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コラム2:G-シャンベルタンの白?

フレデリック・フォーサイス、ジャック・ヒギンズ、アンドリュー・ガーブ、エリック・アンブラーなど、気が付けば私の好きな外国の作家は、ほとんどがイギリス人でした。

今から思うと、小学生の頃夢中で読んでいた『シャーロック・ホームズ』が始まりのようです。イギリス人であるコナン・ドイルは『シャーロック・ホームズ』シリーズの作者として世に知られてますが、彼のSF小説も捨てがたいものがあります。『失われた世界』や『マラコット深海』などがありますが、数は多くありません。

イギリス人作家のワインに関連した名作のお話を1つ。
“奇妙な味の小説”と日本に紹介されたロアルド・ダール短編集の中に、実在のボルドーワインが登場する「味」という話があります。ブラインドテイスティングを題材に、ワクワクドキドキの話に仕立ててあります。ドンデン返しがありますので筋はかけませんが、思わずニンマリしてしまいます。必読ですよ。

小説中のワインの記述で残念に思った経験が1つ。随分前に読んだアメリカのミステリーに「G-シャンベルタンの白を頼む」という1節がありました。
皆さんもご存知のように、G(ジュヴレ)-シャンベルタンに白はありません。

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