公認心理師の過去問を大急ぎで解いている経緯について
国家資格をとるってこんなにも難しいことだったのか。
それをとって何ができるかなんて実際には後にならないとわからないのに。
わたしは通信制の大学に編入し、心理学とカウンセリングについて学んでいます。
いや、実際には卒業にちょっと、いや、だいぶ躓いていて休学中です。
目標としては公認心理師をとるための課程を修了すること。だから卒業したあとも大学院に行かないと目標は果たせない。
きっかけは学習塾運営の会社に勤めていたときです。
会社で「進路アドバイザー検定」を受けましょうという取り組みがおこりました。
塾の教室長なんていうのは、本来資格がなくてもなれるしできるし結果も出せる仕事です。
でもやはりこういった証明があることで、説得力が増すよね、という話で受けさせられたのだと思います。
元々勉強が好きなわたしは、それなりに勉強して、まあむちゃくちゃ難しい試験というよりも暗記勝負なやつだったので、なんとか合格できたという感じでした。
そこで気がついたんです。
「わたしは勉強がしていたいな」ということに。
さらにその時期、というかずっとでした、自分自身もそうだけど、働きたいのにうまく働けなくなってしまう人、働いてはいるけど心理的に追い詰められている人、生徒を見ていても、「なんで勉強できない(しない)のか」「なんでこの進路を選ぶのか」にはいろいろな事情があって、そこにわたし(教室長)が介入できる部分ってすごく少ないな…という無力感を抱いていました。
もちろんわたしの力不足もあります。
ただ、進路アドバイザーの試験範囲にあった公認心理師という資格、当時はできて間もないものでした、これを取得して、先ほどのような人たちに心理的な面からアプローチできないだろうか?と思ったのがきっかけでした。
入学(編入)はそんなに難しくありませんでした。
そしてコロナ流行によるステイホームな時期でしたので、授業も試験も在宅といった具合でした。
一応自分なりには順調に単位が取れていたんです。勉強楽しかったし。
しかし大学の難解なシステムを、わたし一人で理解しきるというのが至難の業でした。
(実際には質問や相談をしあうグループがつくられていたのですが、わたしがそこに入っていけなかった)
・卒業するために「実習」をとらないといけない
・実習は前の年度に申し込まないといけない(その案内は定期便みたいなのにしれっと載っている)
・申し込みまでに必要な科目(10以上くらい)をすべて終えていないといけない(一定の成績で)
・必要な科目のうち「心理演習」は前期後期で1回ずつの開催
・心理演習を履修登録するまでに必要な科目(5くらい)を終えていないといけない
これを踏まえると、編入した瞬間にやるべき科目の優先度や期日を逆算して組み立てないといけないことが、今になればわかります…
まあ、わたしはこれでズレにズレまして、本年度は心理実習を受けられないことになり、他の科目はほとんどないので(といっても残っていますが)在学するメリットは少ないと判断し、休学しています。
すなわち、来年度は実習を受けなければならない、なんとしても!
今年秋、大学からのお知らせを見逃さず、申し込みは行いました!
そのときに「実習を受ける資格があるかを確認する試験をします」的なこと書いてありましたが…あまり気にしていませんでした!
そして先日!
試験の案内が届きました。
「○月○日に東京のキャンパスで実施します」と。
さらには過去の公認心理師試験問題から出しますよ、8割できて合格ですよ、とのこと。
(実際の資格試験は6割合格らしい)
…ちょっとそこまでは想定できていませんでした。
公認心理師、諦めそうになりました。
ですがなんとか気持ちを持ち直し、なけなしの金を集めて航空券をとり、休みをとり、試験に向けて勉強することにしました。
それで今毎日、公認心理師の過去問を解いています。
正答率は55%くらい…がんばります。
これがゴールじゃなくて、実習受けて、他の単位もとって大学卒業して、大学院受けて入学して修了して、資格試験受けないといけない。
それを考えると、今まで何度も諦めそうになりました、公認心理師。
なんでやろうと思ったんだろうって。
今やっている仕事でも「心理支援」はできます。
人の相談にのったり心のサポートをしたりすることに資格も必要無ければ、仕事である必要もないんです。
でもその中で「公認心理師」っていう国家資格、名称独占資格ができたというのには、この社会でなにかを為せる意義と責任があるということなはず。
それを思いながら、わたしにできること、資格をとらなくてもできることと資格をとってできるだろうことを考えながら、目の前の勉強に励むことにします。
読んでくれてありがとうございました。
また、良い報告ができると信じて。
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