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伝えたいことを伝えてはいけない
松永光弘著
「伝え方」の
サブタイトルは、
「伝えたいことを、伝えてはいけない」
「伝えたいこと」が、
受け手の
「伝えられたい」こと
とは限らない。
受け手は、
自分ごとになった時に
初めて耳を傾ける。
それ以外はスルーする。
自分にとって
大切なこと、
必要なことなら
関心を持つ。
松永氏によると、
伝え方の順序は
次のようになる。
1. こんな悩み・課題はありませんか?
2. それには、こんな原因があるんです。
3. 解決するには、これが必要です。
4. こんなふうに解決できて、こうなりますよ
通信販売や、
テレビショッピング、
特に健康関連商品は、
この順序を忠実に守ってる。
しっかり
伝わってるから、
売れる。
商品の良し悪しは、
さほど関係がない。
伝え方の良し悪しが
結果を決める。
こんなに素晴らしいから
買いなさい!
ではなく、
消費者に共感して、
原因を分析し、
解決策を提案する、
こうなりますよ
と展望を描く。
受け手に寄りそって、
受け手が
伝えられたいこと
(=聞きたいこと)
をメッセージにする。
ビジネスだけでなく、
人間関係でも
「伝えたいこと」
ばかりに集中して、
こちらの本意が
伝わらないことが、
よくある。
伝えたいことを
受け手が
伝えられたいメッセージに
換えて伝える。
これからは、
安易に口を開く前に、
立ち止まって、
よく考えてから伝えよう、
と思った。