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読書感想文 ごんたくれ

江戸時代の実在した絵師たちを物語の中に生きさせたような。江戸時代の絵師の史実はたぶん武士ほどは史料は残っていないのではないかとおもうのですか、この物語の中で人間味に溢れるそれぞれの絵との向き合い方や、生き様がひとつの線となってきれいに描かれているお話でした。話の中に出てくる絵を見に聖地巡礼したくなる様な表現豊かな文章で書かれていて、とても登場人物の描き残した絵を見にいきたくなりました。
この本を読んだあと絵を見るとまた見え方が変わりそうな気がします。
写真のない江戸時代、画家の在り方、弟子や一門という形で職業として成立していたことなんかも面白いなぁと思いました。

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