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山口県長門に移住する(88): 「まちづくり」って何?

私の博士論文の
大きなテーマは、
人口減時代における
都市再生。

研究目的(Research Aim)は、
都市再生と人間の動機付けの
関係性を明らかにすること。

研究課題(Research Questions)は、
1.     縮小都市再生の何がヤル気を起こさせるのか?
2.     縮小都市成功例における人のヤル気の役割は何か?

縮小都市再生メソッド、
「リノベーションまちづくり」に注目し、
その具体例を
心理学の
Self-Determination Theory(SDT)
を動機付けメカニズムの概念として、
採用しながら精査した。

精査した具体例は、
北九州市小倉魚町の
「リノベーションまちづくり」。

5年かけて、
論文を書き上げたので、
詳しく書けばきりがない。

長―い話を
一言でまとめてしまうと、
「まちづくり」は「人づくり」。

それだけ。

えー、それだけ〜???

ハイ、それだけです。

進化し続けるまち、
いわゆ「まちづくり」が
上手くいっているまちには、
進化し続ける人々がいる。

人が学び続け、
成長し、進化するから
まちも成長する。

人間開花した人の数と、
まちの発展は比例する。

まちづくりが継続して、
上手くいっているまちには、
「まちづくりをやる!」
なんて、肩肘はっている人はいない。

自分の好きなこと、
やりたいことを
楽しんでやって、
進化して、花開く。
そこに集中してる。

自分の人間開花に、
一所懸命。

そういう人が
ある程度の数(Critical Mass)に
達すると、
自然にまちが
進化する、賑わう。
笑顔の人が増える。

そういう人達がいるまちは、
補助金なんて
当てにしていないことも、
付け加えておこう。

日本でも、欧米でも、
私が調べた限り、
補助金に頼って、
継続的に発展した都市はない。

補助金の切れ目は、
都市再生の終わり。

それどころか、
補助金に頼り切った
都市再生は、
社会格差を一層拡大し、
社会不安を高める等の
ネガティブな副産物まで
ついてくることが多々ある。

「まちづくり」を
自己実現の道具に
する人達にも要注意。

彼らが勝手に妄想する
「まちづくり」は、
まちの人達が望む
まちじゃない。

「まちづくり」を
安易な口実にしないで、
自分らしい
人間開花と、
シアワセの在り様を
まず、考えよう。

死ぬほど考えよう。

それをせずに
横着をして、
「まちのために」
なんて、傲慢だ。

補助金にハイエナの様に
たかるのも
見るに堪えない。

今朝は余りに
腹に据えかねることがあったので、
愚痴っちゃった(^◇^;)

お許しを。

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