タイラカ

"雑"に帰れるかという手続き。

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マガジン

  • 2022年11月

    2022年11月に書いた日記をまとめています。

  • 2022年10月

    2022年10月に書いた日記をまとめています。

  • 2022年9月

    2022年9月に書いた日記をまとめています。

  • 2022年8月

    2022年8月に書いた日記をまとめています。

  • 短篇集

    日記から独立した単一の記事をまとめています。

最近の記事

マクドナルド理論

マクドナルドが値上げを発表した。悲しい現実だ。 マクドナルドが値上げを発表する度、巷ではマクドナルドに対する個人的な意見が飛び交う。「昔は安いのがマック、美味いのがモスだったが今ではマックもモスも値段が変わらないからモスの方が良い」「マクドナルドはもう高すぎて気軽に行けない」等々。そうした値段に対する意見から、「そもそもマクドナルドに行こうと思うことがない。」という質に対する意見まで。 そんな中僕がふと頭をよぎったのが、『マクドナルド理論』についてである。マクドナルド理論と

    • まだ見ぬカルボナーラを求めて

      僕は多分カルボナーラが好きだ。多分というのは、カルボナーラを食べて舌鼓を打った経験が無いからである。でも多分好きなんだと思う。 まず、僕はチーズがとても好きだ。個体として食べるのはもちろん、溶けて混ざっているのも大好きだ。何か料理に変化をもたらしたい時に選択肢としてよく挙げるほどには、チーズに対し大きな信頼を置いている。そして僕は黒胡椒も好きだ。堅揚げポテトは当然ブラックペッパーだし、ステーキ肉には塩コショウも良いがブラックペッパーを好んでまぶす。あまり聞かないかもしれないが

      • 現実の虚構性

        WBCが閉幕した。 結果は言うまでもない。日本が野球大国アメリカを下し 、本大会を7戦全勝で見事14年振りに優勝を果たした。 準決勝のメキシコ戦、そして決勝のアメリカ戦で感じたことはただ一つ、「事実は小説よりも奇なり」ということだった。 不世出の二刀流大谷翔平、衰えを知らない7色の変化球を操るダルビッシュ有、屈託のなさが愛された日系人ラーズ・ヌートバー、昨年オリックスを日本一に導いたマッチョマン吉田正尚と言ったメジャーリーガーに、史上最年少三冠王村上宗隆、史上初2年連続投手4

        • カレー哲学

          僕は三度の飯よりカレーが好きである。それならば3食すべてカレーにすれば良いのではという話なのだが、現実的にそうはいかないものである。 もう1ヶ月くらいになるだろうか、セブンイレブンが現在、カレーフェスなるものを展開している。数々の名店とコラボした商品を期間限定で発売しており、今店舗では複数種類のカレーがひしめくようにして並んでいる。 コラボメニューなだけあり、コンビニのカレーにしては具や味が本格的であり、その分ちょっぴり値段が張る。これをちょっとした贅沢だと思い、いつの間にか

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        • 2022年11月
          15本
        • 2022年10月
          31本
        • 2022年9月
          30本
        • 2022年8月
          31本
        • 短篇集
          8本
        • 2022年7月
          30本

        記事

          流行り廃りとバナナジュース

          流行は作られるものである。流行ったから流行りなのではなく、流行らせたから流行っている。そんなことに気付くのに、結構な時間を要してしまった。 外装改修工事のさなか、ファッション、美容といったところに関心を向けている。そのものの情報だけでなく、もう一層上のメタ的な視点からファッションや美容を見る目が養われつつあるのを感じる(とは言ってもまだまだなのだが)。そこで分かったのは、流行りには周期性があるということ、そしてその波はほんの一部の中心的存在によって形成され、波及しているという

          流行り廃りとバナナジュース

          外装改修工事着工に際し。

          最近不思議に思うことがある。 美醜、つまりはルッキズムによる価値判断が人の生きやすさにこれほどにまで大きな影響を与えるようになってきた社会で、未だに女性の方が美意識が高いということについて、不思議に思っている。 採集生活を営んでいた頃から、差別の規模というのは、女性より男性の方が圧倒的に大きいものであった。時代を経て、女性そのものの地位が低かった時期もあったが、今では男女平等が謳われ、まだまだ不十分ではあるもののその点については快方に向かいつつある。しかし、同性内の格差という

          外装改修工事着工に際し。

          「小説は書けないな」と思った話

          近頃小説を読むようにしている。僕はどうも小説を読むのが苦手だと感じているからだ。「読書家」と聞くと大抵は小説を読むことが好きな人、という文脈で取られる。しかし僕の場合は小説よりもむしろ、評論や教科書のような伝えたいことを伝えるためだけに文字を使用している豊かさを含まない活字を読むことの方が得意だ。評論は、まるで入試の現代文を読解しているような感覚で、「これは筆者の主張だ」「これは主張の下支えをする例だ」というように、文章が持つ役割を汲み取り、そのメタ認知の中で文を噛み砕くとい

