スキーに行くと思い出す、三浦雄一郎氏の言葉
東京では桜が散り始めましたね。
先日桜が散る時分に、春スキーに行ってきました。
スキーに行くと、冒険家の三浦雄一郎さんの挑戦を思い出します。
さかのぼること3年前の2019年。
当時86歳で南米のアコンカグア登頂をめざしたものの、ドクターストップで断念。持病を抱えて挑戦する姿に、勇気をもらった方も多いはず。
標高6000m付近という、超高所でのスキー滑降ありきの冒険プランに驚くばかりでした。
そして、当時耳にした三浦さんの言葉。
この言葉は、三浦雄一郎さんと息子の豪太さんの挑戦の原点と知りました。
実際に雪山を自由に滑ることは技術的に難しいでしょうし、その難しさは計り知れません。
けれど自由に雪山を滑り降りたい気持ちは、スキーヤーの原点。その気持ちだけは、共有できると思うのです。
雪山を滑りおりるときの、一瞬でも自然と一体になれるような感覚。それだけで十分なのに、鳥やイルカのような比喩。雪山を自由自在に滑るとはこのことかと気づくのです。
この言葉にも、人生の見方が変わりました。
それまでは、「若くて体力があるうち、自由な時間があるうちにやりたいことに挑戦しておかなくては」と思っていました。実際にそうしてきました。
しかし体力が少なくなって、故障が多くなったあとに、人はどうなるのでしょうか。人生の時間は、高齢になっても同じように自分の時間として流れていきます。
できない理由を探すことは簡単。
それでも、できる理由を探してチャレンジを続ける人生を選択していきたいと思います。
そんな毎日の様子を、note投稿を通して内省する機会にしたいと思います。あたたかく見守っていただけるとさいわいです。
いつだって、遅すぎるということはない。
いつまでも、旅やスキーを楽しめる人生へ。
せんえつながら、昨日の春スキーの様子はこちら。
2022-04-02 石川 恵里紗