【読書ログ】Think right~思考の落とし穴に陥らないためのリスト
こんばんは、えるまーです!あっという間に11月も終わりを迎えようとしていますね。今日ご紹介するこの本は、人間が誰しも合理的に考えているようでまったくそうではないということを科学的に教えてくれる一冊でした。
例えばみなさんなら以下の商品を見た時にどちらがより健康的だと思いますか?
A. 脂肪分99%カットの牛肉
B. 脂肪分1%の牛肉
これ、パッと見ると99%カットした牛肉の方が健康的に見えるのですが、AもBも言葉の表記が違うだけで言っていることは同じ。
このように、同じ状況なのに、表現の仕方で受ける印象が違うことを心理学の用語では「フレーミング効果」と言います。
この本では「思考の落とし穴」という言葉を用いて、人間が誤った判断を下しやすいということを述べている。
思考の落とし穴とは何かというと、「合理的に考えたり、論理的で理性的な行動をとろうとしたりするときに、一定の法則にしたがって陥る推論の誤りのこと」だそうです。
この本にはそういった様々な日常で陥りやすい判断の数々を心理学の用語で説明してくれるので、わたしが普段どんな判断をしやすいのか客観的に見つめることができる点で気づきを与えてくれました。
仕事でもなんでも「自分の判断はいつも正しい」と思いがちなのですが、案外そうでなかったりするものですよね。わたしも日頃そういった誤った推論に陥らないように気をつけたいです。