          「小説は書けないな」と思った話

          レコーディング、、、

          今更言うことでも無いが、カメラという発明は偉大なものだった。"その瞬間"を2次元的なものとして長きに渡り保存することが可能な技術。その後はカメラ自体もそうだが、携帯電話、スマートフォンの発明により、より写真や動画を記録しておくことが身近なものになった。 僕は頻繁にスマホカメラを対象に向ける側の人間だ。人にさえ向けたがるが、嫌がられる場合が多いので諦めて一緒に食べたものや一緒に見た景色を代わりと言ってはなんだが多めに保存する。 保存したはいいものの、頻繁に見返すということはなか

          レコーディング、、、

          側面

          「日本の地方では、若者の都市部への人口流出により生産性が低下している。人口の半数が65歳以上である限界集落が年々増えており、少子高齢化の影響もあり集落の高齢化が非常に大きな問題である。」 中学で社会の先生に教わったことだ。実際、自分も大学生の年齢になって地元を離れ関東圏に住むようになり、先々の就職先を考えるにあたって都市圏にするという考えも大きくなってきている。都市に人やお金が集中するというのは国全体にとっても由々しき問題だと思う。その問題意識を中学生の頃にちゃんと仕込まれた

          でけぇ素数を見つめよう

          ぼくたちはスマートな生き物だから、細分化、単純化、標準化を好む傾向にある。ある概念に対しそれは何から構成されているのか、どのような問題を孕むのかを一つ一つ詳らかにしていき、解決策を提案する______要素還元的手法を用いて、様々なことを説明している。何で景気は良くないのですかとか、政府の行いはどうなの?みたいな無機的な問題に立ち向かう時にそれは大いに有効だけれど、感情にまで要素還元的手法を持ち出すのはナンセンスだなぁと思う。 「わたしのどこが好きなの?」____男性諸君からし

          でけぇ素数を見つめよう

          「そんな、光。」

          心には周期がある、そんなふうに思う。身体にだって周期があるのだから、身体の内側に現れる心に周期があるのは当然なのかもしれない。心の波が深く沈み込む時、運悪く他の波も深く沈み込んでぶつかり、共鳴を起こし、水面を強く持ち上げながらさらに沈んでいくことがある。今の私はそんな感じだ。大した振幅の波じゃなかった気がするのだけど、気がつけばどう、どうと大きく深く、重くなっている。 何となく気が落ち込みがちな日々が続いて、「あ、そういう周期なんだ。」と納得した。重なるように試験やら将来へ

          「そんな、光。」

          年の瀬

          2022年は、色々と良くない年だった。上半期は良かったが、下半期が良くなかった。書けばネガティブな言葉ばかりがボロボロと溢れ落ちるし、書かなければ漠然とした整理のつかないフラストレーションに頭を支配される。機嫌が良い時というのはそれを言葉にしようとしても何も思い浮かばない訳だが、書かないからと言って機嫌が良くなるかといったら全くそんなことはなかったし、むしろ生きづらさが増した気がする。 今年のことを反省しても悲しくなるだけなので、来年に目を向けよう。中身は在り来りだが、「エネ

          望遠

          好きな時間帯は深夜。好きな季節は冬。そんな人間が行き着く先は途方もない自己愛だ。自己愛なんて言えるほど純粋なものではないかもしれない。ダメな自分に不満を抱きつつ、どうしようもなくそこから逃れられない自己依存症だ。アルコールが必要無いのも、イヤホンがあれば対話相手が必要無いのも、独り言が長く面白くないのも、全部自己に対する依存の現れなのだと思う。 ちょっとしたズレに酷く敏感に傷付き、全てが嫌になったかのように元いた場所へ帰ってくる。距離が計算出来ないから、上手く感情衛星を打ち上

          label

          22歳の誕生日を迎えた。この歳になると別に誕生日だからどうとかは無いが、そうは言っても自分だけの区切りの日であることに変わりはないから、「21歳はどうだっただろう。22歳はどうなるだろう。」と自分を見つめ直すようなことをしてしまう。 自分を見つめ直すことは置いておいて、それよりもこれからはありとあらゆる場面で「22歳です。」と答えなければならないことについて考えを巡らす。21歳ではなく22歳。数字が1違うだけで、21だろうが22だろうが外見的にも内面的にもそれほど大きな差は無

          2022年11月15日

          朝4時。驚くほど良い目覚めだった。昨日はすごく疲れたから、早めに夜8時頃に寝て、8時間ほど充分に眠っての起床だった。理想的な1日の始まりだ。 昨晩走れなかったから、今日は朝起きてから走ろうと思っていた。しかし生憎にも雨が降っていた。「理想的な1日」は早くもここで傷がついてしまった。しかしまだまだ1日は長い。なんせ4時に起きたのだから。体が寒くて起き上がるまでに時間を要したが、それでもまだ日は昇っていない。三文の徳、とはこういうことを言うのだと思う。 おかげでかなり早い時間から

          2022年11月15日

          2022年11月14日

          今日も今日とて生活を間違える。一通り最低限の課題をこなして、日課のランニングをして、大学の登校まで寝られる時間はわずかに1時間ほど。20分仮眠に再度挑戦し、何とか1コマを受けてきた。確かに眠くはならなかったが、体力の限界をゆうに超えている。もう一度20分睡眠を取って午後に備えたい。 非常に小さなことで喜んだり、悲しんだりしている。今日は喜んだ日だ。感情は、もっと尊大なものだと思っていた。すごく良いことがあり、すごくそれを大事そうに抱きしめて、それで幸福を実感するものだと思っ

          2022年11月14日