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【営業ゼロ】ライターになって5年。一度も営業をしたことがないフリーランスが語る"受け身"営業術

2024年現在、私がライターになって、かれこれ5年、フリーランスになって4年が経とうとしています。

仕事柄、ライターさんとご一緒する機会や、ライター・フリーランスの前でお話することもありますが、その際に「どうやって営業をしましたか?」と聞かれます。

この質問、実はめちゃくちゃ困っていて。(笑)

実は私、これまで一度も「営業」をしたことがないんです。

クラウドソーシングや求人媒体(YOUTRUST・Wantedly)を使って、ライター・編集者の応募をしたことがありません。(講座では偉そうに「自分から営業をしよう!」と言ってるくせに……)

前にもnoteに書きましたが、私は挑戦ができない「シャニカマー」で、営業して断られたら嫌だな……と思うタイプなので、営業というものがめちゃくちゃ苦手です。(ちなみに元・広告営業をしていましたが、本当に嫌で苦手でした。)

で、そんな私は、ありがたいことに知り合いからのご依頼や紹介経由で、お仕事をいただいて、ここまでフリーランスとして活動してきました

今回は私のように「営業ムリ!」「断られたらヤダ!」というライターさん&フリーランス向けに、私が営業をせずにお仕事をいただくためにしてきた3つのポイントを綴っていきます。


意外と、営業してないけど活躍してるフリーランスライターが多い件

最初に少しだけ脱線。

以前までは「活躍しているフリーランス仲間たち、みんなめちゃくちゃ営業してんのかな」と思って、「みんなどうやって営業してるん?」と聞いたことがあります。

「私、今まで営業したことないんだよね」
「基本、紹介でしか受けたことないや」

と話す人が意外と多かったことにびっくり。

もちろん中には「スケジュールが空いたから、知り合いに声かけたり案件に応募したりした」「書きたいメディアに連絡した」という人もいました。

でも、いろいろな人の話を聞いていると「活躍しているフリーランス≠営業をガンガンしている人」なのだと知りました。

私がこれまで仕事をいただいていた「知り合いからの紹介」は再現性がないと思っていたけど、紹介で仕事をしている人がこんなに多いのなら、むしろ「知り合いからの紹介を増やすための方法」こそが、最強の営業方法ではないか?と思うようになりました。

ということで、ここからは自分からガツガツ!いわゆる"営業"をしなくてもお仕事をいただける、受け身営業術をまとめていきます!

できること、やりたいことを伝え続ける

私はつねづね「やりたいことは口に出せばだいたい叶う」と言っています。それは言霊とかマインドとかふわっとした話ではなく、「人に第1想起されること」が仕事につながるから。

意外と人というのは、相手についてよくわかっていないもの。とくにフリーランスなんて、「誰が何をやっているのか、よくわからない」という業界。

だからこそ、定期的にSNSで「編集やってます!メディア運営やりたい!」と発信したり、飲み会などでもやっている仕事・やりたいことを伝えるようにしてきました。

また、お世話になっているメディアの上の人と面談をしたときに、「編集の仕事を増やしたい」と言ったら、ポストを用意いただいたこともあります。

詳しくは以下のnoteに書いていますが、そのなかでも「すぐにできること」をまとめていきます。

ポートフォリオと料金表をつくる

まず、というか必ずやってほしいのが「ポートフォリオと料金表の作成」です。

手っ取り早く「やっていること」を伝えられる便利なツール。SNSに貼ったり、相談があったときにとりあえずURLを送るだけでOKだったりと、フリーランスのマストアイテム(?)です。

私が編集者として、ライターさんを探すときも必ずポートフォリオを探します。

実績だけではなく、料金を書くことも大切。料金の書いてない"時価"のお寿司屋さんに入りにくいのと一緒。

たまに、料金が書いてないと「この人は高いかな…」「今回の予算だと受けてくれないかな…」と思って、声かけを見送ることもあります。

ポートフォリオのポイントは、スクール共同運営のあいちゃんが書いてくれている、こちらのnoteがわかりやすいのでぜひ!

ブログやnoteをはじめる

駆け出しで実績が少ない方におすすめしたいのが、ブログやnoteをはじめること。

私はつねづね「実績がないなら、自分でつくればいいじゃない」という話をします。

なにも、クライアントからお金をもらって書くことだけが実績じゃない。自分でつくったブログ記事も、自主企画としてしたインタビューも、立派な実績です。

(編集者的に、編集が入っていない素の文章が見れるブログやnoteの記事があると採用しやすかったりする)

実はライターだけではなく、編集者やディレクターの実績も自分でつくれます。

自分でブログ(メディア)をつくって、ライターさんにお願いしていれば、立派なディレクションの実績になる。自分が編集に入れば、編集の実績になる。

向き不向きはあれど、noteとブログにはデメリットが1つもないとさえ思っています。

コミュニティやスクールに入る

ここまで書いていた、種まきや営業のベースを整えたら、あとはチャンスが転がっているところに飛び込むのが最短経路。

実は私も、駆け出しの頃は当日所属していた朝活コミュニティの友だちから仕事をもらっていました。

あくまで私の経験からですが、人は「よく知らんプロ」よりも「信頼できる知り合い」に仕事を頼む傾向にあります。

そのため、クラウドソーシングやSNSの競合が多い海より、コミュニティなどのつながりのほうが、圧倒的に仕事をもらえやすいです。

実際、私は運営しているコミュニティやネコノテ編集部で仕事募集をかけることがほとんど。

もっというと、スクールの受講生や卒業生に最優先で声をかけます。(ちなみに私は、Marbleスクールという、ライタースクールを共同運営しています。)

裏話をすると、スクールには執筆や編集の課題があるので、その課題の評価や人柄で、仕事の声かけをすることも多いです。

自分の事業のPRではないですが、つながりが少ないならスクールやコミュニティに飛び込むのも手です。

ただし「仕事が欲しいです」を前面に出すと嫌がられることがあるので、あくまで"種まき"と捉えましょう。仕事がもらえたらラッキー精神で、コミュニティそのものを楽しむのがおすすめです。

ちなみに、12月にコミュニティメンバーの募集が始まるので興味ある人はぜひ(結局PR)▼

いただいた仕事で120%の価値を出す

ここまでは、あくまでゼロから仕事をもらう方法。

営業をしないでも、継続的に仕事をもらうために重要なのは「リピート・継続」と「紹介」をしてもらうこと。

突き詰めると「良い仕事をする」。これに限ります。

結局、1度仕事をしてよかった人には、他の仕事もお願いしたいし、他の人にも紹介する。良い仕事をする人には、営業をしなくても自然と仕事が集まってきます。

"営業しない"ために、努力をする

今回、営業しない方法を書いていて「営業していないとは言っているものの、これも営業なのでは?」という結論になった。

結局、仕事を得るには一定の努力は必要です。

自分から発信して伝えること、依頼しやすい受け皿をつくっておくこと、いただいた仕事には全力で価値を出すこと。

これを意識していれば、嫌いな"営業"をしなくても、自然と仕事をいただける状態になります。

私の経験が、営業に悩んでいるライターさんやフリーランスのみなさんのお役に立てば幸いです。


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