円錐切除の手術日記
はじめに
はじめての意識ある入院と手術!
ということで手術のための日記を書こうと思い、書きました。
子宮頸がん異形成の円錐切除術日記だ!
前日譚とあわせてお読みいただけるとわかりやすいかな、そうでもないかな、という感じ。ある事情で時間が前後しますがご了承ください。
前日譚↓
いちにちめ
5/6 8:31
今日から入院なので時間がきっとあるような気がするので時間を刻んで日記を書くぞ! できるかな~どうかな~
5/6 7:01
日記なのに時間を遡るけれど、朝起きたら虫がいなくなっていた。
台所の前のタイルのなんかちょっとした場所に大量のパセリがコップに入っていて、10日前くらいにそこに爪の先くらいの小さな虫がいるのを発見した。青虫はちいさくて可愛かったが、みるみる大きく黒くなり、だんだんしましまの毒々しい色になってきた。いつか蛹になるのかもしらんと思って毎日観察していたのだ。
ゴミ箱を見ると黄緑色になったティッシュが捨ててあった。
フンだけが残っていた。
5/6 9:03
入院に出発!バスを待っている。この前バスが1分前に私をおいて走り去ろうとしたから5分前から待ってる。今時間になったがバスはこない。一分過ぎた。まだ来ない。バス停から姉の新居が見える。工事は着々と進んでいるようだ。バスまだこない。リュックとサンドバッグ?なんていうんだろうこのバックは、ちいちゃい丸太みたいなバックで出てきたけどバス来た!!!!
5/6 9:29
電車に乗った。問題は乗り換えだ。駅について次のバスが発車するまで4分だ。ナビタイム本当か?それが私にできるのか??バス停まて182メートル。50メートル走が11秒で走れるとして最短44秒でいけるのか。割と余裕か?
5/6 9:50
走って間に合ったがバスが来ない。どの列がどのバスがわからずふわっと並んでいたら気づくと私だけ列から外れていた。小さくなって後ろに並ぼうとするとすぐ後ろの方が「並んでらっしゃったんでしょ?」と声を掛けてくれたが「いえ、ぜんぜん!」と嘘をついて一番うしろに並んでしまった。一体なぜ。バス来たけど発車しない。確認したら45分発と45分着を見間違えていた。ナビタイムは余裕をもって私の歩幅でバス停につく時間を計算してくれていた。ナビタイムは余裕のあるタイムスケジュールを組んでくれていたのだ。ナビタイムを信じようと思った。
5/6 11:07
病室に着いた!バスにすみやかに酔ったのでバスでの記憶があまりない。ただ途中で「みんなで守ろう地蔵の子」という標識の看板があって地蔵という名前の土地なのか、かっけーと思ったら「地域の子」の見間違いであった。ということだけ記憶している。
ナースステーションに直で来てね!と言われたので行ったらシュッとした強そうなお姉さんがパッパと入院手続きをしてくれる。身長と体重を廊下で測った。174センチ60キロ、前後をいったりきたり。この前175に近かったのでビビっていたがそんなことはなかった。よかった。
ベッドに案内され看護師さんが来るまでここにいよと言う。隣からいびきが聞こえる。ナースステーションの目の前なのでピコンピコンという音が聞こえてちょっと怖いです。
5/6 11:45
病室から外が見える。 外、 めちゃくちゃ田んぼ。 そ して高い。12階。 めちゃ高い。
植物の漢字がたくさん入った素敵な名前の看護師さんから入院の説明を受けた。 夜ご飯が出ますと言わ れて、昼ご飯が、 でない!?!?と絶望してしまっ た。最後に質問ありますかと聞かれ「私、お昼ごはん、 食べてない、どこか、食べるところ」 と聞いたら「あ、お昼から出てました〜」って言ってくれて神様のように思った。植物の名前がたくさん入った看 護師さん。とても素敵。
お茶だけがテーブルに置かれた。 ご飯はこない。
5/6 11:58
ご飯、こない。 12:00なのだろうか。 お腹が空いた。 明日は一日ご飯が食べられないらしい! どうしたら いいのだろうか。 そんな事態に耐えられるだろうか。 ご飯が食べられないだなんて、そんな。
パジャマに着替えるタイミングはいつなんだろうと 思ったがこれから外来でX線?なんかわかんないけど 検査があるらしい〜外来に行くとは思っていなかっ た。なんかいろいろ荷物をもってきてしまったが、こんなに要らなかった説がある。 シャワーもいらな いですかね? と言われて「はい!」と答えてしまっ た。 入るって言えばよかった! もしくはタオルをお いてくればよかった! ご飯まだこない。
5/6 12:06
ごはん!!!きた!!!!! 主食大盛りと書いてあ る! ありがとー!!!
なんだろう!!
お魚だー! ひじきだー! あとなんかよくわかんないけど美味しそう!!!
