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株が急落したときどうすべき?【投資スタンスやいつ買ったかは人それぞれ】後編

こんにちは。投資家・トレーダーの祐です。
今回は、この約1ヶ月間に起こった日経平均の急騰急落が一人ひとりの個人投資家に与えた影響、一体どんな行動をとるべきだったのか、なにが正解だったのか、それとも行動する必要がなかったのか、整理してみたいと思います。

今回も初心者向けの解説になります。
こちらの記事は動画でもご覧いただけます。

内容的には、株が急落したときどう対処すればいい?【利確の方法,補填の仕方,メンタルケア】前編の続きとなります。

今回の日経平均の急騰急落で利確しそびれてがっくり来ている人は多いのではないでしょうか。
そこで手っ取り早く、シンプルにこの2つに分けてお話していきます。

【日経平均の急騰について】
●利確すべきだった人。
●利確する必要のない人。

一つ一つ解説していきます。




利確すべきだった人。

株が急落したときどう対処すればいい?【利確の方法,補填の仕方,メンタルケア】では、急騰後の急落に備えて、利確の方法や準備の仕方などを解説したのですが、そもそもこういったときに利確する必要がある人はどんな人なのか、というと。

  • 短期トレーダー, スイングトレーダー

  • 今回の急騰をうまくつかまえて買いを仕込んだ人。

主にこの2つが該当する方となります。


短期トレーダー, スイングトレーダー

短期トレーダーさん スイングトレーダーさんであれば、細かいルールにそって短いスパンできちっきちっと利確なり損切りなりしていく必要があります。
なので、早い人であれば、最初の急落となった7/12や、遅くとも7/15日週中には清算しているのではないかな、と思います。

今回のような急落による利益のとり損ねに悔いがあり、「また高値にもどるかもしれない」といって本来のご自身の利確ルールを無視している人がいらしたら、それはスイングトレード、短期トレードとしてはご法度です。

一発退場となってしまう危険がありますから、ぜったいにやめましょう。


今回の急騰をうまくつかまえて買いを仕込んだ人

についてですが、今お話した短期トレーダーさんの話と重なる部分ではありますね。
6/25を今回の急騰の起点としてとらえた場合、ここで買いで拾えた人は、やはりどこかで利確、もっとも遅いところでは、再び75日移動平均線に戻ってくるところ。どこかで仕切る必要はあります。

75日移動平均線を使ったエントリーについてはこちらの動画も参考にして頂けたらと思います。

長い目で見て、ここから再び上昇に戻るまでホールドする、と決めて、75日線タッチまで我慢するのも方法の一つにはなってきます。ここについては、「利確する必要のない人。」と重なってきますので、後述します。


利確する必要のない人。

「こんな短期感で日経平均が約2,500円ほども急騰したのに、利確する必要のない人なんているの?」

と疑問を持つ人もいらっしゃるかもしれませんが、当然います。
主にこの3点のどれかに当てはまる人です。

  • 中長期投資家

  • もっとずっと安いところで仕込んでいる人。

  • 積立で投資している人。


中長期投資家

まずは一人目、中長期投資家さんについては、先ほどの話の延長にはなりますが、この先もさらにさらに日経平均は上昇していくと見越して、じっくり保有していくことを最初から決めている人は、当然利確する必要はないですね。

今後もっと上昇していくとにらんでおり、今回の上昇など小さいと考えているからです。

一つポイントなのは、最初からそう決めている、という点です。
先ほども注意点としてあげましたが、ほんとは短期目的だったけど、悔しいからずっと保有し続けよう、というのとは全然別次元の話ですから、注意してください。

最初から長期を視野に入れている人は明確に根拠やヴィジョンがある一方で、「悔しいから損切りしない」はなんの根拠もないですから、混同しないようにしましょう。


もっとずっと安いところで仕込んでいる人

これはもうチャートをみていただければ一目瞭然です。週足を観てみましょう。

今のこの大きなトレンドは、初めは23年4月ごろが起点になっており、2回目が今年の年始となります。そして改めて今回の急騰急落を確認してみてください。チャート全体で観ると、ぜんぜんなんてことはない、小さい動きであることがわかりますね。

先ほどお伝えした2つの起点のどちらかからすでに仕込んでいる人からすれば、今回の急騰急落はほとんどなんの影響も感じてない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちょっと上の方で上げ下げしただけですからね、「だからなに?」といった感じで、全然影響してないかと思います。

もっとも重要なのは、投資スタンスがブレないこと!
ここでもう一つポイントについてお話させていただくと、短期目的と長期目的、どっちが正解というのはないので、ご自身のスタンスに迷う必要はない、というところです。

今の話だけでいくと、長期投資の方が強そうじゃん、と思ってしまいそうですが、一人ひとりの投資家さんの状況や投資目的は違うので、短期の人は引き続き短期のルールでかまいません。

たとえば年始に買いで仕込んでいたら、4月に一度下げてくるところは仕切らなくてはいけませんし、今回の急騰も6/25前後に買いで入って、高いところで仕切る。こういった細かい戦略となってきます。

長期投資目的であれば、上げ下げ気にせず保有し続けるだけですね。これはご自信のスタンスに従ってでかまいませんから、ブレないようにだけ注意してください。


積立で投資している人。

利確する必要のない3人目が、積立投資の人ですが、これは説明不要ですね。
リスクを分散しながら将来に向けて積立ているわけですから、少し急騰したからといって、利確する必要はないですね。

それでも動きを追っておくことは大切にはなりますから、引き続きチャートを追っていくことは続けていただけたらと思います。


まとめ:自分のルールの明確化と徹底を。

●利確すべきだった人。
・短期トレーダー, スイングトレーダー
・今回の急騰をうまくつかまえて買いを仕込んだ人。

●利確する必要のない人。
・中長期投資家
・もっとずっと安いところで仕込んでいる人。
・積立で投資している人。

日経平均の今回の急騰について利確すべきだった人、利確する必要のない人、とわけて解説してきました。
今回の急騰に限らずの話ですので、しつこいようですが、自分の投資スタンスや取引ルールがブレないように、というのがもっとも大切です。

そして、じつは一番最強なのは、長期投資も短期トレードも両方プレイすること、にはなってくるので、前編で解説した利確の話も参考にしながら、短期トレードと長期投資の併用というのがおすすめにはなってきます。
無理する必要はないので、少しずつ視野を広げてみるといいかと思います。

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