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箱の中の猫

シュレーディンガーの猫の解釈から少し視点を変えて考察してみた。


製作者がある問題を出した

問.
「ここに箱がある、この箱には猫は入っているか?」

答え.
製作者の意図『猫は入れていない』ので猫は入っていない。


不確定要素

箱は裏表左右何処からでも開けれる為に、認識する場所から後に再度確認すればあとから侵入した猫の存在をあとから認識する可能性がある。


とある猫の動画

箱を片付ける為に箱を開けたときには箱は空だった、その箱を裏返した時に椅子に座っていた猫が開けられた箱の裏側から侵入しその箱に入る、見た目はまだ完全に開いていない為に先程確認した箱は空だという認識に入ってからまだ開封されていない左右と表側の部分から視認して先程開けた情報から箱は空だと認識して表側も開ける、そうすると裏側から侵入した猫が箱に入っていたと認識が変わり猫が入っていないという情報と猫が入っていたという情報が両立される。

その箱には猫をあらかじめいれていた訳ではなく、猫はあとから入っている、製作者の意図にこの箱に猫は入っているかという問いであった場合、その猫が入っていなくてものちの要因からその製作者の意図とは違った回答が生まれる。


別のパターン

箱には確かに猫は入れてないが、何らかの原因で他の猫入りの箱とすり替わったりすることもあるし、他の要因からその箱に猫が侵入して、さらに偶然にもその箱が開いているとして焦った愚者がバレたら損害金を払わなくてはいけないとしてその箱をしっかり閉じてしまったとする、さらにはその不正を行った理由が前日にポーカーでぼろ負けしてしまったことによって金銭的余裕が無かったことによって行われ、さらにはそのポーカーは箱の製作者が開いた企画だったとした場合、その箱の問題はこの時点で製作者の意図とは違う答えが確定していたということになる。

箱の開け方によっても他の要因からもその答えが変わってしまうし、同時に猫は居なかったが居たという事実も状況として成り立つし、猫を入れていないが入っているという状況も成り立つ。


親殺しパラドックスは数学的に否定された

数学者が数学的に否定したことからも、過去にタイムリープできたとしてもこの箱の中の猫の問題のように事実がどうしたって変わらないのかもしれない。

しかし、人間の範疇での現在の科学はこれから人よりも優れた知能を持ったASIの誕生によって変わるかもしれないという点を否定できない、それは箱の中の猫と同じで予想出来ないことと同じだ。


シュタインズ・ゲートの解釈

過去にタイムリープして過去の事実を変えずに中身を変えることで未来を変えた、このことは現在数学的には否定された訳だが、今後この否定の否定がされる可能性がある。

その箱の中の猫はとんでもないところから侵入しては様々な未来を変更し、多世界解釈を可能にするのかもしれない。

事実は製作者の意図すら動かす。

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