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株,FX初心者向け【短期トレードガチ解説 & 来週の展望6月15日号】日経平均,米国株,ドル円,仮想通貨

こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。
今回は、6月10日週、6月10日月曜日から14日金曜日の相場全体の振り返りと、日経平均をスイングトレード、デイトレード目線で実践的な解説をしながら、最後に今週の展望について解説していきます。

動画でご覧になりたい方は、下記よりどうぞ。


マーケット全体の振り返り

【国内マーケット】

■日経225

日経平均は、6月14日金曜日は3万8千814円56銭で引けました。先週出した相場展望の動画では、観ていくポイントは下記の3つとお伝えしていました。


  • A.上は75日線をブレイクして、ボリンジャー・バンド拡大期に転じての急騰。

  • B.上は75日線、下は100日線での持ち合い。

  • C.下は100日線をブレイクして、ボリンジャー・バンド拡大期に転じての急落。


前週に続き、Bで引き続きの持合いをうまく立ち回っていく中で、AかCで大きく動くところをねらっていく、というものでした。

日経平均は時間外で先物がよく動いた影響で、火曜・木曜は“いよいよボリンジャー・バンドで急騰スイッチ入るか?”といった高値のパーテーション付近で寄り付くも、結局は持ち合いの中心となる25日線へ近づいていく動き。

反対に、金曜は前日から先物が大きく下げていたため、100日線付近からスタートするも、やはり25日線へ近づいていく動きで、25日線で始まり25日線で終わるといった、持ち合いを絵に描いたような一週間でした。

日足の並びをみると小さいレンジで動いているなという印象ですが、材料の多い一週間だったこともあり、その中身はけっこうな値幅で動いてましたから、短期で利益をとっていくことは可能だったかなという印象です。
動画後半で詳しく解説していきます。


■TOPIX

TOPIXは、6月14日金曜日は2746.61ポイントで引けてます。
TOPIXは225よりも落差がありましたね。週足では陰線になっています。
ボリンジャー・バンドが狭まる中で、上は+2σ、下は-2σにタッチしにいったものの、内側へ戻っていく持ち合いの動きとなりました。

レンジ内での上下が続いていますが、どこかで上下どちらかにブレイクして、急騰もしくは急落が来る可能性があります。

では国内マーケットの大引け後に、時間外でどのような動きとなったかをCFDで観てみましょう。


■日経225CFD

金曜日の大引け後は400円弱も下落となりました。日経平均は空もつけつつでつかまえにくいチャートになってはいますが、CFDで観ると、より持ち合っていることがわかりやすいと思います。

週足は上下のひげが多く、ローソク足の実線がほとんどないですね。
今週は日足の流れを観ると横這いですが、メジャーSQだったこともあり、値幅自体はよく動いたなという印象でした。

木・金と下方向の印象ではありますが、週明けどうなるでしょうか。詳しくは動画終盤で解説します。


【米国株指数】

■NYダウ CFD

NASDAQやS&Pに置いて行かれているダウは、今週も持ち合いとなりました。状況的には日経平均と似ており、下げれば買われてくるものの、上げればすぐに売りが出てきてしまっています。
日経平均やダウから資金が流出し、NASDAQやS&Pに流入しているイメージですね。

ダウも上昇相場と下降相場の狭間であり、下に割っていくようであれば下降相場入りも全然ありえるので、来週以降は終値で100日線や週足の26週線を割ってこないか、観ておくといいでしょう。


■NASDAQ CFD

今週も高値更新の週となりました。週末も終値で綺麗に高値更新となっています。ここまで伸びればかなり余裕はあると思うので、買いで保持できている人は、多少の上げ下げなら気にせず、大きな利確が出てこないかだけ注意しながら保持していきましょう。


■S&P500 CFD

こちらも高値更新の週となりましたね。木金は持ち合いでコマの形が続いてます。
持ち合って上に抜けて、のパターンでここまでも上げてこれたので、持ち合っている分には問題なしです。しっかりホールドしていって伸ばしていければと思います。

突発的にな大きな利確が出てくる際だけ注意しておきましょう。すぐに拾われてくる可能性もあるので、終値で下に割ってこないか、注意していくといいかと思います。


■VIX指数

下値持ち合いとなりました。週足できれいに十字線になっています。水曜日に下値割ってきましたが、週末にかけて大きめの上ヒゲ陽線が立ちました。
かなり下げてきているので、多少の上昇であれば株は楽観的でいいものの、スイッチが入ると急に上げてきたりすることもあるので、常に確認はしておくといいかと思います。

