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アートを身近に

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趣味はいつでも美術鑑賞。 好きな絵画や美術展の印象などをまとめました。
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2023年10月の記事一覧

【一日一文】ル・コルジュジエ「色彩とは、生命のしるしである」

10月6日。 フランスの建築家ル・コルビュジエの「伽藍が白かったとき」より、一文をご紹介します。 「色彩とは、生命のしるしである」と断言しています。 色彩に対する記述がみずみずしく、心あらわれる読後感でした。 空の青さも、咲く花の鮮やかさも、四季を経て色彩が移りゆくさまも、すべては「生命」が宿った証なのです。 さらに「くすんだ協和音」への賛歌もつづられていました。身の回りへのあたたかい目線、色彩に対する感性の高さに、ただ敬服するのです。 ル・コルビュジエは、近代建築