5/6 12:33
外来に降りてきた! 勝手に降りてきたけど勝手に降りてきてよかったのだろうか? でも 「行ってきてね♡」 みたいな感じだったしなあ。
ご飯には甘い煮豆がついていた。 めちゃくちゃ甘く て美味しいやつだった!病院のご飯ずっと食べてた ら元気になりそう~
病室から動かないもしくは売店くらいまで行くだろうという気持ちで準備をしていたので、なんていうかすごく、ヲタクの格好をしてしまっている。 これは見る人が見たら担当がわかってしまう。担タレな ので担当の着ている服をすぐ買っちゃう。けどみんな高い服しか着てないので基本的にはむり。
ヲタクの話をすると最近の若い子はヲタク文化が浸透しているから普通にタレントが 「その人○○の担タ レなんちゃう〜?」 みたいなヲタク用語を使っていてめちゃくちゃビビる。シンメのコンビ名とかもがっつり本人が口にしていてビビる。ずっと嵐にいたからジェネレーションギャップすごい。
誰にもわからんヲタクの話をしてしまった。反省。
外来、結構待つのだろうか。 本を読むべきなんだろうな私は。
5/6 13:05
展開が早い!X線が一瞬で終わり病棟に戻ると今から 麻酔科へ行けとのこと! いそがしいいそがしい!!
5/6 13:24
麻酔科さん!青い服めちゃかっけー!!
説明を受けた!下半身麻酔か全身麻酔か選べる的な話を聞いたような気がするけど問答無用で全身麻酔であった。
何度も「短い手術なので」と先生が言うのでそのたび、そうだったのか、という気持ちになる。血もほとんどでないだろうというようなことを言っていて、そうだったのかと思う。なんか30分くらいらしい。
全身麻酔をしたことがあるのかと聞かれ、小1のときの交通事故のときにしたのかしなかったのかよくわからんくて「いやぁどうですかね~?」みたいな嫌な客みたいな、どっちだと思います?的な感じになってしまった。反省。母の話だとずっと「おかあさーん!」と叫んでいたらしいので局所なのではないかと思うのだけどどうなんだろ。
このまま一度と意識が戻らない可能性があると聞いてすごくビビる。 麻酔ってすごいことね。 意識ない間に管はいって意識戻ったら管抜くっていうけどちょっと怖くない!? 意識戻ったときには管入ってる ってことなんでしょ?ウッヒョー。
ウッヒョーってことはないかもしれない。
5/6 13:46
病室に戻ってきた。 戻りましたー!とか言ったほうがいいのかわからなくて病室の前でうろうろしてか らベッドの戻った。 落ち着かない。いいのだろうか。 怒られるのだろうか。
お腹が空いたのでお菓子を出した。 しかしすごく悪いことをしている気持ちになる。いろんなもの(キーボードとか) 持ってきたけどまじでそんなことをしてていいような気がしない。なんならベッドに横になってていいのかもわからん。あとパジャマ的なものに着替えるタイミングも一生わからん。
看護師さんの面談のときに 「環境になれる前に退院だと思いますけど~」と言われたけど本当にそのとおりである。
あと写真の赤ピンクのお犬は小1のとき4ヶ月入院し てたときに一緒にいたぬいぐるみである。 名前をぽんぽこという。さっき決めた。
さっきというのは去年の8月のことをいう。ナースステーション前なのでお医者さん (看護師さん?)たちが私について申し送りしているのが聞こえる。あとあとあとめっっっっちゃねむい。
ぽんぽこの話に戻るけどぽんぽこは本当は手作りのフリフリドレス着てたんだけど私の趣味ではない+すごく古くてすごく黄ばんでいたので脱がしてしま ったのだった。 するとお腹がぽんぽこになった。
ふつかめ
5/7 8:34
朝の回診に狭い部屋に沢山人間がやってきてびっく りした。パジャマで仕事している人間に対峙するのすごく奇妙。 すごく所在ない。
手術はお昼だけど時間はまだ不明だからみたいなこ とを言われる。 主治医の先生は手術前着ていた。 手術だー!!
5/7 8:55
昨日の後半のnoteがほとんど消えてしまったことに気づく。もうむりかもしれない。もう全然生きる希望がない。あんなに逐一、あんなにたくさん書いたのに、どうして、いったいなぜ消えてしまったのか。
noteなんかに書くんじゃなかった。ちゃんとグーグルキープさんとかちゃんとキープしてくれるやつにやればよかっだんだ。
このようなことは最近起きていなかったので落ち込みというかショックが強い。まじでつら。分刻みでやってたからそれが一番つらい。
前日の研修医と女医さんのやりとりも、カツ丼とか天ぷらそばとかのやり取りも、ぜんぶ、ぜんぶ消えた、、、、なんでこのような仕打ちを。
私が悪いのか!私が惡いんだろうなたぶんな!!へんなページ開いて変なページで更新しちゃったんだろなほぼ一睡もしてないし!?!?
そう、ほぼ一睡もできなかったんですよ。
いやちょっとまって原因を解明しよう。私が最後に更新した覚えがあるのは5/7の2:49だ。もう眠ることを諦めたときだ。隣のおばさんが夜通しいびきをかき、起きると辛くて泣いているので本当につらい、という内容だったはずだ。
そのあと、朝起きて(起きたということは寝ていたのか?)5:51ごろもうだめだこれは寝不足で睡眠不足で術後のあれにあれしちゃう!と思った。日記はまぁあとで更新すればいいかと思った。
そして8:34、回診が来たので更新しようと思って画面を開いた。いやまて、その前にスマホの充電が危なくて充電をしたな、そのときに??一度開いていたページを消したな???そのときか?
