いつもの朝
携帯のアラームで目覚める。
「もうちょっと寝ていたい、、」けど。
そうもいかない。
さてやるか!
と、自分にエンジンをかける。
朝はいつもドタバタ賑やか。
起こしても起こしてもなかなか起きない子どもたち。
作って作って作りまくる朝食とお弁当。
もう何年も繰り返しているこの朝の時間。
時間との戦い、全て順調に行くとなんだか嬉しい。
順調に行かなくてもどうにかこうにか力技でなんとかする。
子どもたちを送り出した後はなんだか10歳歳とった気分。
「ふーーーっ。」と一息ついて。
今度は家事との戦い。
部屋中まわって子どもたちが脱いだままの服をかき集める。
洗濯機を回して、その間に掃除をざーーーっと済ませる。
シンクの皿の山を洗って、洗濯物を干して干して干しまくる。
文章で書くとなんだかサラッと終えられる感じがして悔しい。
表現力の無さが悲しい。
離婚して、子どもたちと新生活をスタートしてもうすぐ10年。
スタートしたばかりの頃は毎日不安でいっぱいで。
子どもたちはまだまだ小さく、おとなは私一人。
朝のこの時間もどこか緊張感が漂っていたように思う。
ちゃんと時間通りに出発しなきゃ、、、
子どもたちに何かあったら私一人でちゃんと対応できるだろうか、、、
子どもたちが小さい頃は「不測の事態」が頻発するのが通常営業。
決まった時間に決まったことをするのが難しく感じていた。
そんな朝を一日一日積み重ねて、、、
いつの間にか気づけば10年が目前。
不安でいっぱいだった私も、、、
今では毎日ドタバタの朝にしあわせを感じ感謝の日々。
小さかった子どもたちも、、、
すっかり頼もしく、お互い助け合って成長してくれている。
「みんなが毎日笑顔で過ごせること」
いつも、何を決めるにも「家族全員が笑顔でいられるか」を大切にしてきた。
離婚してからしばらくは「みんなと同じにしなきゃ」とか「普通はこうするから」とか「みんながやってるから」という考えに縛られていた。
ひとり親だからといってみんなと違うのは子どもたちに申し訳なく思っていた。
でも、どうしたってどこかで無理が出て苦しくなる。
笑顔でいられないくらいなら、そんなことはどうでもいいな、、、と思った。
子どもたちが笑顔でないと私が笑顔でいられないのと同じで、
私が笑顔でないと子どもたちも笑顔にはなれないよな、、、
と気づいた。
それ以来私にとって一番大切なことは
「家族みんなの笑顔」
朝、「行ってきまーすっ!」と笑顔で出発する子どもたち。
この笑顔を見て私も思わず笑顔になる。
さっきまでのドタバタもどこへやら。
この笑顔が、私を大きく逞しく成長させてくれたと思う。
今日も笑顔で一日をスタートできたことに感謝。
これからも一日一日「笑顔」を大切に積み重ねていきたい。