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朝、蝉の声が聴こえた。今年も、ちゃんと夏がきた。暑いのは苦手だけれど、あたりまえに季節が巡ってきてくれたことが、なんだかとてもうれしい。 。 ここ数ヶ月、パタパタと慌ただしく、日々を過ごしていた。なんとか乗り越えた今、ふりかえると、どうしてそんなに慌ただしかったのかすらも、思い出せないから不思議だ。喉元過ぎれば、熱さ忘れる。 。 ゆっくりとごはんをいただく時間が、とにかく幸せ。このあいだ、ズッキーニをうすく切って、かるく塩揉みしてサラダにして食べたら、すごく美味
身のまわりで かなしいお知らせがつづいて すこし元気をなくしていました。 目に見えるものすべてが どこかむなしく感じて なにもかも無意味におもえたり。 そんな日々をすごしています。 神さまは こころの美しい人を そばに置いておきたくて はやめに連れていって しまうのでしょうか。 そう思わないと、 あまりにもかなしいのです。 「悲しみこそが愛の絆」 という言葉を 以前、本で読みました。 うしなったひとへの 愛が深いほど 悲しみは大きくなります。 悲しむことは 愛を
「ありがとう」。 この言葉に支えられて、 生きてきた気がします。 これまでにもらった たくさんの ありがとうの言葉。 じぶんのなかに芽生えた たくさんの ありがとうの想い。 そのすべてを記憶できている わけではありません。 けれど、 わたしが歩んできた人生の 一日一日は、ありがとう に 救われてきたと思っています。 ◯ 過去につくった絵本のなかに 「とうめいくんとポチ」という お話があります。 (みじかいお話ですので、 ぜひ読んでみてくださいね。🐶) 「自分ら
すっかり日も暮れて とぼとぼと 家路につく道すがら、 わたしはよく 夜空を見上げます。 目を凝らして 夜の闇を見つめていると ぽつり、ぽつりと ちいさな星の光を 見つけることができます。 ほんとうはもっと たくさんの星々が 瞬いているのだろうな、と 目には見えない星たちに 想いを馳せます。 わたしは、 星たちに尋ねます。 わたしは何のために 生まれてきたのでしょうか。 星たちはなにも言わず ただ静かにそこに在って 美しく瞬きつづけているのでした。 。.・゜☆・.・
秋も深まり、ことしも残すところ わずかとなりました。 みなさまお元気ですか。 わたしはすこし燃えつき気味ですが ぼちぼち元気にやっております。 9月の終わりごろ 絵のテーマを募集しております、という noteを書きました。 ありがたいことに 素晴らしいテーマをいくつかいただき、 それから一ヶ月半ほど 作品制作に没頭していました。 そして先週、無事すべてを 描きおえることができました! テーマをくださったみなさま、 作品をご覧いただいたみなさま、 ほんとうにありがとう
昨日、巷で話題の アニメーション映画をみてきました。 ネタバレを必死で見ないようにして まっさらな状態で鑑賞しました。 もう終始泣きっぱなしでした。 観客の中でも 一、二を争うくらい 泣いていたかもしれません。 評判の通り 素晴らしい作品でした。 「運命」というものは あるのだろうかと 考えることがあります。 親や兄弟 生まれる場所 生まれる時代。 たいせつな人との出会いと別れ。 突然ふりかかる災いや病。 自分ではどうすることもできない 不条理なできごと。 生
以前、知人から こんな言葉をかけられたことがあります。 「人生なにがあるか分からないよ。」 たしかに。 人生というのは いろんな意味で なにがあるか分かりません。 考えもしなかった道に 進むことになったり 想像もしなかった未来が 待ち受けていることは珍しくありません。 これから先どうなるかなんて 世の中のことも、自分のことも、 まったく分からないものですよね。 その言葉を受けとった 当時のわたしは 先の見えない未来が ただただ不安でした。 不幸なことが起こるかもし
早いもので、9月も終わりですね。 昨日、散歩中に とんぼが飛んでいるのを見つけまして 秋の訪れを感じました。 今年も残すところ、あと三ヶ月。 一年というのはあっという間ですね。 時の流れの早さを感じるとき いつも心にふっと浮かぶ たいせつな詩があります。 「さくら」 茨木のり子 ことしも生きて さくらを見ています ひとは生涯に 何回ぐらいさくらをみるのかしら ものごころつくのが十歳ぐらいなら どんなに多くても七十回ぐらい 三十回 四十回のひともざら なんという少なさ
こどもの頃から じぶんの意見を言ったり じぶんの気持ちを表現するのが とても苦手でした。 いまでも、周りからは 「何を考えているか分からないね」と 言われたりします。 存在感も薄いせいか ずっと近くにいた人に 「……いつから居たの?!」と ビックリされることもしばしばです。 意見を言ったり 気持ちを表現するのって たいせつなことなんだ、と あたまではわかっていました。 けれど、 行動にうつす勇気がもてずに ずっと「沈黙の人間」として 生きてきました。 どうして、わた
「言葉は人をつくる」 棋士の羽生善治さんの言葉です。 以前なにかのインタビュー記事で読み ずっとこころに残っています。 人間の脳は「人称」を認識できない という話を本で読んだことがあります。 だれかに「ありがとう」と言うことは じぶんに感謝していることになります。 ポジティブな言葉を伝えることは じぶんに言っているのと同じなんですね。 (もちろん、逆も然りです。) あたまで思い浮かべ 声にのせて発し その音をじぶんで聴いているわけですから、 二倍にも、三倍にもなって
朝夕はすこし暑さが和らいできて 季節の移ろいを感じますね。 わたしは四季の中では 「秋」がいちばん好きです。 木々が枯れていくような 寂しさもあるけれど それぞれが閉じていく感覚があって。 自分自身を振り返ったり、 問いかけたり、あたためたり。 秋から冬にかけては そういったやさしい雰囲気に 包まれる気がするんです。 はやく秋が来ないかなぁ...と 心待ちにしていたところ、 noteで可愛いどんぐりのお写真を発見! あまりにも可愛いので イラストを描いてみました。
月って 不思議な魅力がありますよね。 きれいだなと 思うことがほとんどですけれど ぞっとするほどに 不気味にみえることもあったりして。 夜空に浮かぶ月をみると 感傷的になりがちです。 わたしは じぶん自身のことについて どこか「欠けている」という感覚が ずっとありました。 じぶんの 足りない部分や だめな部分ばかりが目について、 自信なんてこれっぽっちも 持てずに生きてきました。 ほんとうは 欠けてなどいないのです。 この世に存在するものすべてが ありのままで完全
わたしの日々の楽しみのひとつ。 それは、哲学書を読むことです。 「哲学」と聞くと 少々難しいイメージがありますが 読んでみると、とっても面白い。 本日は、さいきん読んで面白かった フリードリヒ・ニーチェの哲学について 書いてみようと思います。 不幸は架空の価値観によるもの わたしたち人間は 架空の価値観に振り回されて 不幸になっている…。 初っ端から、顔面パンチを くらったような衝撃の内容ですね。 しかし、 よくよく考えてみると その通りかもしれません。 常識や