2022年9月19日
昨日あたりから、台風14号ナンマドルが日本で猛威を奮っている。ニュースを見たところ気圧は910hPaほどで、僕はこんなに低い数字の台風を見たことがない。この数字だけでも今回の台風の規模の大きさが伺い知れる。
実害としては九州に上陸しただけで北海道まで雨が降るほどで、台風の目が来ている九州はともかく例年台風とほとんど縁のない北海道に雨を降らせるのは大したものだと思う。関東地方は言うまでもなく昨日から豪雨で、明日以降関東地方に接近してくるというのに現状これほどの雨が降っていて、向こう数日をどう過ごせば良いのかと憂鬱な気分になっている。
大変なのは、この超大型台風が日本列島をなぞるような進路を取っていることだ。「よりによって」という言葉がこれほど当てはまるシチュエーションはそうない。天気予報は向こう1週間ずっと雨マークで不穏なので、大学に行く以外ではあまり外出しないようにしたい。
「食べたいのに、食べたいのに、痛い。口内炎!!!」
昔こんなCMがよく流れていたのを思い出す。商品名は忘れたが、口内炎を治す薬のCMだった。
何の話かというと、ここ最近異常な程に口内炎が出来るようになったという話だ。8月は3回(4個)、そして9月も数日前に出来たのがじわじわと傷んできた。口内炎が出来る要因を調べると、1.ストレス 2.栄養不足 3.怪我 4.感染 などが挙げられていた。月3回も何かしらに感染するなどということは考えづらく口の中を噛んで怪我をしたこともここ最近はなかったので、この中で可能性として考えられるのはストレスか栄養不足ということになる。そしてここ数ヶ月は食に金をかける機会が多く、栄養面ではバランスが悪い可能性はあるが全体的な栄養不足ということはないと思う。そうすると最有力なのなストレスだ。
8月から9月にかけては夏休み期間だった。この間勉強のことを忘れ旅行をしたりゲームをしたりダラダラしたりして相当休みを満喫した。何かに迫られることなくのんびりとした夏休みを過ごしたので、自分の中ではストレスフリーな毎日だった。ただ1つ気になるのは「いつもと違う毎日が続いた」ということだ。全く知らない街に1人で赴く、朝から夜までゲームをする、食べたい時に食べ寝たい時に寝る、という自由気ままな生活は大学がある平日にはなかなか出来ないことだった。それ故にリラックスは出来ていたが普段の生活とは違う生活を1ヶ月以上していたことで、見えないところで調子を崩していたのかもしれない。
8月末に口内炎が出来た時に「治るまで時間がかかるから飲み薬で治そう。」と思いトラフル錠を購入し服用した。何故飲み薬で口内炎が治るのかはいまいちよく分からないが、それでも2日もすれば完治したので薬の効果は凄いと感心した。ところが先日出来た口内炎はトラフル錠を飲んでもなかなか良くならず、むしろ成熟してしまいかなり痛むようになった。我慢が出来ないほど痛いわけではないので、我慢して構わず食べたり飲んだりしているのだが、時々舌が触れてかなりの痛みが走る時がある。早く治ってほしいと祈るばかりだ。
高頻度で口内炎が出来るというのは悩ましい話だ。夏休みが明け、ここ数日で生活リズムを正した。これからは普段通りの毎日を過ごすことになる。イレギュラーな生活による見えないストレスが口内炎の原因だとしたらこれなら症状は改善されていくはずだ。健康面という意味でも規則正しい生活を心がけたい。
今日は月曜なのだが、祝日ということもあってか中央競馬が開催されていた。昨日は牝馬三冠目GⅠ秋華賞のトライアルレースであるGⅡローズステークスがあり、そして今日は牡馬三冠目GⅠ菊花賞のトライアルレースであるGⅡセントライト記念が行われた。
夏競馬はGⅡ札幌記念のみ馬券を購入し、推していたパンサラッサを応援して2着に粘るも1着のジャックドールの能力を信用出来ずに全額負けとなった。秋競馬はどのレースから買おうか全く考えていなかったが、昨日たまたまローズステークスの中継を観て、そして翌日のセントライト記念の情報を見てしまい買いたくなってしまったので、ここを秋競馬の初戦にしようと思い至った。