いや違う、おそらくそのあと、別のページを開いてそのページで回診のやつを更新したのだ。別のページとは、出発したときに開いていたページ。そういえば昨日【別のページでこの記事は更新されています】というようなたぐいの注意があったような気がする。そのとき、そうだったあっちのページでやってたんだったあぶねー!と思ったのだった。
危機管理!!!
つまりはそう、徹底的に私の危機管理能力不足!
自分を信じて自動保存じゃないnoteに直で書き込み、いちいち【下書きを保存】ボタンを押すことで保存していたため、まだ初日の昼前の時点で開いていたページを更新することでそれまでの下書きが上書きされ、更新され、すべて消えたと、そういうことなのではないのでしょうか! いや絶対そう。
今、最後のページからえんえんと戻るを押し続けて昨日の13時台のところまでは確認できた。
が、なんどそのページから下書きに戻るを押しても、昨日の出発の下書きに戻されてしまう。つらい。かくなる上はこのページをすべて画像で保存。そして帰ってから文字を打ち直すとして(辛いのだが)それ以後。たぶん半分以上は消えている。それを、思い出して、書く、かけるのか??
以下、嘘の数字で補足してみる。
ちなみにいま指が辛くなってきてキーボードを取り出して書いているが、うるさくないか心配です。
【5/8 19:21 すべて終わった私からの付け足し】
冷静になって今考えてみると、本当にただ寝不足のために起きた事件という気がする。このnote削除事件に気づいたのが手術前だったので、ショックで手術ができないかもしれない、というくらい焦った。
データを消す、ということを技術の発展によりしばらくやっていなかったので耐性がなかった。noteもパソコンだとわりと自動保存じゃないですか?違う?ともかく今回の入院で一番つらかったです。
いちにちめ(振り返り)
5/6 お昼以降のこと
書いてみたが何も思い出せない。あのあと何があった?麻酔科にも行って、もう何もすることはないというような感じだったと思うが。一体いつパジャマに着替えたというのだろう。それも思い出せない。
え、まじで何も思い出せないわ。
夜に主治医の先生が声をかけてきてくれた。
ナースステーションの前だからすごく声が響いていて、女医さんが研修医に「じゃあ宿題出しちゃおっかな〜」といっていたことだけ覚えている。
あと「天ぷらそば?カツ丼とかじゃなくていいの?」みたいなことも言っていた。
え、まじで、こんだけしか思い出せないの?
ていうかそもそもリアルタイム更新だから価値があるのであって、今思い出して書くことにはなんの意味もないのでは!?!?はー!!!!
なんの希望もない。なんの希望もなかった。
写真、写真が少しだけあるぞ。
これを朝までに飲むというのか!?と思ったときの写真。しかしこれはもうすでに夜ご飯後である。そうだ!!!夜ご飯!!!
これが理想の麻婆豆腐だ!というような小話もたくさん書いたなぁ。そう、たくさん書いたんだよ。私と麻婆豆腐のメモリー。失われてしまった。
アイスがある!!!とも書いていたな。
後になってそれはアイスではなくクリームキントンという謎の食べ物で、一体何!?というような小話も、あった、なぁ、、、、
仕方がないのでツイッターから抜粋。
洋梨きんとんでした。
そうその後だか前だかにぽんぽこが褒められた。あら!あらあら!つって。柔らかそうね〜つって。私はへらへらとして、そうなんだと、心のなかで呟いていたっけなぁ。
もう画像を縦にする元気もない。なんの本を連れて行こうか迷って連れてきたやつ。なんの資料でもなく単純な興味で本を読むという行為、たぶん15年ぶりくらい。そんな気がする。めちゃおもろい。植物にはだいたい毒がある。
5/6というか5/7深夜
ともかく眠れなかった。横のおばあさまが大いびきをかき、起きると苦しみで泣いている。しょっちゅうナースコールで「助けてください」というので、悲しみで、全く、眠るどころではなかった。
耳栓を持ってこなかったので、イヤホンを耳栓の変わりにして付けていたが首に絡まって死ぬかと思った(ぽんぽこが)。
あと、永遠と浪漫飛行が流れていた。ナースコールなのか、他の連絡なのかわからんがずっと流れている。ウルトラマンが時間がないときのピコンピコン音もずっと流れている。
3:00近くにもう寝るのは諦めよう!と思ったところで少し寝れた気がする。2時間くらい寝たのだろうか。盛り癖があるので一睡もしてないと人には言う。
あと、そうだ、ご飯を食べてからの過ごし方がわかずもだもだする回とかもあったのだ。ジャニーズJr.チャンネルを見ても良いのか?というくだりがあったがなにも思い出せない。ジャニーズJr.チャンネルは見た。
もうこれくらいにして現在軸に戻そう。これからはGoogleさんに記憶しようと思ったが、Googleさんからコピペするとむげんに改行されるシステムなのでつらい。自動更新にしてくれ。
ふつかめ(真実の)
5/7 9:50
データの消えた悲しみでいっきに寒くなった。体から血がなくなっている。昨日の夜から何も食べていないからかもしれない。10:00までにOS-1を2本ということだったが余裕だった。
でも他の人が朝ごはんを食べている間にじっとしているしかないのには悲しみが伴った。そして眠いというかだるい。なにせ寝ていないので。
10:00以降は水も飲めないらしい。そう言われると水を飲みたい気持ちでパニックになる。もう心が弱りきってしまった。
ナースステーションから「あいつ仕事できなかったけどいいやつだったよな!」という演技声が聞こえる。ワハハ。と聞こえる。楽しそう。
そうだ、研修医と先生のやりとり楽しそうでいいな、という話も、消えたデータのなかにありました。私と大学病院のメモリー、回診、うう、、、
5/7 11:19
寝不足からか手術が近いからか動機がするし眠いし目が回る〜〜早く終わりたいけど手術まだかな〜?12:30予定が早くなるか遅くなるかどっちだと思う〜?私は遅くなると思う!
