わたしたちは、のりこえるの歌をきいて今日をのりこえる
NHKのEテレ2355のおやすみソング「のりこえるの歌(希望編)」を聞いたことがありますか?
「のりこえるの歌」は、毎晩日替わりで流れるおやすみソングの一つです。
はじめて聞いたのは10年ほど前でしょうか。
おやすみ前にこの歌を聞くと、とても勇気づけられました。
職場がどんなに多忙でも、どんなに人間関係が深刻でも、もう一日がんばってのりこえてみようと思える歌です。
歌は真心ブラザーズ。登場人物はサラリーマンに扮した、たぬき係長一人。数分程度のアニメーションです。
このサラリーマンのおかれた境遇は、あまりにも多忙で、切ない。
一日のおわりにこの歌を聞くと、嫌な思いをしているのは私だけじゃないって思えます。
多忙なサラリーマンが、現実のなかで夢と折り合いをつけていく、というストーリーだったと思います。
折り合いをつける、という言い方が私は嫌いではありません。
今日をのりこえるために、しなやかに生きていくすべを見出したかのようです。
じつは私、この歌の名前も内容もすっかり忘れていました。
このたびのマラソン出走にあたって、旧友がこの歌の歌詞からエールを送ってくれたのです。
「のりこえるの歌、ぐっとおへそに力をこめて、踏み出して下さい」という趣旨のメール。
どうやら、かつての私はこの歌が好きだと公言していたらしい。
そんなことさえ忘れていた。
なのに旧友が覚えてくれてくれた。
「のりこえるの歌」が、かつての自分に響いていたこと、1日のおわりに聞いてその歌に勇気をもらっていたのは事実だったんだ。
きっとこの歌は、今も、がむしゃらにがんばっている誰かの心に響くかもしれない。
そう思っていたら、なんと
今日の23時55分からリクエストで放送されるそうです。
必見です。お時間許せるようでしたらぜひ見てくださいね。
のりこえるの歌。
きっとあなたの気持ちを、すーっと軽くしてくれるはずです。
2022-03-10 石川 恵里紗