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e.lab教育デザイン研修(第3回)

'' 北欧の教育をベースにした '' e.lab教育デザイン研修第3回のレポートをまとめていきます。

第3回研修の目的は、大きく3つありました。

① 教育のリフレーミングの一歩
② IBとは何かに触れる
③ IBと日本の公教育の違いに触れる

このe.lan教育デザイン研修のベースになっているのは「探究」であり、「探究学習」を作る上で参考にしているのが「IBのカリキュラム」です。

IBでは、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。

もう少し詳しく研修のレポートをお伝えしていきます!

① 教育のリフレーミングの一歩(自分のコアを知る時間)

「あなたは、なぜ教育に関わっているのか?」
「人はなぜ、学ぶのか?」

(研修生のレポートより...)
教育観のリフレーミングとして、「教育に関わる理由」について改めて考えた。幼少期の頃に世界平和を目指していたエピソードを話したが、結局研修の時間では「教育に関わる人と教育について考えることが好きだから」と考えたが、もっと深掘りをしていきたいと思った。

今回の研修でも、自分のコアを知る時間、答えのない哲学的な対話を行いました。少しずつ、オープンに話せるメンバーになってきており、今後の研修でお互いのコアな部分を深掘りしていく時間が楽しみです。

②③ IBと日本の公教育の違いって?

「そもそも国際バカロレアの教育って何かを知っていますか?」

国際バカロレアの教育は、海外転勤をするご家庭の子どもが大学進学をする際に、世界共通の資格として作られたカリキュラムになります。言い換えると、グローバル化が進む社会の中で、子どもたちに必要な教育として誕生しました。e.lab教育デザイン研修では、これからの時代を生きる子どもたちが幸せな自立を育むために、よりよい教育を模索し続けられる教育者の育成を目指して、国際バカロレアのカリキュラム作りから「よりよい教育」のヒントを模索しています。

「IBと日本の公教育の違いって?」
*前半がIB、後半が日本の公教育
ここから、I研修生と一緒にこの問いについて考えて出てきたことをシェアします^^

・学習者像って?
「探究する、(必要な知識を得るための)知識のある、考える、コミュニケーションができる、信念を持つ、心を開く、思いやりのある、挑戦する、バランスの取れた、振り返りができる人」と「知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力・人間性等」

・理念って?
「時代に伴って変わり続ける理念」と「変わらない理念」

・子ども像って?
「1人の人間として関わる」と「未熟な存在として関わる」

・大人の関わり方って?
「大人は、子どもが自分で学べる環境設計をする」と「大人が子どもに教える」
「知的好奇心を生み出す働きかけ」と「学ばなければならない働きかけ」

・学び方って?
「主体的な学び」と「受動的な学び」

・ 授業って?
「教科横断的なカリキュラム」と「教科カリキュラム」

・評価方法って?
「ルーブリックでの評価」と「点数での評価」
「自分との比較」と「他者との比較」

・幸福度って?
「競争を求められる学び」と「自分のための学び」
「学びたい気持ち」と「学ばされている気持ち」

・多様性って?
「違いを歓迎する」と「均一性・同一性」

( 生まれた問い )
「文部科学省が示している新学習指導要領と現場では、どうして乖離があるのか?」
「テストの点数だけで、思考力、判断力、表現力の有無を判断できるのか?」

(研修生のレポートより...)

「何のために授業をして、何のために評価をしているのか?」
「日本の公教育にどう活かしていくのか?」
「IBの教育を実践していくには、教師自身が賢くないといけない。」
探究は深い学びにしてくれるのではないかなと思っています。

一緒に考えていけたらと思っています。

ここまで読んでくださり、しったいみへでぃろど〜!


ちかちゃん

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