買いたくなったとは言うものの何もギャンブルそのものの面白さに魅了されて買わずにはいられない訳ではなく、このレースに僕のお気に入りの馬が出走するから買いたくなったのだ。その馬の名前はガイアフォース。やたらカッコ良い名前をしている。僕は今年のダービー馬ドウデュースのファンで、新馬戦においてそのドウデュースに0.1秒差まで追い詰めたガイアフォースも実はかなり強い馬なのではないかと去年から目を光らせていた。ところがガイアフォースは怪我でもしたのか2歳戦線に顔を出さず、翌年の春のクラシック戦線にも顔を出さず、結局地道に条件戦を勝ち上がることを求められた。そんな中ガイアフォースは順調に勝ち上がり、夏を経てようやくクラシック最終戦に駒を進めるべくこのトライアルレースに出走することが出来たのである。
皆新馬戦のドウデュースの2着を知っているから、セントライト記念では3番人気に支持された。1番人気には日本ダービーでは3着に好走し、そして前にはGⅡ弥生賞でドウデュースに勝った実績のある実力馬アスクビクターモアが1頭抜けた存在として支持された。2番人気にはローシャムパークという馬が支持されたが、正直前々からセントライト記念の予想をしていたわけではなかったのでこの馬についてはよく知らないままレースを迎えた。
15時45分、スタートが切られた。逃げ・先行で結果を残してきているアスクビクターモアは馬1頭分外を通り3番手という絶好の位置を取り、そしてガイアフォースはその後ろ5番手辺りでアスクビクターモアをマークする形でレースを進めた。ペースは前日の雨の割には澱みなくアスクビクターモアは前に行こうとして少し掛かり気味だったが、その後ろのガイアフォースは冷静にゆったりとリズム良く走っているように見えた。3コーナー辺りでガイアフォースに機上している松山騎手は早めに手を動かし追い始め、前を走るアスクビクターモアを捉えるようにスパートをかけ始めた。前を行くアスクビクターモアは前半掛かっていたもののこの頃には落ち着いて走っており手応えも充分で、4コーナーにさしかかってもまだ余裕そうだったためにガイアフォースよりも有利に見えた。そして短い直線に入った。外から競りかけるガイアフォースと内で粘るアスクビクターモア。最前を走っていた馬は後ろに垂れ、後ろから来た馬はどう見ても届かない状態で、この2頭のデッドヒートとなった。互いに譲らず接戦だったが、残り50m程でガイアフォースの首が前に出た。アスクビクターモアは差し返すことは叶わず、ガイアフォースが先着した。春には間に合わなかったが、クラシック最終戦に名乗りを上げる大きな勝利となった。
素晴らしいレースだった。札幌記念では最後前2頭の競り合いで推していたパンサラッサが惜しくも苦杯を舐める結果となったが、今回は2頭の競り合いを推していたガイアフォースが制してくれた。馬券を握っている身としては最後の競り合いほど面白いものはない。またしてもテレビの前で大きな声を出してしまった。レース内容も非常に良く、本番菊花賞に向かうとは公言されていないものの、菊花賞に出てくれれば間違いなく期待出来る1頭と言える。敗れたアスクビクターモアも、さすが実力馬だというところを見せてくれた。もう少しゆっくりレースを運べていれば逃げ粘れた可能性は充分にあり、負けたからと言ってガイアフォースより格下だと悲観する内容ではないと僕は感じた。
こうして秋競馬の初戦を見事ものにしてウハウハだったが、気になる収支はというと、たったのプラス60円だった。ガイアフォースは単勝3番人気、アスクビクターモアは単勝1番人気だったので、かなり堅い決着だったのだ。金銭面ではあまり良くなかったが、応援している馬が結果を残してくれたのでとても気分が良い。競馬はギャンブルではあるものの、結局は馬を応援するという嗜みだと僕は思う。ガイアフォースが勝ってくれた事で、今日はとても良い日になった。おめでとう、ガイアフォース号。