【最新版】現役編集者の私が本当におすすめする、編集者&ライターの必読本まとめ【随時更新】
こんにちは、フリーランス編集者のえるもです。
編集者を名乗っていますが、実は私は講座や出版社などで社員として働いた経験がありません。独学でライターとして活動し、経験を積んで編集者になりました。しかし、独学では不安があることも事実。
独学の味方、それが「本」です。
こんな方に役に立つ「ライター&編集者の必読本」をご紹介します。
※随時更新予定です。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(著:唐木 元)
「ライティングを始めたら、とにかくこれを読んでおけ!」くらい、文章の基本中の基本が書いてある1冊。
例えば、読点(、)の位置や文末のバリエーションを増やすことなどの文法的な話から、内容の取捨選択の方法まで文章を書くうえでの基本が詰まっています。
誰も教えてくれない編集力の鍛え方~AI時代を戦う編集者・ライターの生存戦略~(著:まむし)
ニュース記者を経て、Webメディアの編集長・編集者をしている、まむしさん(@mams428)の著書。これまでライティング本はあれど「編集者」の本はあまり見かけないので、編集と言えばこの本をおすすめしたいです。
企画から取材、執筆、編集まで、記事制作におけるすべてが網羅されたうえに、編集者が見るべきポイントやキャリアステップまで学べる一冊。2023年12月の出版なので、AIにも触れるなど新しい内容なのもありがたいです。
取材・執筆・推敲 書く人の教科書(著:古賀 史健)
「取材ライターにおすすめの本は?」と言われたら、みんなが口を揃えておすすめする本書。あの『嫌われる勇気』の著者でもある古賀 史健さんが書いた、タイトルのとおり取材から執筆、推敲までを深ぼった一冊。
取材・執筆・推敲の知識はライターだけではなく、編集者にもためになります。
デジタルマーケの効果を最大化するWebライティング(著:齊藤 麻子)
LIGブログ編集長のまこりーぬ(@makosaito214)さんの著書。コンテンツマーケで必要な知識がまんべんなく解説されてる良本です。
「ラクして量産するなかれ」という言葉にグサリ。 企業のメディア・マーケ担当者は絶対に読んでおいたほうがよい一冊です。
記者ハンドブック 第14版: 新聞用字用語集
ひらく閉じる表記、送り仮名、同音異義語の使い分けなど、表記ルールの基準にもなるのが「記者ハンドブック」。2024年9月現在は、第14版は最新です。
表記チェックをする「校正」も編集の仕事なので、編集の仕事をする人は1冊でも持っておきたい本。ちなみに、検索ができる&外出先でも確認できるため、個人的にはKindle購入がおすすめです。
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この世の中に、「書く」ための本やライター、マーケター向けの本はあれど、「編集」に特化した本はまだまだ少ないと思う。
しかも、名著があったとしても2010年代の出版など、内容が少しだけ古いものも多い。
今回は、2020年代の比較的新しい時期に出版された本と、少し古いものでもどの時代でも使える編集力が学べる本を紹介した。
もちろん“編集力”は不変的な部分があるものの、変化の多いIT・Webコンテンツ業界において、編集者はつねに新しい知識・情報を取り入れることが求められる。
今回は本を紹介したものの、本だけではなく、noteやWebコンテンツなどで新しい情報を取り入れていく、編集者にはそんな習慣をおすすめしたい。
▼編集のポイントとフィードバック文言をまとめたnote
▼フリーランスが独学で編集者になるまでのキャリアステップ