12月14日は自分と向き合う日。「忠臣蔵」に見る生き様とは?
元禄15年12月14日、夜明け前のこと。
(正確には15日の未明ですが、当時は夜が明けるまでは14日と考えました)
前日に降った雪を踏みしめながら、揃いの装束に身を包んだ集団が、ある屋敷を目指していました。
亡き主君の仇を討つために、1年10ヶ月の月日を耐え忍んだ47人の赤穂浪士(義士)たちです。
彼らの物語は後に『忠臣蔵』と呼ばれ、今なお圧倒的な支持を集めています。
私自身も『忠臣蔵』の大ファンですが、この物語はどうしてそんなに人気があるのでしょうか?
それはきっと、赤穂浪士たちの生き様が圧倒的な熱量で私たちを惹き付けてやまないからでしょう。
以前、エラマプロジェクトでは、「日本の先人から学ぶ人生デザインワークショップ」と称して、先人の生き様から豊かで幸せな生き方を学ぶ講座を開催したことがあります。
講座では幕末の世を逞しく生き抜いた女性、新島八重などを取り上げ、その生き様に迫りました。
それと同様に、赤穂浪士の生き様も、私たちの「エラマ(=人生、生き方、命)」のために大きな学びを与えてくれるはずです。
そこで今回は、赤穂浪士について考えてみたいと思います。
ここから先は
3,662字
/
3画像
¥ 200
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?