人を動かすのは断言
良くも悪くも人が他者の意見に賛同するのは断定的発言、その命令にある。
共通認識
ヒトラーが行った人心掌握術は、その時代で最もわかりやさすかったテーマである優生思想を取り上げながらユダヤ人は悪であると断言したことによってヒトラーと国民との共通認識として一体化させたから統率が可能となった。その後の活動は決して許されることでは無いがヒトラーもそれを理解しているからこそ利用している、断言は洗脳の一種でもあり、洗脳さえしてしまえばどんな命令をも受け入れてしまう。
ここにもし不安定な言い回しや、曖昧な発言などされても誰も理解てきないしついていこうと思わない。そして何よりヒトラーは正義の為であるとして活動していたからこそ断言していた、正義の中にこそ悪があるのは本人に悪意が無いからこそその悪行が活発化しては活動的になっている。
だからこそ他人を動かしたいのなら断定してしまえるぐらいに自身を信じていて必ず断定的な言葉で誘導し洗脳しなければならない。
理解ができる事が必ずしも正しい訳ではない
間違っていても人はその理解のしやすさに対して善悪のような判断を持ちやすい、基本的に人は0か100での思考で判断しやすく、もし相手側に対してこちらがアプローチをして思いのまま操りたいのならわかりやすい言葉で断定的に語り、相手の脳内での心地よさを重視しながらこちらとの一体感を持たせる必要がある、そうすれば相手は業務的に躊躇いなく人を殺すまでに従順になってくれる。
最も見抜きにくい嘘は断言
人は皆、自身の評価が高いからこそ簡単に信用しないと思っているがその実、最もわかりやすい断定的な発言に対して疑いながらも半ば信用し、そこからさらに怯むことなく断定し続ける相手に対して、否定しなくて良いんだという安心感から信用する。
脳は否定すると疲弊する
疑うというのは実は簡単ではなく、断定的に思考することのほうが心地良い、否定し続けることも断定的だし肯定し続けることも断定的であるから、その曖昧さが回避されると脳は楽が出来るので、人は一様に断言されると信用したくなるし自身に対しても断定的な思考を持つ方が楽が出来るようになっている。
これの強いところは知能があろうが無かろうが断言することでの他者へのアプローチは大差ないということ、自分に言い聞かせることにも大差がないということ。
愚者が言い切っても賢者が言い切っても人心掌握術になるし利己的にもなる、嘘でも真実でも同じで、悪でも正義でも同じだ、断言するというのはそういうことだ。
このことに間違いはない。