5/7 12:05
そろそろかな?と思ってからが長ーい!全然呼ばれなーい!呼ばれたら手術着に着替えて圧力かかるよソックスを履いて歩いて手術室行くんだって!
先生の声がすぐそこで聞こえるからもうすぐなのかなー?どきどきしてきた!
5/7 12:23
まだ声はかからない。ひたすらスマホでタヌキ顔の可愛い人間の画像を漁る時間。
5/7 12:31
主治医の先生が外で「お金がなーい」といいながら飲み物を買いに行った気配がした。楽しそう。
ツイッタランドのみんなから応援をもらった。勝手に他のフォロワーからの応援受け取った。私には、フォロワーがいるから!!!
5/7 12:35
一昨日?にいれたTOKIOのアプリから通知。城島リーダーから「これでみなさんに届いてますでしょうか」という確認のメール。メール??
届いているよと思った。まだ手術の時間決定連絡はない。ないが、手術着に着替えてくれと言われて着替える。着圧ソックス、思ったより圧がなかった。大丈夫ですかこれで?
【5/8 19:59 すべて終わった私からの追記】
この間に手術に行きました。最後が城島リーダーからの連絡だとは思わなかった。着圧ソックスのかかとが間違っていて、ちょっと履き直したということを追記しておきます(いるか?)
手術本番の日記
5/7 16:39
起き上がり点滴がぬけてオムツ(オムツ!)も取れたので記録再開〜
さすがに手術直前はリアルタイムは難しかったので覚えている限り振り返りで記録するぞ!
5/7 12:47
看護師さんがやってきて直前でごめんけど手術が13:00からに決まったから今からトイレ行って出発だ!と言われいそいそトイレに行った。帰ってくると看護師さんはいない。病室の前で若干うろついていたら手術担当の主治医の先生がはて?みたいな顔をしてたので隠れなきゃと思って病室に駆け込んだ(なぜ?)
待っていていいのか?と思うとお迎えに来てくれて「じゃあ行きましょうか〜」と手術室へ向かう。
手術室へ向かう道がわれわれパンピーの道ではなく裏通りという感じがしてどきどきする。銀色のエレベーターに乗って12階から3階へ。
エレベーターの中で看護師さんにこれをつけよと言われ工場勤務の人が頭につけるネットみたいなものを渡される。水色だった。
「鏡でいい感じにしてもらっていいですよ」
と言われるので「(鏡でいい感じに??)」と思いながらエレベーターの中の鏡で髪を「(いい感じって??)」と思いながらいい感じにネットの中へいれた。
「すごく手術っぽいです!」
というと看護師さんがそうですよねーと答えてくれる。
「でも本当に一瞬ですよ〜私も送り出したらすぐお迎えって感じなので〜」
と言っている間に手術室のあるゾーンに入った。
めちゃくちゃ寒い!地下で人間を冷凍保存している場所みたいな寒さだった。一体なぜ、このように寒いのか???と思うと大きな銀色の扉に17と書いてある場所の前に来た。扉が開く。中で二人の医師ががちゃがちゃと何かをしている。
中に入るのかと思いきや「ちょっとここで待っててくださいね」と言われる。非常に手持ち無沙汰である。すると看護師さんがにこやかに話しかけてくれる。
「お腹すきました?」
私の頭の中は一瞬で「!!!!」でいっぱいになった。
「おなか!空きました!お腹が空いたということだけしか考えられません!」
あまりにひもじくて脳直ツイートみたいなことを言ってしまったが、看護師さんはにこにこしていた。
「夕飯はでますからねー」
「でるんですか!」
今日は食べられないと聞いていたので私はにわかに興奮した。しかし、あ、と看護師さんは何かに気づいた顔をした。
「午後手術だからでないか。でないですね」
私はにわかに絶望した。
するとそれを、汲み取った看護師さんがすぐに慰めてくれる。
「先生によっては売店に行ってもいいって方もいらっしゃるので、ゼリーとかプリンとか」
「ゼリーとかプリンとか」
復唱しながら私はまたにわかに興奮した。
「とてもいい響きですね!」
私はおなすい怪獣になってしまっていた。ご飯のことしか考えられなかった。すると看護師さんは慈愛の目で私を見、そして笑った。
「私の方から先生に言ってみますね」
まさかそんな蜘蛛の糸が天から降りてくるとは思わずとても嬉しくて何度もお礼を言った。