個別株を売買している方でも指数の動きに合わせて取引していく事は基本になるので、ニューヨーク指数は、日々追っていくことをおすすめします。


【FX 主要通貨ペア】

■米ドル/円

今週も157円付近での持ち合いとなりました。週末にかけては、日中の日銀会見後は急騰して158円まで円安が進んだものの、すぐに売りが出た形です。このあたりは株の上下とも、ある程度連動しているかと思います。

もともと157円台がかなり上値意識されていた位置ですから、まだGW時に買っていた人の戻り待ちの売りが出ているのかな、というところ。

だいぶ横這い気味になってきているので、買いで保持している人は、そろそろ下に向いてこないか気にしておくといいかと思います。
下げてきた場合は、日足の50日線や4時間足の200本線を終値で割ってこないか、注意してみていきましょう。


■ユーロ/円

こちらは今週持ち合いながらも、一日ずつで観ていくとちょっと荒れ気味だったかなという印象でした。
170円が高値意識されており上値は重いものの、大きく利確が出てくるわけでもなく持ち合っていましたが、金曜は日中円安に振れた後、大引後に急落となりました。

日足の50日線で拾われてて、結局十字線に近い形となりました。すぐに拾われて下ヒゲになる勢いはまだ残ってはいるものの、高値はどんどん切り下げてきている中で50日線にタッチしてきたので、下向きの力がそろそろ出てくるでしょうか。
来週は、50日線や週足の13週線を終値で割ってこないかどうかを観ていくといいでしょう。


■ポンド/円

こちらもよく動いた週でしたね。もともと200円が高値意識されているといった中で、週前半は少しずつ上昇して200円乗せていました。
ただ木金でやはり売りが出てきましたね。金曜も日中に201円突入していましたが、 日本の大引け後に急落しました。

週足は上ヒゲ十字線になっており、利確が出ているのがわかりますね。週明け続落してくる場合は、30日線や50日線を終値で割ってこないかを観ていくといいかと思います。


■豪ドル/円

こちらは104円台が上値意識されている様子で、レンジ持ち合いな感じになっています。週前半は上昇してくるも、水~金曜は上下に若干荒れた形です。

上は105円手前、下は30日線や4時間足の200本線、この間での動きとなっています。もともと細かくチョコチョコやるよりかは、ゆったり保有するほうが向いている感じはありますが、レンジ下割ってきそうな雰囲気も観てとれるので、どうなったらどうするのか、対応決めておくといいかと思います。


【商品市場】

■WTI原油

前週に続き動きのある週となりました。前週は下値割ってしまい心配でしたが、週明けに急反発してからは持ち合いとなりました。
どの時間足も移動平均線との攻防になっているので、ここの持ち合いは、またしばらく続くかもしれませんね。

とりあえずは、まずは日足や週足で移動平均線の上にしっかりと抜けることですね。持ち合いの中で上昇の様子を伺っていきたいと思います。


■金

前週末に大きな売りが出て終わっていましたが、そこからバウントする1週間となりました。週足ではきれいに13週線で反転してきています。
とはいえ、2,300後半~2,400は売りが出やすいようですから、下手に買いで入るとケガする可能性もあるので注意しておきましょおう。
下値のメドは、今週の安値のパーテーションや75日線になってきそうです。


【仮想通貨】

■ビットコイン/米ドル

前週は再び7万ドルに乗せていましたが、今週は下落となりました。やはり7万ドルで売りが出た形です。レンジ間での持ち合いではありますが、7万ドルより上はなかなか厳しそうではありますね。

4時間足では下降トレンドっぽくなってきており、これが続けば日足でも75日線を割っていって下降相場入りとなりますから、まだ買いで引っ張っている人は、保持し続けるのか、それともどこかで利確するのか、ルール再確認しておきましょう。


■イーサリアム/米ドル

5月20日から始まった急騰も、完全に終了かというところ。持ち直すことができずにここまで下げてきてしまいました。
日足や週足はいったん止まるべきところで止まったかなというところ。

ここでなんとか下げ止まってバウンドできれば、買い場となって再び上昇の形作れるとは思いますが、下に割ってくる場合は売りによる仕掛けも視野に入ってきそうではあるので、どちらの可能性も含めて観ていくといいかと思います。


