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小椋 渦
2023年6月18日 20:16
渦巻く風に揺れる草花の影時代の記憶を舞いあげて幼少期の声に涙する遠くの森の闇の中から太古の巨大な生き物がこちらを睨んで潜んでる思想の眠る昼下がり田の畦を歩いて風の精霊の嘶きを聴いた陽射しが誘う眩暈の中で私は悲痛に叫んだなぜだ!なぜだ!収束黝い夜が稲の間に染み渡る田の畦に立ち凛とした夜の風が田の面を揺らした僕は風の声を聴いたのだ星々に隠された世界の秘