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キャリア教育×キャリアコンサルタントの可能性/総合的な学習の時間主任会

2023年7月下旬に愛媛県松山市の総合的な学習の時間主任会にて松山市から全国に広まりつつある「キャリア教育×キャリアコンサルタントの可能性」について、20名以上の松山市教員の方々にむけ、お話をさせて頂きました!

松山からスタートして現在NPO法人xTReeEが全国各地に展開しているキャリアコンサルタント×キャリア教育プログラムの2つの実績や効果をご紹介

その後、東京学芸大学「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」で開発した「職業人しらべ」の一部のワークショップを体験して頂きました。

研修後の教員の方々の感想

こちらで一部紹介させて頂きます。

今の学校では、生徒も教員も日々やならければならないことに追われて余裕がありません。今日のキャリアカウンセリングは、今の生徒にも教員にも必要なものだと思います。もしかしたら教員の方こそ必要な気がしました。落ち着いて自分を振り返る時間が大切だと思います。

キャリア教育について、改めてしることができました。
現在の学校で生徒一人と将来について話す機会はなかなかないので、国家資格を持たれているキャリアコンサルタントの方々に相談にのってもらえるのは良い経験になると思いました。また中学校時代に本気で将来について考えられるのは、高校選択や目標設計に役立つと思いました。

友人のいいところはすぐに挙げられるのに、一方で自分のことは語れない。
キャリア教育の不十分さを感じています。一つの職業について調べるのに重点をおくのではなく、まず自分を知り、何に興味があるのか、どういう生き方をしたいのか、しっかり考えさせたいです。

小・中・高と継続して見届け教えることが求めらえる教育の分野であることからNPO法人やキャリアコンサルタントの方など、外部の視点を取り入れ、開かれた教育課程の中で進めていくことも大切だと感じました。
キャリアコンサルタントがキャリア教育に関わって頂くことで、現在学校で行っている授業が充実するのではないかと感じた。変化の激しい時代に今までと同じようなやり方を続けるだけでは十分ではないと思うので、人生の在り方や自分の好きなことを着目して話をして頂けるキャリアコンサルタントに関わって頂くことを考えていきたい。

中学生という多感な時期に教師や保護者以外の大人たちからいろんな話と聴いたり、自分の本音を聴いてもらうことは非常に貴重な経験だと思うので、今回の実習で聞いたお話をまた機会があえば、どのように活用できるのか考え、取り入れさせて頂きたいと思いました。

今までもキャリア教育に取り組んできましたが、職業しらべや職業体験活動を中心に毎年同じように実施してきました。しかし現在の小中学生をみていると、自分や未来について考えたり、振り返ったりすることが少なく型にはまった学習になってしまうことが多かったです。今回の研修を通じて「自分らしさ」の発見の大切さを再確認できました。自分の知ることから自分なりの自分らしい未来を考えていける授業を実践してみたいです。

職業しらべや職業体験を経ても、具体的に将来就きたい職やなりたい自分の姿をイメージできない生徒が多いという実感があります。今回お話をしていただいたキャリアコンサルタントの方のような専門性のある個人や団体と連携することで現状を変えていけるのではないかと感じました。

自分の学校でも自身を持てない生徒が多いと常に感じていました。リフレーミングも実際に行ったりしていました。ですが、やはり教員の力だけでは限界があるとも感じていました。私たち教員がカバーできること、プロの外部の方の力を借りてカバーできること、それぞれの得意の分野で子どもたちの心の奥にある“力”を引き出してあげたいと思いました。

中学校で今実施しているキャリア教育とは、違った広い視点で「生き方教育」の在り方を学ぶことができました。職業しらべも単調になりがちだったので、今回のワークショップで体験した「職業人しらべ」は深い学びにつながり、とても有意義でした。私自身キャリアコンサルタントに大変興味があり、生徒たちが夢や希望、自信が持てるように傾聴し、アドバイスしていきたいです。本当に貴重な講話をして頂きありがとうございました。

インタビュー活動を通して、話を受容してもらうことの楽しさを味わいました。今までの自分を振り返り、生き方を肯定する機会にもなりました。人をかかわりあう時間はやはり楽しかったです。中学生に自分のよいところを書かせる活動をしますが、一人ひとりとかかわりながら、良さに気づかせる時間を充実させることが、その活動を意義あるものにすると改めてわかりました。新しい学びをありがとうございました。

キャリアコンサルタントからみた課題について大きくうなずくことができた。学級の生徒か我が子を見ていても、自分のことを話せない、自分に自信がもてない子どもが多く感じる。インタビューを通じて、対話することで肯定的に捉えられると、それがさらに自分の力になると体験を通じて楽しく学べた。子どもの「好き」が原動力になり、生き方につながるように総合的な学習の時間などを通じて関わっていきたいと思う。

今回のご講和を受けて、キャリア教育に対する見方、考え方が広がったと思います。キャリア教育は総合だけではなく、教科、特活等あらゆる教育活動を通してなされるべきであり、生徒たちが自分の人生に対して前向きに、やる気をもって考えていけるかが大切だと思いました。“教師”という立場より“一人の人間”として、生徒たちと向き合い、生徒たちが、多種多様な進路、人生の路を考え、行動できるように、ともに考える姿勢でありたいと思います。

今回の研修を通して、今の子どもたちにとっての課題、キャリア教育の課題について理解でき、また納得できる内容でした。キャリア=人生ととらえてキャリア教育をすべきということは頭ではわかっているけれど、日々の学校教育の中ではなかなか個々の生徒が考えているところまで深く話を聴くことができなかったり、目先の高校受験のことに意識がいってしまうことが多いので、今日の講義でいろんなことを気づかされました。キャリアコンサルタントのようなプロの方と実際に対話を一人ひとりがすることで子どもたちの未来がより広くなっていくことはとても良いことだと感じました。


研修を終えて

3年前に松山市の一つの学校での挑戦からスタートしたキャリア教育×キャリアコンタントの授業が私たちの活動の基礎であり、その松山市の教員の方々にお話ができる機会を頂き、感謝しかありませんでした。
授業後の教員の方々の感想をみて「この活動をより多くの学校に広げていきたい」と逆に勇気をたくさんいただいた気がします。
ありがとうございます!!

この後、教員にむけたオンラインキャリアカウンセリング体験会を開催し、多くの教員の方々が参加いただきました。その結果は後日ご案内します。

最後に当日秘話

現在、四国で活動しているメンバーが授業を盛り上げるためにこちらの姿で授業に急遽参加、その勇気あるアクションで応援していただいた仲間やそれを温かく迎えてくださった教員の方々にも感謝です!


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