東京マラソン2025のエントリーを読み解く――パリ五輪後、新たなスタートの幕開け
1月25日土曜日。例年なら、明日の大阪国際女子マラソンに行くところですが、2月は神戸競歩に大阪マラソンもある。さすがに“大阪に行きすぎ”かもと自分にツッコミを入れて、今回は都内でのんびり過ごすことにしました。そんなタイミングで発表になったのが、東京マラソン2025のエリートエントリー。公式サイトを見ると、レースディレクターの大嶋康弘さんが「エリートレース展望」を書いていて、これがなかなかに読み応えがありますし、みな、これを読み飛ばしてエントリー表を見ていると思うのですが、これはプロレスでいえば、「アングル」みたいなもので、ここを読まずして、レース展開は読み解け無い。なぜなら、レースディレクターが世界中のマラソンランナーの代理人とお財布を見比べながら、近い時期に行われるロンドン・ボストンのレースディレクターと駆け引きをしながら「見どころのある」マラソンを作り上げていくからです。つまり、このレース展望こそが、今回の東京マラソンの設計図。これを見ずして、東京マラソンを語ることなかれ。というものなのです。
男子エリートの目玉は“チェプテゲイの本格参戦”
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