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【ブッダ心理学】愚者ではなく賢者であれ:人間関係トラブルから学んだこと

人生で予期しないトラブルに巻き込まれることは誰にでもあります。

私自身も最近、相続問題で嫌な思いをすることがありました。相続トラブルあるあるで、相手の感情的な不快な振る舞いに巻き込まれたのです。

しかし、この経験を通じて私は大切なことに気づくことができました。それは、「愚者ではなく賢者であれ」というブッダの教えの本質です。

今回は「賢者としてのトラブル対応」の体験談をお伝えしたいと思います。

別に「いい人」でなくてもいい

ブッダの教えと聞くと、「心がきれいで、いい人にならなければ」と思う人が多いかもしれません。実際、私も「良い人でありたい」という意識がどこかにありました。

しかし、それが時に自分の判断を狂わせ、問題に振り回される原因になっていたことに気づきました。

ブッダが求めているのは「いい人」ではありません。冷静に物事を洞察し、知恵をもって行動する賢者になることです。無理に「良い人」になる必要はないのです。

いっさい主観を手放し、事実を見つめる

トラブルに直面すると、私たちはつい感情的になりがちです。しかし、ブッダの教えをもとに今回の問題に向き合ってみると、重要なのは主観を手放し、事実だけを見つめることだと気づきました。

例えば、相手の感情的な言動をそのまま受け取るのではなく、自分の感情や価値観を抜きにして「今、何が問題で、どうすれば最善の結果が得られるのか?」とただ事実だけを冷静に考えるのです。

この時、人間は巧みに「言葉」で「事実」をごまかそうとします。これが判断を狂わせるもと。ですから、言葉ではなく行為だけを見るのです。

すると事実だけで判断することができます。これまで見えなかった解決策が見えてきたり、感情の波に飲み込まれずに済んだりします。

賢者になるための心構え

ブッダの教えで重要なのは「人格を向上させること」です。しかし、ここでいう人格の向上とは、「いい人」になることではありません。むしろ、主観を排除し、智慧をもって冷静に対応できる「賢者」になることを指します。

賢者になるための具体的な方法とは

  1. 自らの感情を観察する
     自分が怒りや不快感を感じたら、その感情をただ感じ取るだけでなく、「なぜ自分はこう感じているのか?」とその根底にある「自我」を冷静に洞察する。

  2. 事実だけを整理する
     主観を排除し、今目の前にある事実だけを見つめる。言葉や感情ではなく、行動と結果に目をむける。

  3.  知恵を活かして行動する
     冷静に洞察したうえで、最善の対応を選ぶ。すべての主観を排除すれば、問題はいたってシンプル。自ずと解決策は見える。智慧に基づいて判断する。

今回の経験から得た教訓

今回のトラブルを通じて私は「ブッダがいう”人格の向上”とは賢者になることだ」という本質を改めて理解しました。感情に振り回されず、主観を排除し、冷静に事実を見つめる力を持つことで、どんな困難にも対応できるようになるのです。

私自身、まだまだこの道の途中です。しかし、こうした経験を通じて少しずつ成長し、智慧を磨いていきたいと思っています。

主観で目が曇った「愚者」ではなく、事実だけを洞察できる「賢者」であれ。

それこそが、困難を乗り越え、人生をより豊かにするための鍵なのです。同じように人間関係のトラブル悩んでいる方にも、この教えが役立つことを願っています。

最後まで読んでくれてありがとうございました!日日是好日。今日も心穏やかに ^_^

🕊️ブッダ心理学コーチ 仲 恵里

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なかえり@ブッダ心理学コーチ
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