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発達凸凹グレーゾーンだから合うシンプルな暮らしを叶える方法



こんにちは。整理収納アドバイザーでゆるミニマリストのいーこです。

発達凸凹の特性を持つ方にとって、視覚的な情報量が多い空間は大きなストレスの原因になります。
私自身も、キャパシティがそれほど広くないと感じることが多く、視覚的にシンプルな空間で過ごすことが精神的な負担を軽くすることを実感しています。

数年前、発達障害の片付けファシリテーターの勉強会に参加したときに、とても印象に残る体感ワークを経験しました。

それは、ペットボトルの底をくり抜き、その小さな穴から目を覗かせて周囲を見るというものでした。目の前の視界が非常に狭くなり、何かを探すことがとても難しく感じました。

このワークは、発達凸凹の特性の一部である「集中していると周囲が見えなくなる」や「物を探すときに全く見つけられない」といった状態を疑似体験できるもので、私自身その難しさを強く感じました。

このような経験から、視覚的にシンプルな空間を作ることの重要性を再確認しました。シンプルな暮らしは、特に発達凸凹の特性を持つ方にとって大きな助けになります。

部屋の色数を統一し、視覚的な混乱を減らすことで、どこに何があるのかが一目でわかるようになり、探し物によるストレスも軽減されます。
だからこそ、私はミニマリスト的な暮らしを発達凸凹さんにこそ強くおすすめしたいのです。

では、どのようにしてシンプルな空間に一歩近づけるのか。簡単に始められる3つのステップをご紹介します。


1. テーマカラーを絞る

まず、部屋や生活空間のテーマカラーを2〜3色まで絞ってみましょう。これにより、部屋全体が統一感のある空間となり、視覚的な負担が減ります。

2. その他の色のアイテムを手放す

テーマカラー以外のアイテムや装飾品は、思い切って手放すことを検討してみてください。色の多様性が減ることで、視界がスッキリし、脳も混乱しにくくなります。

3. コントラストをハッキリさせる

ベースカラーを薄めの色、持ち物を濃いめの色にするなど、コントラストを強調すると、物がどこにあるかがより分かりやすくなります。視覚的な混乱が減り、効率的に探し物ができるようになるでしょう。

これらを意識することで、空間がシンプルになるだけでなく、片付けや整理整頓がしやすくなります。

行動を促す『期待感』の活用

片付けを進めるために、もう一つ注目したいのが「期待感」を利用する方法です。人間は、期待感が高まるとドーパミンというホルモンが分泌され、やる気が出て行動に移しやすくなります。

例えば、クッキーが目の前にあったとき、食べたら幸せな気分になるだろうと感じ、その期待感からクッキーに手を伸ばすという行動を取ります。この期待感の感覚を片付けに応用するのです。

欲しい未来を思い描き、それを実現するために具体的な片付けの行動を少しずつ取っていく。

ドーパミンが分泌されている別のタイミング、たとえばお菓子を取りに行こうとしたその瞬間に、先延ばしにしていた片付けに手を付けてみるのも効果的です。驚くことに、これをきっかけに継続的に行動しやすくなるのです。


まとめ


発達凸凹さんにとって、片付けや物の管理は時に難しく感じるかもしれませんが、視覚的な情報を減らし、シンプルな暮らしを目指すことで、少しずつ自己肯定感を高めることができます。そして、その暮らしの先には、より心地よい毎日が待っているのです。








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