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炎上川柳
さて、国葬も決まった安倍元首相の暗殺事件。テロなのか?個人的な恨みなのか?宗教と政治の関係は?無敵の人を社会はどう包摂していくのか?手製銃の模倣犯は出るか?そもそも街頭演説って必要?警備の問題点は?などなどいろいろな視点と意見がありますが、これらはもうちょっと事件の詳細が解明されるのを待って僕の頭で整理してから書こうかなと思います。気の重い話なので結局書かないかもしれないです。
今日はメモとして、朝日新聞の7月16日の川柳コーナーが絶賛炎上中なので記録しておこうと思います。
たぶんすぐにリンクが切れると思いますが、こんな川柳を載せてしまったようです。
疑惑あった人が国葬そんな国(福岡県 吉原鐵志)
利用され迷惑してる「民主主義」(三重県 毎熊伊佐男)
死してなお税金使う野辺送り(埼玉県 田中完児)
☆忖度(そんたく)はどこまで続く あの世まで(東京都 佐藤弘泰)
国葬って国がお仕舞(しま)いっていうことか(三重県 石川進)
動機聞きゃテロじゃ無かったらしいです(神奈川県 朝広三猫子)
ああ怖いこうして歴史は作られる(福岡県 伊佐孝夫)
選者評はこちら。
一句、国会虚偽答弁118回。二、三句、批判句際限なく。四句、なぜ国葬か。五句、日本国の弔い。六句、テロリズム=政治目的のために暴力に訴えること。
通常の日本人の感覚として、初七日や四十九日は喪に服すもので、それに反する死者の冒涜ではないのかと右派はもちろんもっと多数の国民から嫌悪感を持たれてしまったようです。さすがにちょっと引きますね。これは。
前の記事で僕は参議院の半数改選を忘れており、左派一掃の可能性とか大げさな感じで書いてしまったのですが、こうして余計なことをして退潮に加速をかけるのはやはり確実なようです。
新聞も営利団体なので、お金を払わず文句をいう人たちは無視して、お金を払って購読してくれる人向けに記事を書いてしまうのでしょうが、ここまで品位や冷静さを欠いてしまってはジャーナリズムの名が泣きます。少数を過剰にもてなして、国民の大多数を敵に回す。そんな没落の道をひたすら歩んでいるようです。ツイッターのハッシュタグには #朝日新聞を廃刊に がトレンド入りしています。読者から寄せられた投稿、という体裁なのもカッコ悪さに拍車をかけています。覚悟があるなら社説で堂々と安倍さんの悪口を書けばいいのに。
個人的には、国政政治家が暗殺されたとしたら、与党でなくても、安倍さんくらいの在任期間、実績がなくても、国葬でいいかなと思っています。民主主義政治に100%は有りえず、無理やり合意形成する側面が拭えない。ということは人の恨みを買う確率も高い。でもそれぐらい命がけでやっていただかないと人は動かない。だから志半ばの絶命は国が弔うぐらいの意思を示すのが、民主主義を担保することになると思います。
功罪相半ばするからしない、とかいったら政治家は全員功罪相半ばする人しかいないのです、左翼の皆さん。。。
ちなみに、7月15日(前日)の東電の元経営陣へ13兆円賠償の判決を受けて、という川柳も大炎上しております。
還らない命・幸せ無限大(福岡県 桑原正彦)
ほとんど意味不明な川柳が選ばれています。東電ではなく元首相への揶揄では?ともっぱらの評判で、もう嫌悪感やあきれを通り越して、滑稽さすら感じます。あるいは、断末魔の叫びのような。
購読者数は毎年減り続け、新聞メディアは過去のものになりつつあります。こうして変な読者サービスに走るのなら、ますます本当に近いうちになくなるのかな、そんな予感が強まります。それも仕方ないかな、とも思います。
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