すると銀の扉の手術室の中から青い服を着た人がやってきて、中に入れと言う。
「今日手術を担当します看護師の〇〇です」
と言われたが私はまだゼリーとかプリンとかのことを考えていたので名前を聞き逃してしまった。
よろしくおねがいします、と頭を下げるとスリッパのまま手術台の前の些細な台に登れと指示がある。
なるほど、スリッパのまま、と思いながら慎重に台に登った。次は手術台に腰掛けよとの指令、腰掛けると先程のゼリーとプリンの看護師さんがまだ扉の向こうに控えている。よくわからないが気恥ずかしかった。
メガネを外しましょうと言われてメガネをしていることに気づく。メガネを外すと横からひょっと人影が現れて大きめの声で「麻酔科の〇〇です!」と自己紹介される。さっきツイッターランドでその名字を見たな、などと思う。
手術台に乗るとまず右手で血圧、左手に点滴をするので両方を差し出す。なんかもう天井から2つの大きな何に使うかわからん円盤が浮いていて宇宙人に囚われた時の気持ちになった。
展開がめちゃくちゃ早い。いつだか見たテレビ選手権の何かのやつくらい連携のスピードがある。点滴を手の甲からやりますよ、と言われる。
「すこしチクッとします」
私は痛みに集中した。注射が割と好きなのでどの種類のどんな痛みなのか、それを確実に受信するために全神経を集中させた。でも一瞬だったのでよくわからなかった。言葉で表すとチクッとした。
マスクを外しますと言われて看護師さんに渡しておきますねと言われる。まだそこに私の看護師さんがいるのか??と思ったが身動きが取れるのが目しかないので目をぐるぐるした。
人間に囲まれ、人間たちは私に次々と何かを施してくる。これが手術か、これは、完全に手術だ!と思う。なすすべが一つもない。まな板の上の鯉という使い古された言葉がみるみる血肉をもって体に染み渡っていく。
主治医の先生の声がして、いるのか、と思うとさっと視界に先生が入ってくる。
「犬怪さんご飯ね、夕方から出してもらうから」
やったー!!!!!!!!!
と私は言いたかった。しかし鯉なのでうまく言葉がでなかった。わ〜とか言ったように思う。そのとき酸素マスクのようなものを口につけられ、急にヤバみを感じた。
曲がりなりにも私はパニック障害者、とくに息が出来ないという恐怖がつよく、そんで酸素マスク、全然息が出来ない!酸素でてなくねえかこれ!
「深呼吸してくださいね〜」
できない!!深呼吸しても空気こない!くるしい!くるしい!シンジくんがLCLをはじめて飲み込んだ時の感覚を思い出して、ものすごい恐怖!
恐怖が連鎖して「このまま麻酔からさめない可能性!!」となり、これはもうこれはもうあれかもしれない無理かもしれない、と思うと麻酔科の人が横から顔を出した。
「今から麻酔いれますからね〜ちょっとヒヤッとしますよ〜」
横から看護師さんも顔を出した。
「ちょっとビリっとするかもしれません」
ヒヤッ?
ビリっ?
どっち!?と思うとヒヤッとしたもなが体内に流れてきた。いや、そんなことより酸素がなくて私は苦しくてパニック発作なんだ!!!
もう無理なんだ!!!!!!!
目が開けると天井が見えた。
なにか呼びかけられた気がする。起きたら喉から管を抜く的イベントがあると聞いたが喉にはなにもなかった。
終わったのか?と思う。どうも終わったらしい。しかしこれは一体、この感覚は、知っているぞ!と思う。
目が浮いている感じで頭がふわふわ、そう、これは昔ハルシオン遊びをしていたときの、うそうそ、そんな危ない遊びはしていない。欲しかったけどハルシオン遊びが流行ってから処方されなくなったのだ。代わりと言ってはなんだが、私はデパスとかソラナックスとかをお酒と一緒に20錠くらい飲んでいたのだが、そのときのピカーン!に似ている!
いわゆるODというのか、昔は自分のことを椎名林檎だと思っていたしCoccoだと思っていたし南条あやだとも思っていたので、なんか自然とそういう精神安定剤を砕いて鼻から吸い込んだりという奇行に走っていて、今思うと自分でも何してるのかわかってなかったのでそういう病気なんだろうが、あのお薬がキマった瞬間の浮遊感というか、自由感?開放感?酩酊感?なんかそんな「感」が無数に集まったとき、の感じに似ていた!!
これが麻酔後!
