描写し過ぎることへの嫌悪感について、あくまでも個人的見解。

僕は幼少期から、それが漫画であろうと小説であろうと映画やテレビドラマであろうと、暴力シーンと性描写だけは直視できません。

思わず両手で目を塞いで「オーマイゴッシュ…」ってなってしまいます。

大人になれば慣れるかななんて思っていましたが、経験や知識が深まるほど嫌悪感も強くなる一方です。

もちろんそれが時に必要な表現であることは理解しています。

例えば、中世の世界においては、人々の認識に生命の尊厳などなかったということを表現するための暴力シーン。ありますよね。

または、過去のトラウマから性に対して恐怖を抱いている主人公が、愛する人と共に心の傷を乗り越えたことを表現するための性描写。あるある。

分かるんですけどね。しつこいんですよ。表現が。とにかくしつこい。

暴力シーンで言えば、道を歩いていたらいきなり殴られるとか、実の親から鞭を打たれるとか、もうそれで察するじゃないですか?
「ああ、暴力が蔓延る時代なんだな」って。わざわざ爪剥がしたり顔面をテーブルに叩きつける描写要ります?

性描写に関して先程の例で言えば、朝が来て主人公達が同じベッドで目覚めるシーンがあればもう充分なわけですよ。それでもう察しますよね?「トラウマ乗り越えられて良かったね」って。わざわざブチューとかベロベローとかアッハーンとか描く必要あります?

ドキュメントやノンフィクションであれば、そのようなシーンもなんとか受け入れられるし、両手で目を塞いでぎゃーぎゃー騒がず直視出来るんですけどね。

創作された作品に関しては、「言いたいこと全部言わないでこっちの想像の余地残しといてくれよ」ってなっちゃうんですよね。

最近「アウトランダー」という海外ドラマを観始めたんですが、とにかく暴力シーンと性描写が多過ぎてひたすら手元のリモコンでスキップしています。お陰で誰と誰がどこで何をしているのかさっぱり分からず、ただただ「スコットランドって綺麗だなー」という感想しかありません。

共感してくれる人、1人くらいいてくれれば幸いです。

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