日経平均をスイング・デイトレ目線で分析・解説

ではここからはいよいよ動画後半部分、日経平均チャートにフォーカスして、スイングトレードデイトレード目線で解説していきます。

※本章は文字だけではわかりづらいので、動画でご覧いただくのをお勧めいたします。

以前にあげた下記動画でお話した内容をふまえた上で解説していくので、まだご覧なっていない方は、ぜひ先にご覧ください。

あくまで基本的なことしか解説していないにも関わらず、分足がおもしろいようにわかるようになります。日経平均を例にとって解説してはいますが、個別銘柄でも共通の話となるので、個別銘柄投資の人もぜひご覧ください。

改めて、先週の相場展望でお伝えしていたポイントを確認します。


  • A.上は75日線をブレイクして、ボリンジャー・バンド拡大期に転じての急騰。

  • B.上は75日線、下は100日線での持ち合い。

  • C.下は100日線をブレイクして、ボリンジャー・バンド拡大期に転じての急落。


ボリンジャー・バンドのトレンド発生は絶対に捕まえたいという中で、前週は日経225先物が3万8千670円で持ち合いの真っただ中で終わっていたこともあり、とりあえず週明け朝一は上下どちらに動くか様子見といったとっころ。
そんな状況の中での始まりから観ていきましょう。

【6月10日月曜日】

朝一で先物が一度下に振ったところから起き上がってきて、寄り付きで加速した流れがありました。ただ、上げると戻り売りがすぐに出てくるという、最近の傾向がここでも出ました。

この“行って来いな形”が少し迷わせましたが、9時20分に反転できたので、そこからは山あり谷ありで上昇していきました。
休憩中に先物が上げてくれたものの、現物の時間になるとすぐに売りが出てしまうのが後場も相変わらずな展開ではありましたが、13時台後半になると再度反転し、引けまで上げていきました。


【6月11日火曜日】

前日の大引後に先物が上昇していたこともあり、この日は空をつけて高く寄り付きました。最近の持ち合い傾向だと、9時05分の2本目のローソク足で下げてきてしまうことも考えられましたが、順調に勢いよく伸びていきました。

ただ、10時の節目になると、売りが出てきてしまいましたね。5月21日の高値が意識された形です。
前日から買いを持ち越している場合は、ここが利確ポイントとなるかどうかは人それぞれかと思います。今週観ていくポイントだったパターンAの急騰をねらってく場合は、翌日続伸できれば急騰がとれますから、できれば引っ張りたいなというところ。

ただ、デイトレレベルではこの10時の反転は利確ポイントになってくるかと思うので、この日に買いで入った人は切るべきところですし、なんならここから売りも可能でしたね。

この売りは前引けとか、後場に反転してくるところが仕切るポイントとなってきます。どちらかといえばメインは上昇目線で観ているので、売りは短く、でかまいません。サクッととれればOKです。

後場は持ち合いとなったのでほとんど手出し無用でしたが、最後は売りが出て空を埋めに行く流れとなりました。
前日から持ち越している人も、ここで切るという判断も一つあったかと思います。

結局大引け後には、先物がどんどんと下げていく流れとなりました。

先週の動画でもお伝えしましたが、こういった時間外の動きをCFDでとれるようになると、現物のヘッジとなって損失を軽減できるので、CFDはおすすめです。


【6月12日水曜日】

寄り付いた位置からして、上下どっちにいくかわからなそうだったので様子見していましたが、それはみんな同じといったところですかね。結局ほとんど動きのない日でした。

10時後半に一度下に割りかけたところはありましたが、こういった割りそうで割らないというところは、もたもたしていると結局買われてきてしまうのがあります。

休憩から後場にかけて少しですが買われる動きはありましたが、持ち合いの域を出なかったですね。
そしてこの日もまた時間外で先物に動きがありました。21時半の米の経済指標発表とともに大きく上昇となりました。


【6月13日木曜日】

前日の先物上昇の影響でまた高く寄り付くわけですが、9時00分の1本目のローソク足は注目してましたね。ここが上昇となって勢いづけば、パターンAの急騰もあり得るという中で、大きく上昇しかけたものの、結果として上ヒゲ陰線となりました。

となれば一転、日足の持ち合いの流れで下げていくことが想定できましたし、月曜日から買いで引っ張っている人は、絶好の戻り待ちの利確チャンスでもあったので、9時05分の2本目のローソク足は売り判断となりました。

ここ仕掛けてしまえば、もうこの日はお疲れ様でしたといった感じでしたね。
9時前半はまだ持ち合って余裕ありましたから、個別銘柄をあさる時間もありましたし、大引けまで下げて行ったのでかなり利益乗ってきます。
こういった売りが決まるとやっぱり気持ちいいものです。