麻酔が覚めるときとはこんなにもいい気分なのかと思い、それを満喫したくて目をぐるぐるしながら酩酊感を追いかけていたら、どんどんトリップ感が薄れていく。いかないでー!と思った瞬間、めちゃくちゃ寒くて体が浮いた。
「寒いです寒い、、、さむい」
訴えると誰かが何かを体に乗せてくれた。終わったから帰りますね〜と言われベッドのままの移動した。大変気持ちよかった。
すぐに病室についてしまう。足からプシューと音がする。ポンプで足になにやら圧をかけてくれているらしい。とても気持ちがよい。
看護師さんが「痛みあります〜?耐えられない痛みが10だとしたらどれくらいですか?」という難しい質問をしてきて、元気に「1です!」と答えてしまった。
答えた瞬間そんなことないんじゃないか?3くらいは痛いんじゃないか?と思ったが、看護師さんが笑いながらよかったーと喜んでいたのでまぁいいかと思った。
これから二時間後に歩けるようになったらもうオールおっけー!それまでは安静にしててな、と言われる。ご家族に連絡しますよね、と言われてスマホを金庫から出してもらうが、左手が点滴でふさがっているので右手でしか操作ができない。
私は6.3インチのスマホを使っているので片手で持つだけならまだいけるが、それで顔の前で文字を打つのはだいぶきつい。酸素マスクもついているしまだうまく体が動かないなか、どうにか文字を打った。
片手剣ツイッター??なんと言おうとしたのだろう。まだ朦朧としていたのだろうか。片手でツイッターか。そうかもしれない。点々を、打つのがめちゃ難しかった気がする。術後すぐツイッター、も打ててないしな。
【5/8 20:23 すべて終わった私からの追記】
このあと二時間動けなかったのだが、そして以下の時系列の日記では動けなくて寝れなくて辛かったと書いてあるが、右手は動くのでときどきスマホを取り出し、術前にひらいていたページから好みの狸顔の子の写真を保存しまくるという作業をずっとしていたことを今、急にというか写真を整理していて思い出した。ジャニーズがいなかったらこんなにじょうずに手術をうけられなかったかもしれない。ありがとうジャニーズありがとうアイドルありがとうタヌキ顔!
ふつかめ(手術後)
5/7 14:14
手術がおわりベッドに戻る。これから2時間は安静。何度も看護師さんが血圧と体温を測りに来る。みんな優しい。いろんな看護師さんが働いている。最初に出会った植物の看護師さんは今日はいないみたいだ。
5/7 16:17
2時間経ったしちょっくら起き上がって水を飲んでみましょうかね?という話になる。
よしきたと思う。この2時間が一番つらかった。辛い、というほどのあれではないのかもしれないが、眠りもできないし動きもできないじっとしているだけの時間、とてもつらぴよだった。
ベッドがウイーンって起き上がって病人の感じになる。お水これでいいですか?と昨日の夜に買ったボルビックを手渡される。まだキャップが空いていない。そして全然あかない、ていうかボルビック、キャップ、なんでこんな些細な付き方してんの?術後の手には痛いんだが!!一生懸命開けたらちょっとこぼれた。
足のプシューが外れて立ってみましょうということになる。
足を降ろす、立ち上がる。
普通だった。けど、なんか、すごく、なんていうか。なんか変な。
すると看護師さん私を見上げている。
「背が高いですね」
それだ!と私は思った。
「こんなに背が高かったでしょうか?」
私が聞くと看護師さんは微笑んだ。
「私が低いからそう思うのかもしれません」
へらへらと笑うしかできなかったが、まじで自分の体がでかくて混乱した。点滴を引きずりながら廊下を歩く。看護師さんが付き添ってくれる。強烈な違和感。これは、これはオムツだな!?!?!
トイレに行きたいというと「そうでしょうね」とのお言葉。この看護師さんとはさっきはじめましてだが(ゼリーとプリンの看護師さんではなかった)もうツーカーの仲なのかもしれない。
点滴のやつをごろごろしながらトイレへと向かう。なんていうんだっけ、トイレ管理のやつ、カテーテル?はついてなかった。
トイレから出るときにトイレのナースコールを押してくれと言われなんだか申し訳ない気持ち。看護師さんにお世話してもらうのってなんか、申し訳ない気持ち!!
5/7 18:25
パイン酸っぱい!!!
ご飯だ!お魚だ!とろろ芋だ!!!なんか大量のなます的なものだ!!!(お献立にはごま酢和えと書いてある。なんのごま酢和え?ごま酢和えが正式名称??)
トイレに行って自由になってからひたすら日記を書いていた。Googlekeepに書いているのでもう消えたりしない!!あーー思い出した。なぜ、消えてしまった、昨日の夜の、苦しい一夜。
ご飯美味しい!けど若干、ほんの若干飲み込みづらい気がする!全身麻酔だと喉になんか違和感あることあるよと言われていた気がする。気のせいかもしれない。昨日の夜ぶりのご飯だから興奮してるだけかもしれない。
おいしい!ごはん、美味しい!!
今日はよく眠れる気がする〜😊😊と思ったが今も大きないびきがすぐそこで聞こえてきているので無理かもしれない。ざんねんぴよ。でも明日一日休み取ったから明日はねられるんだー!!
