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自分を責めている心の本当

心の世界では
『自分』=『他人』
です。

”自分を責めてしまう”

というお悩みをよくいただきますが
そういうとき
私は
こう考えます。

”この人は誰をそんなに責めているんだろう”
と。

そして、こうも考えます。
”この人は、どんなことを自分に課しているんだろう”


【自分を責めている人は誰かを責めている】

罪悪感を抱く人の中にあるのは
『悪いのは自分』という想いです。

これは、自分は罰を受けるのに相応しい人間だって思っているから
そのフィルターで物事や他人を見ることで、
起こる感情です。

自分は罰を受けるのに相応しい存在だと思っているから
起こる出来事、誰かの言葉、が
自分を責めているように感じます。

ということは、
罪悪感を抱くとき、
あなたの目の前にあるのは
あなたを責める人、あなたを責める物事、ということになります。

誰でも、自分を責める人を味方だとは思いません。
ですから、
あなたが罪悪感を抱くとき、
あなたは周りを敵認定している、ということなのです。

そして、
なぜ自分を許してくれないんだ!って、誰かを責めている。

もしくは、逆の場合もあって、
なぜ誰も自分を責めないんだ!って周りに怒っている場合もあります。

が、どちらにしろ、
周りを責めている、ってことです。


ですが、最初にも書いたように
心の世界では、『自分=他人』です。

自分を責めているうちは、他人を許すことはできません。
でももし、他人を許したら、

何かをやらかしてしまった自分、
もしくは何もできなかった自分を
許さないといけなくなります。

人は、自分を許し、幸せになりきることがとても怖いのだそうです。
罪悪感は、その怖さから自分を守ってくれる
とても魅力的な盾です。

ですが、
罪悪感を持ち続けて
自分を責めて、他人を責めているうちって
本当に誰も幸せにならないんです。

自分を責め続けて
自分を許さないということは
他人があなたを許すことを許さない、ということでもありますから。

愛されるのは怖いことかもしれませんが
愛する、という選択をしてみてはいかがでしょうか。


【罪悪感の裏には、前提がある】

罪悪感を抱くとき、というのは
必ずそこに
『〇〇でなければならない』があります。

子供は3歳まで自分が育てるべきだと思っている人は
もっと早くから保育園に預けることに罪悪感を抱くでしょう。

遅刻が許せない人は、もし自分が遅刻してしまったら
罪悪感を抱くでしょう。

自分に課しているものがたくさんあればあるほど、
それが守られないときに
自分を責め、他人を責めてしまうかもしれません。

罪悪感の裏には、
必ず、前提があります。

そこに気がついてみると罪悪感を抱かなくてもいいことだと
気がつくかもしれません。


罪悪感を抱くとき、
私たちは、
許したり、許されたり
信じたり、信じられたり
愛したり、愛されたりという世界と
分離しています。

分離したままでいるのか
再び愛を思い出すのかは
自分で選ぶことができます。

愛をこめて
elly


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