ellie

東京都出身アメリカの田舎町在住 本業はグラフィックデザイナー

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東京都出身アメリカの田舎町在住 本業はグラフィックデザイナー

マガジン

  • ただそこにいるだけのニューヨーク日記

    ニューヨークを東京に例えたとき、マンハッタン・タイムズスクエアが東京でいうところの銀座なら、わたしのいる街はおおよそ町田くらいの場所。 ニューヨークの片隅から細々と書き連ねる、良くも悪くも波があったりなかったりする日常の記録。

最近の記事

マンハッタン、最先端の沈みゆく豪華客船

マンハッタンは豪華客船のよう。 小さな細長い島にこれでもかとこの世の全てが詰まっている。 最新のエンタメ、最先端のファッション、世界中の食、世界を動かすビジネス、世界中のカルチャー、世界的セレブの家、貴重な絵画や彫刻、多様なライフスタイル…大自然以外の全てがここにある。"小自然"くらいならセントラルパークが担っている。 ニューヨーク・ブルックリンに住み始めて4ヶ月、引っ越すことになった。 できることならもう少しニューヨークにいたかったが、同時に離れることにどこか安堵しても

    • 両手を広げた範囲だけはすべて安寧の地にしたい ニューヨークの治安と住環境

      以前のこちらの記事に書いたこと。 東京も「そういう街」の一つであることは分かってはいたが、友人知人も東京出身が多く、実感として薄かった。 出身ゆえに考えたことがあまりなかったが、ニューヨークに来てから少し分かったような気がする。宿り木的な都市の輪郭。 自分たちで借りた部屋なのに、ずっと合宿所のベッドの上みたいな慣れない感覚で、寝る姿勢が定まらない。自分のものではないと感じる。そんなことを考えて日々を過ごしていたら、6月末に急に帰国できることになり、二週間の日本一時帰国をし

      • ニューヨーク食生活、日本食が恋しくならない

        「日本の食が恋しい?」と聞かれたり、「日本食恋しいですよね」とアメリカにいると同意を求められることがある。適当にうなずいてしまう。 しかし、実際は特に恋しくないのだ。 今回の日記は、海外生活の食に不安があるひとが読んで適性を確認できる記事となっております。珍しく有意義! まず第一に、ファストフードとスイーツに適正があること。 アメリカといえばハンバーガーやホットドッグ、$1ピザなどのファストフード。ミスドより一回り大きいドーナツや新生児の頭くらいあるアイスクリーム、親の仇

        • デジタルネイティブ・ババアになって80歳になってもオンラインお茶会しよう

          英語にはKeep in touchingという表現がある。 友人などに「これからも連絡を取り合おうね」というニュアンスで、遊んだ日の別れ際などに言ったりする。 直訳では「接触を保つ」となるので直接的な表現に思えるが、こういう英語のストレートな表現が好き。 英語の勉強をぼちぼちやったりはするが、英語の本より夢小説読んだりしてるし、BoAのVALENTI聴いて「結局この頃の音楽っていいよな〜」とか思ったりしている。アメリカにきて尚更以前以上に日本語の歌詞を噛み締めるようになった

        • マンハッタン、最先端の沈みゆく豪華客船

        • 両手を広げた範囲だけはすべて安寧の地にしたい ニューヨークの治安と住環境

        • ニューヨーク食生活、日本食が恋しくならない

        • デジタルネイティブ・ババアになって80歳になってもオンラインお茶会しよう

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        • ただそこにいるだけのニューヨーク日記
          5本

        記事

          ただそこにいるだけのニューヨーク日記

          マンハッタンへ向かうメトロの中、周りに注意しながら本を読む。ふと外が明るくなり、ブルックリンブリッジを通っていることに気づく。 ブルックリンのわたしの住む場所からマンハッタンに向かうのは決して近くないけれど、この車窓からの景色がけっこう好き。 小田急線で和泉多摩川渡る瞬間が好きなのと、多分同じ感情。多分比べるものじゃないけど。 とても遠くに来た、と思う。 本に目を戻すと、登場人物のひとりが、主人公に宛てて旅先から書いた手紙のシーンだった。 ここまで読んで「ローマ」を「ニュ

          ただそこにいるだけのニューヨーク日記

          偶然の無傷、「私かもしれなかった」ことについて #StopFemicide

          2年前にこんな記事を書いた。就活中に経験した性差別と、セクハラの話だ。 あれから2年。若い女を客先に連れて行くと喜ばれるという理由で採用されそうになった私の身近な場所で、幸せそうな女であるだけで命を狙われる事件が起きた。 些細なセクハラや女性の生きにくさをスルーする社会は、女性が生きているだけで殺される社会と地続きになっている。 偶然、無傷で生きているだけ「友達が痴漢に遭った。」 「自分が通る1時間前にいつもの通り道で、通り魔殺傷事件が起きた。」 「引っ越す前の通勤路線の

          偶然の無傷、「私かもしれなかった」ことについて #StopFemicide

          デザイナーを続けている理由、作っているものへの想い。

          私は新卒から6年目のグラフィックデザイナーです。 ある日の職場の朝会でこんなことがありました。 (ちなみに上司はクリエイティブ職ではありません。) 私は(突然すぎる)とおもいつつ、 「高校生のときにグラフィックデザイナーに憧れて大学を選び、最初はCDのジャケットとか華やかなもの作るのに憧れてたんですけど、インターンでチラシ等の細かい1mmを直す調整や地味めの作業してるうちに、日常のかけらみたいなものを作るのが面白くなったからです」 と答えました。 これは実はデザイナーにな

          デザイナーを続けている理由、作っているものへの想い。

          「あの人は、ちょっと過激でエッチなことするキャラだから。」 そんなんで片付けていいの?

          とある炎上を見て思い出した。 「あの人は、ちょっと過激でエッチなことするキャラだから。」 そんなんで片付けていいの? 長すぎると興味ある人にしか読んでもらえないと知っているけど、読んでほしい。 セクハラを他人の問題だと思っている人に。 セクハラを、利用しては、いけない。 世の中の他のセクハラを許すことになるからだ。 女性性を利用されると思ったので、断った制作会社の面接。 大手交通企業ポスターを手がけている会社で、メインクライアントも大手広告会社だった。 その面接はと

          「あの人は、ちょっと過激でエッチなことするキャラだから。」 そんなんで片付けていいの?