麻酔から覚めたことにより新たな人間になった。気持ちも一新した。またコンテストに落ちたのか、と打ち沈んでいたけど全然おっけー(オッケーではない)これからまた頑張って行こうな!!!たのしみたのしみ!!
5/7 19:18
そういえば看護師さんに我慢できない痛みを10として今の痛みは1ですって答えたけど、時間経ってみて改めて考えてみると1もないな。術後すぐは生理痛くらいの痛みがあるな、と思ってたけどトイレ行ったらなくなった。本当に手術したんかな?血が出てるからしたんだろうな??
ずっと思ってたけど精神が薄弱なだけで肉体がべらぼーに強いのよな。
あと2泊3日で次の日から仕事していーよ、なんの制限もなし!って診察のとき言ってたから本当か?と思いつつ一日だけおやすみもらって明後日から仕事なんだけと調べてみるとニ週間とか一ヶ月とか休んでる人結構いるね!大丈夫なのか?
まぁ先生の言ってることが一番正しいんだろうからいっか!重いものを持ちまくる生活だけど!!
5/7 21:02
気がついたら消灯であった。
今のところ普通に普通の人間としてYou Tubeを見ている。本当に手術をしたのだろうか。さっき聞いたらやっぱり日常生活になんの制限もないらしい!お風呂も入っておっけーってことよね!
大量出血したら病院に言ってね〜だって。とりあえず今日は眠れるといいな〜静かなうちに寝る!!
みっかめ
5/8 6:09
起きた。隣のおばあさま、昨日は泣かずによく眠れていた。よかった。私も浅いがよく眠れていた。よかった。
相変わらずまったく痛みはない。トイレに行くとちょっと血がどちゃんって落ちる感じ。血の色が生理のときと違って赤黒いのではなく明るい。橙色に近い感じ。
とりあえずお風呂に入れていないので帰ったらすぐお風呂に入りたい。頭がもちゃくちゃしておる。関係ないが髪も切りたい。
毎日数回血圧とか体温とか計るのすごく病院っぽい。血圧についていつまでもどれが正常化わからんけど看護師さんが「いいですね」と言ってくれるのでそのシステムがいつもあればいいのにと思う。
何時に退院なんだろう??
5/8 7:33
朝の検温などなど!たくさん痛み止めをもらったがまったく痛くない。こんなに痛み止めがもらえるということは手術したに違いない。
「いつ退院がいいですか?」
と聞かれてそういうシステムなん!?と思う。早ければ嬉しいかな〜的なことをいうと、だよね〜的な返答。そういや手術後先生に会ってないけどそういうのないのかしら??
5/8 7:47
ご飯だ!
勝手に今日はフレンチトーストだと思ってたのでお魚でびっくりした。楽しみにしたい気持ちと献立表見たい気持ちが相まって薄目で献立表を見ていたから見間違えたらしい。
でもうまいうまい。牛乳もついてて嬉しい嬉しい。持ってきてくれた人に「牛乳だ!」というと「飲めないですか?」と心配された「大好きです」というと微笑んでくれて、顔を確認するとぽんぽこのお腹を褒めてくれた人だった。
でもフレンチトースト食べたいなー!
5/8 8:16
朝の回診。今日は3人で少なかった。
前から飲んでる薬(ディナゲスト)がもうないと話すと退院処方が出ますという。ディナゲストは生理こないしPMSもゼロ、まったく正常な人間として生きていられるものすごい薬です。一生飲みたい。
しかし退院処方という言葉をみんなすごく言うが、退院処方とはなんぞや??
退院時に処方される薬ということ?さっき渡された大量の痛み止めは退院処方ではない??
はてなはてな。
5/8 8:32
フレンチトーストは特別料金の人用らしい!なんてこと!私もフレンチトーストが食べたいぞ!
しかし個室だったり特別料金メニューだったり、世には富豪がいるのだということをひしひし感じる。特別室は一泊30万くらいするみたい。官房長官とかが泊まるのかな??
5/8 9:21
なんの時間なのかわからない時間が過ぎていく。さっき看護師さんから「先生になにか言われました?」と聞かれ、どの先生だ??と思いながら「特になにも」と答えた。看護師さんはみんなにこやかで優しい。昨日の食事を運んできた人はめちゃこわかった。お膳上げ下げパートの人かな?
眠いような気がするしだるいような気がする。
そういえばいつも薬(安定剤)抜けたあとってしんどいよな。手術と関係あるのかわからんけども、薬抜けって感じがする。昼寝(朝寝?)しようにもいつ人がくるかわからんからうまく眠れず。外で飼われている犬が神経質になるのはこのような理由からなんだろうな、などと思う。
5/8 10:18
退院処方だ!つって看護師さんが薬をもってきてくれたが処方が違った。0.5mgのを飲んでるんだけど1mgになってた。一ヶ月前も先生は同じ処方間違えしていて昨日会ったときに「ごめんねー!」と言っていたが今日も同じ間違いをしていたので好感度が上がった。同じ過ち、いつまでも繰り返してしまうもんな。やろうと思って間違っているわけじゃないんだ、そのときは反省しているんだ、と自分がやったんじゃないのに言い訳をしてしまった。
薬は先生に確認するので、もう帰れるようにお支度しちゃってくださいね♡と言われたので支度をした。
行きに余裕で入っていた荷物が帰りにうまく入らないやつをやった。
なぜ???