【6月14日金曜日】

前日は深夜も下げ続けたため、空をつけて100日線付近から寄り付きました。
100日線を割っていく動きがあれば今週の想定の一つだったパターンCの暴落もありえましたが、上向きの100日線に対して、5/30にもブレイクに失敗しているので、様子見でのスタートにはなりました。

このあと9時45分に下へのブレイクに失敗するので、まぁもう無理かなぁとは思いつつ観ていましたが、やはり10時後半になると上に切り返してきます。この10時後半のところは買いで入ってもいいですが、一方でこの日は日銀会見が控えていましたから、様子見で手を出さないのも適正な判断といえます。

このあと休憩中に上昇するわけですが、あくまで結果論ですから、基本的にはイベント前は様子見でかまいません。ギャンブルプレイになってしまいますし、それでもなお損失を出す余裕のある、遊び程度にプレイできる余裕のある場合のみ、イベント前も気にせずプレイするといいでしょう。

そしてこのあと休憩中に上昇したあとは、13時になると早くも売りが出てきます。週末ですし、日足もぜんぜん方向感のない位置ですから、ここはスパッと切っていいところです。

大引け後については、225CFDの振り返りで観た通りですね。時間外で急落しているので、株価CFDでプレイしている人は、けっこうな下げ幅をとることができており、週明けに現物でも急落スイッチオンとなるかどうか、期待したいといったところです。

今週は振り返ってみてわかるように、前週に続き、先物やCFDで時間外のプレイができると、いかに強力か、ということがいえます。
CFDは一週間で約3,000円程度動いたので、短期プレイの人は十分に利益とれたかなというところ。

現物とは違ってほぼ24時間手じまいもできますから、週末の持ち越しなどしなければ、空をつけてしまったときの大きな損失もほぼありませんし、現物の損失をカバーできるのは強みです。
CFDの業者についてやMT5の使い方など、動画概要欄にブログを載せておくので、興味がある人はご覧なってみてください。


今週のトピック

次に今週のトピックとして取り上げたいのが、先週に続き懲りずにボリンジャー・バンドです。
詳しい解説は、先週の記事や動画を参考にしてほしいのですが、今週もボリンジャー・バンドは持ち合いを表す収縮の動きで、MACDも引き続きからみあっています。

ボリンジャー・バンドがトレンド発生を表す拡大への転換の瞬間をつかまえれば、急騰もしくは急落をとっていくことができますが、週末の先物の終わり方からすると、週明け急落の可能性が高いといえます。

ボリンジャー・バンドの形だけでいえば、急騰もしくは急落という2択にはなりますが、現状、海外勢が日本株を買いあさる理由も見当たらないといった点からも、あるとすれば急落かな、というところ。
日本株からNASDAQやS&Pの方にどんどん資金が流れる動きが、より一層高まる可能性もありますね。


今週の相場展望

では最後に、今週の相場展望について解説していきます。
楽天証券の日経225先物は3万8千460円で終わっており、現物でいうと、移動平均線の100日線よりも下です。

週明けの買戻しで100日線を上に抜けて25日線に寄って行く持ち合いが続くのか、それとも投げ売りで-2σに向かっていくのか。
どちらにしてもメジャーSQ後となり、週明けからけっこう動いてくる可能性はあります。
パターン別で考えると、

  • A.上は100日線を上に抜けていって、引き続き25日移動平均線を中心とした持ち合い。

  • B.収縮する-2σで反転し、上は100日線や25日線との持ち合い。

  • C.-2σをブレイクして、ボリンジャー・バンド拡大期に転じての急落。

といったところ。
短期的にガッツリとれて一番おいしいのはCですね。特に株価CFDなどで前週から売りを引っ張っている人は、伸びを期待したいところ。

あとは動画前半でも観た通り、各為替も高値意識されて円高に振れてくる可能性もあるので、連動してくるとさらに株安が加速する可能性もあります。
とはいえ、あくまでもまだ持ち合いは終わっていませんから、柔軟な立ち回りが必要になってきます。

最後に株やFXに影響しそうな経済指標発表がないかを確認しておきます。
寄り付き前に国内は機械受注、あとは11時に中国の経済指標発表が控えています。夜には21:30にニューヨークも指標発表を控えています。

来週も国内・海外ともに材料多めですので、引き続き時間外の乱高下は注意となります。
時間外でザラバとは逆の動きをしてきて、翌日の現物はまた全然動かないといった、現物が美味しくならない展開もありえるので、ポジション取り・管理は十分に注意しておきましょう。

というわけで、本日の解説はここまでとなります。平日に毎日動画投稿しているので、見逃さないためにもYouTubeのチャンネル登録をお願いします。

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