたので気になってしまった。そのため話数が少ないうちにと見始めたのだ。
結論から言うと、めちゃくちゃ面白い。最近はアニメ作品が豊作だと思うが、その中でも負けず劣らずこの作品も上位に来る面白さだと僕は思った。1話切りという言葉がある。これはアニメがあまりに多い昨今、面白いかどうかを1話だけ見て判断し、面白くないと感じたものは見るのを辞めて面白いのだけ継続して見るという取捨選択の手段のことを指す言葉だ。だから昨今のアニメは1話でどれだけ心を掴むかが非常に大事になる。その点でこの「水星の魔女」は突き抜けていると僕は感じた。僕はガンダム素人なのでモビルスーツとガンダムの明確な線引きがどこでされるのかをいまひとつ理解していないが、ガンダム(と思われる)エアリアルの圧倒的な戦闘力に興奮が止まらなかった。子供心をガッチリと掴まれてしまった。主人公スレッタ搭乗のエアリアルがかませ犬役っぽいグエルを無双するラストで爽快感を憶えつつ、しかしながら水星出身という背景、ヒロインのミオリネの境遇、ガンダムとは何か、タイトルの「魔女」とは何かなど、数々の物語の骨子となる疑問の種を1話でしっかりと蒔いている。見せつつ隠すということを23分で収めきっており満足しつつこの先が気になるという点で、1話で切られない作品だと僕は感じた。単純にミオリネのヒロイン力の高さで人気している部分もあるかもしれない。

スパイファミリーもある中で、また毎週楽しみな作品が増えてしまった。BLEACHやチェンソーマンには触れていないので、この季節はスパイファミリーとガンダムの2軸で生きていくことになると思う。非常に楽しみだ。

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