お掃除の方に「退院なのー?」と声をかけられる。どこへ帰るのかと聞かれて答えたら「ちょっと遠いわね」と困った顔をしていた。お迎えはくるの?と聞かれたので一人で帰るというとバスの時間を教えてくれる。
ありがとー!!
5/8 10:54
病院にお薬ないから処方なし!帰っていいよ!と言われたので立ち上がる。
え、まじでこんな感じでふわっと帰るのか??入院者管理用のリストバンドをハサミで切られて「おつかれしたー」みたいな感じで部屋を出る。廊下にいた看護師さんに挨拶するとめちゃ軽く「おだいじに~」って言われる。エレベーターに乗る。精算は後日なのでマジでこのまま帰るだけらしい。
入院が終わった!!
5/8 11:09
家に帰るまでが入院なので(そんなことはない)バスに乗っている。さすがにふわふわするが、これは食っちゃ寝していた後遺症なのかそれとも全身麻酔後のあれなのか気圧なのか、と思ったがアプリで確認すると気圧は上昇していて悪くはなかった。
特別メニューのフレンチトーストを見てからというもの、フレンチトーストが食べたくて仕方のない人類になってしまったのでこの入院はフレンチトーストを食べるまで終わらないぞ!
5/8 11:36
バスに乗って駅にたどり着く。
バス停の向こうにカフェが見える、外からふわふわ覗くとフレンチトーストの文字が見える。やっだぜ!と思って入る。店、めちゃくちゃ狭い。大きな荷物を抱えて小さな机の前に座る。
サラダセットの文字が見えたのでフレンチトーストと頼めるかと聞くとだめだという。フレンチトーストとサラダが食べたい人間は単品で頼めとのこと。単品で頼む。温かい飲み物が飲みたい。温かいミルクはあるかと聞くとないという。そうか。ないのか。ミルクティーはあるのに??デカフェのものはあるかと聞くとないという。そうか。でも私は温かい飲み物しか飲めない。そしてハーブティが好きではない。
フレンチトーストとキノコと温泉卵のサラダとカモミールティーを頼む。
ないのだから仕方がない。全然飲みたくないが温かいものが飲みたいので仕方がない。
きた!!!
フレンチトーストだ!!!!サラダだ!!うわ!!!カモミールティーにレモン入ってる!
私はレモンに対して基本的に「なくていいな」と思っている。一年に3回くらいレモンティー飲みたいと思うがもうカフェインがだめなのでそれもない。
でも!!!フレンチトーストがあるから!これにて入院日記はハッピー・エンドだ!!!
食べた!!!!
私の好きなフレンチトーストじゃなかった!!!!!!
なんか苦い!!!
店内ではレット・イット・ビーが流れていた。
円錐切除術の手術日記【完】
【5/8 20:38 すべて終わった私からの追記】
あまりに唐突に終わっていたので追記しておく。フレンチトーストを食べたいと言っている時、私は横についてる些細なクリーム的なものを食べたいと思っているらしい。
これにはそれがなく、あとなんか多分砂糖をまぶしたものを焼くことによりキャラメリゼ的な? なんかそんなことを表面に施してあって、私は焦げた味が好きじゃないので、なんか違う、となってしまった。
あとめちゃくちゃふわふわだった。食べ物がふわふわであることにさほど価値を感じないため、これは違うフレンチトーストだ、となってしまった。あと、この店の別の店舗にはよく行っていて、そこでは牛乳温めるだけですけどいいですか?といってミルクを出してくれるので悲しかった気持ちが相まって、あまりフレンチトーストを楽しめなかった。いりますか?この追記。
そんなわけで、自宅に帰ってやっぱりだるい気がする!と少し眠り、またアイドルを楽しみ、起き上がって日記を完成させた。痛みはまったくなく、単純に食って寝てアイドルを見るだけの時間を何十時間も過ごしてしたため、筋肉的なものが死んで縦になっているのが辛いだけと思われる。
二週間後くらいに大量の出血があることがあるらしいが、心配したところでなるものはなるのだろうから、まぁいいだろう。血はずっと出ているが少量である。
入院そして手術の感想は、その当時はうまく眠れないし、筋トレもないしうーん、って感じだったけど、今振り返ると、ただアイドルを見ていて良い時間、ただツイッターをやっていて良い時間、だって他にできることないんだもん! ということが出来てとてもよかった。
休む、ということが出来ないというか、休むことに強烈な罪悪感を抱くタイプの人間なのでこういう強制的に休むというイベントはいいものだと思った。あとご飯が健康っぽくてよかった。
ネタ出しをしようと思って、原稿用紙をもっていったのだが、そしてその下りも消えてしまった下書きに書いてあったのだが、文字を書けるような空間ではないのだった。草の花ごっこしようと思ったのに、無念。
そんな感じで、手術日記はこんな感じで終わります。結構長くなってびっくり。また何かあったら書こうと思います。そんじゃねー!
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