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エリリンの時差日記

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#新型コロナウイルス

家庭向けPCR検査装置を使ってみた

郭台銘(Terry Gou)会長の強い意志により、フォックスコン関連企業が集結し、富佳生技というメーカーを立ち上げて緊急開発した、噂の家庭向け PCR 検査装置がまさかのわが家に。検査キットもタダでもらえた。つまりテスター。そんで初めての PCR 検査。ドキワク。 使ってみた感想を単刀直入で言うと、実に郭会長的なマシンだった――必要なものと段取り以外一切なく、余計なデザインや飾りを排除した簡素、シンプルすぎで子供のおもちゃに見えるほどだけど――本当はハイテクの詰まった高機能

素朴な疑問「新型コロナはどこが怖いの?」

見出し画像は6月初頭、ほぼ無人の成田空港で。先月か先々月かはよく覚えていないけど、母に「新型コロナはどこが怖いの? 簡単に説明してほしい」と聞かれた。5分でわかるノリで簡単に説明したことを、トランプさんの感染を機に肉付けて書き留めよう。基本は3つにまとめられる。 ◾️重症化する場合はたいてい急変1つ目は「重症化する場合、自覚症状が出てから死ぬまでの進行は非常に速い」とのこと。SARSが感染初期から発熱で延々と苦しむのに対し、新型コロナは軽い違和感や無症状のままで1週間も続き

全面的にPCR検査で感染者数が急増。渡航禁止などの不利益を被る同時、韓国は何をどう狙うのか

三年ぶりに孫正義氏のTwitterアカウントが動いて、初っ端から重大発表。 そうしたらリプライ欄で「やめて」との阿鼻叫喚が(一部) 2時間も似たようなリプライが延々と続いて、ノリノリの孫さんもひるむ。 リプライでは「全面的に検査を行った韓国とイタリアは医療崩壊」が度々出てくる。確かにイタリアは大変な状況になっているが、国柄でそれぞれ違う事情があるので、日本もそうなるがどうかはわからない——いや、なるような気がする。でも医療崩壊よりも、疑心暗鬼になってイジメが横行し、差別

LIVE@台北:不信と差別と利己主義を盾に、疫病と闘う地から

大それたタイトルだが、内容は日記みたいなもので申し訳ない。夜八時頃、管理会社のお姉さんがマンション住民による管理委員会のメッセージを持って交渉してきた。 超訳すると「甥っ子さん二人がマンションに出入りしたのを見かけた人がいる。東京から帰ってきたのだろう。新型コロナウイルスを持ち込んできたら危ないので、どこかで自主隔離をして、マンションには来ないでほしい」との要請。原文はかなりやんわりだが、ちょっと悪意を込めた翻訳。が、まあ意味そんなもん。 東京から帰ってきたとは言え、隔離

「疫病は大雪から始まり、清明まで終わる」との説、とその検証

Facebookのタイムラインで「我国老祖宗留下的规律(わが国のご先祖さまが残した法則)」との短文を見かけた。「疫病は(いつも節気の)大雪から始まり、清明まで終わる」という。新型コロナウイルスの蔓延は、今年の清明、4月4日頃には収束するとほのめかす。 我国老祖宗留下的规律:瘟疫始于大雪、发于冬至、生于小寒、长于大寒、盛于立春、弱于雨水、衰于惊蛰,完于春分,灭于清明。千万年来,发生在中国的历次瘟疫都是按这个规律始终的;中国古老的历法历程一次次证明着这个规律。老祖宗让我们年前储

LIVE@台北:閑散とした、ある土曜日のデパ地下とその他

一昨日、ニ月八日の土曜日は朝九時からの用事を済ませ、特に予定もないから、MRT市政府駅の近くへ少しぶらぶらしようかと思って、十時半に駅直結の統一時代百貨台北店に着いた。 ここ二年は鼻の粘膜が弱く、新型コロナウイルスの流行もあって、先月から自宅療養っぽい体制を取って、外出を控えている。休日で外に出るのも久しぶりなので、このデパートの外2階にある、リニューアルオープンしてから常時満席のスタバを覗きにいこうと――したら。 わはっ、いつもより人がずっと少ないぜ! やった!(不